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とらわれた心を自由に


「つい人のせいにしてしまいがち」

とか、

「自分さえ我慢すればと思ってしまう」

とか、

「いつもこう思ってしまう」という思考の癖ってあるじゃないですか。

それがポジティブで長所となるようなものなら素晴らしいし、幸せなことです。

でも、大抵の人が感じるのはネガティブな方の思考の癖ではないですかね。

例えば、

「〜しなければならない」
「〜すべきだ」

という「べきねば思考」は時に自分を苦しめることもあるでしょう。

なおしたいと思っているかもしれません。

なおしたい人はその思考の癖に気づいているということだから、それだけでも気づいていないよりずっといいと思います。

気づくことで改善につながるかもしれませんから。

気づいていなければ、

「こういう場面でなんでいつもイライラするのか自分でも分からない。」

というように、分からないままで結局放置してしまったり。

つまり、気づくことが改善の第一歩だと思います。

「自分にはこう考える思考の癖がある。」

って理解できると、前より冷静に客観的に考えられるようになるんじゃないでしょうか。

「あれ?私またこんな考えた方しちゃってた。」

って思える。

そんな思考の癖をカラーバス効果を使ってなおしていけないだろうか?

という話です。

最近そんなこと考えてます。

カラーバス効果の説明はこんな感じです。

カラーバス効果とは、ある特定のことを意識し始めると、日々の生活の中でその特定の情報が自然と目に留まりやすくなる現象のことです。

BE PLANNING


言葉を知らなかった方でも、

「ああ、あの現象のことね。」

って思いあたる経験があるのではないでしょうか。

例えばキャンプが趣味になった途端に、やたらキャンプ用品やキャンプの情報が目に入るようになったとか。

夫が欲しい車ができた時に、

「あの車が急に増えて俺の周りを走るようになったんだ。」

と言った時には

「そんなわけないでしょ〜。」

と笑ってしまいました。


意識するだけで周囲が変わった訳ではないのに、対象となるものが増えたように感じたり、集まってくるように感じたり。

面白いですよね〜!


この「意識する対象」を「思考の癖」に向けてみるんです。

思考の癖は一つではなくいくつもあると思いますが(気づいていない場合も含めて)、まずは一つに注目してみては?

例えば私の例で言うと、

「きちんとしなければならない」

があります。

「きちんとするのはいいことでしょ?なおさなくていいじゃん。」

と思う人もいるかもしれませんが、よくないのは「しなければならない」の部分だと思います。

自分で自分の枠を作って当てはめようとしているような。

当てはまらなければ自分を責めたり、時に苦しくなったりするような。

私の場合特別意識しようと頑張った訳ではありませんが、気づいて意識してからその思考の癖に「出会う」ことが急に増えたんです。

正確には、前からたくさんあったけど気づく回数が増えたということでしょうね。

誰かとの会話の最中や後に、

「なんで私こんな言い方したんだろう?あ、またきちんとしなきゃって思ってたわ。」

と、ふと気づくようになりました。

それと同時に

「そんなきちんとしなきゃって思わなくても大丈夫なのに。もっと力抜いてもいいのに。」

って思う自分がいます。

これって繰り返し気づくたびに、自分に「しなければならない」を手放してもいいよって許可を出しているようなものですよね。

そんな風に考えているから尚更「きちんとしなければならない」がやってきた時に、「またきたか〜。」と気づけるようになる。

そのループに入り始めたような気がしています。


気づいて、手放すことを許す。

気づいて、手放すことを許す。

そうやって本当に手放していける気がします。

そして、手放せたら肩の力が抜けて楽に生きられるようになると思うんです。

まだまだ他にも「べきねば」があるから、簡単に全部は手放せないですよ。

どれくらいの時間がかかるかも分かりません。

でも前に進めている感覚はあります。


あなたも、なおしたい思考の癖があったら自分を責めるのではなく、

「そんな風に考えるとこあるよね〜。でもそれ手放してもいいかも。」

って考えて、まずは

自分はそんな思考の癖がある

ってことを理解して、受け入れて、それから意識してみてください。

気づいただけで、次に同じ思考の癖がやってきた時に分かればそれでよし。

何の変化もない、分からない場合には、あえてそれを意識してみてください。

忘れちゃうようなら、スマホにメモっとくとかどこか目に入るような工夫をするのはどうでしょう。

私もまだ完成形ではないけど、やってみる価値はあると思いますよ〜!

興味を持った人はまず一つ、自分の思考の癖を探してみて。






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