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【読書リハビリ12月】本が読めない24歳の読書記録”傲慢と善良”

読書好きなおばあちゃんの部屋にある、おばあちゃん図書館の中で見つけました。
続きが気になりすぎて黙々と読んでいたら、1週間で読み終わってしまった。
今月残りあと3週間、何読もう…

重い

あらすじを一言でいうと、婚活で出会った架と真実のこじらせ恋愛話。
ただ、一般的にみんなが見てみぬふりするところを全部つついて掘るので、
心にグサグサとくる。

この小説はすべての場面が深刻に書かれていて、とてもヘビーです。
物語の中盤を読んでいるときには人からどう思われているのかが気になり、怖くなった。
私みたいな物語に感情移入しやすい人は、「同じ状況を面白おかしく解釈する人もいる」ということを知っていると本が読みやすいかもしれません。
この感覚思い出せてよかった…

前半を読むと、真実が「めんどくさくて微ヒステリックな女」という印象だけど、こういう女の子はよくいるし、こういう展開も実はよくあるはず。
失踪はないかもだけど、とても他人事とは思えなかった。

私は真実だ。

真実と似ているところが多々あってグサグサきた。痛かった。
恋愛に夢見がちなところとか同じでした。
普通に出会うとすてきだと思う男性でも、アプリで出会うと点数で見えてしまう。しかも減点法で。
でも学生時代にちゃんと恋愛をしたことがないから、自然な恋愛の仕方が分からず、免疫がない。
だから出会うたび、相手に過度な期待をしてしまう。
この人と一緒に居れたら、退屈な自分の人生が色づくかも。
この人と一緒に居れたら、自分のことを好きになれるかも。

この恋愛がうまくいかなくても、世の中にはたくさんの男性がいるんだから、どこかに私が本当に好きになれる人がいるはず。
一人の人に固執しないのはいいはずだと思っているのに、誰にも本気になれいことがとても寂しい。
そしてどんどんノリで付き合えなくなり、その人のことを許せなくなる自分がとても嫌だ。

寂しいけど、とりあえず今は目の前の仕事に全力で取り組もう。
そして人のことを許せるようになろう。
こうやって一つ一つ深堀りすることも大事だけど、それと同じくらいうまく流していくことも大切。少なくとも今の私には大切。
来年に向けての目標にします。



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