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【読書リハビリ3月】本を読めない23歳の読書記録「終電前のちょいごはん」

3月に読んだこの本が好きすぎて、そのまま続編(と呼んで良いのかわからないが青い表紙のほう)を読みました。
そして5月に入った今、月一の本記録を書いていないことに気づきました。

早速、あらすじともネタバレとも言えないまじでただの感想スタート。
まず、少し「阪急電車」に似ていると思いました。(阪急電車大好き。とても好き。)
大好きな福岡が舞台のこの小説は、表紙の可愛さと薬院が舞台なところに惹かれ購入。
読み始めてすぐ、苦手としている短編集パターンか…?と思いましたが、ふんわり全部つながっているからか、気づいたら毎晩この世界に入ることが楽しみになっていました。
この物語は、各お客さんの「ほんの先の未来」が想像しやすく、それでいて大きな変化が起きないので不快感なく読めます。
ふみさんはもう絵で描けそうなくらいイメージついているし、出てくるお酒とこつまみがおいしそうでならない。
この本を読んでから、おいしそうなチューハイとおうちにあるものでこつまみプレートを作ることが仕事終わりの楽しみです。

私が一番好きなのは、出版社で働くおいちゃん(お兄さん?)がメインの章。うろ覚えですが、
おいちゃんの知人か誰かが悩んでいて、自己啓発本を買いに来たのにふと目に入った小説を読んで心が軽くなった、みたいな部分があるのです。
まさに私やん!!!と思いました。
自己啓発本さえ読めたら完璧な人間になれると思っていた私は、小説や漫画みたいな架空話の必要性がまるでわかりませんでした。

でもその考えが変わってきたのはこの【読書リハビリ】のおかげ。
大切なことって流れとか背景があった方が記憶に残るのではなかろうか。と最近思っています。

直線的な伝え方がビジネス書や自己啓発本で、曲線的な伝え方が小説や漫画のような感覚。
いや、なんかもっと言い換えられるなこの気持ち。
すぐ答えを求めるよりも、その答えを選ぶ過程を楽しめるほうが人生の充実度が上がる気がする、みたいな感じです。
もっとすてきな言葉で言い換えたい…

少なくとも、今までたっくさんの自己啓発本を読んだのにいまだに生きづらい私には、小説が合っているかもしれないと思いました。
これからも読むぞ、小説。






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