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「1006」って何の数字?小学生で習う漢字の数です!

小学生にとって漢字の勉強は一番と言っても良いほど重要な学習です。漢字ができないと、本当に全ての勉強につまずいちゃうのは、読者の方にも想像ができるんじゃないですかね。漢字を知ることは言葉を知ることと同じですね。言葉を知ることは文章を読んだり書いたり理解したりする力になります。

文章を読む力は他のどの教科にもつながる力ですよね。
文章を書く力は相手にわかりやすい文章を作り話したりできる力になりますよね。
文章を理解する力は自分で調べることができる力になりますよね。
漢字は勉強をしていく上で根源たるものになるわけですよ。

特に小学校3年と4年では200字の漢字を習い、一番ウエイトが高い学年です。だから、小3くらいから「漢字が嫌い」「苦手」というお子様が増えてくるんです!

小学生で漢字でつまずくのは非常にまずいことなんです。その後の人生に影響を与えてしまいます。
じゃ、つまずきを克服する方法はあるのか!?

その方法について書いていきます。これは僕の経験からなので、脳科学の観点からとか研究に基づく参考資料みたいなのは全くありません。ただ根拠は経験によって積み上げてきたつもりです。実例とともに解説していきます。

実例その① 漢字を作っちゃう

左右逆、どこか微妙にちがう、おしい、みたいな字を書く子がいますね。よく保護者からは「自分で字を作ってしまう」って言われます。

この実例の子供に多いパターンがイメージで漢字を捉えている場合が多いんですよ。つまり、絵を書くのと同じです。絵を見てそのまま同じ絵を書いて、と言われているのと同じ。だから、どこか違うんです。

こういう場合は「部首」「作り」「意味」を一緒に覚えないといけませんね。簡単な例で言うと「氷」と書きたいのに「永」になってしまう。凍るんだから水を理解させると覚えます。

また、部首は意味を表し、作りは音読みを表すことをちゃんと教えていくと覚えられます。鯨という漢字は(魚ではないが)魚辺に京という作りの意味である「大きい」の組み合わせでできている、などで覚えることもできます。

実例その② 漢字を覚えられない

たくさん書き取りしているのに、全然覚えられない。すぐ忘れてしまって、定着しないっていう子です。よく保護者からは「記憶力がないから」って言われます。

この実例では「書き取りは勉強ではない」とまず覚えておきましょう。子供にとって書き取りって苦痛ですよね。そして、宿題を出す側からすると楽なんです。これをずっと昔から小学校教育でよくシャーシャーと伝統的に続けているなぁと感じますよ。僕の漢字に対する意見を上げます!

書き取り=作業です。3回書けばいいです。一行同じ漢字を書かせる宿題を見ますが地獄ですね。記憶力が悪いんじゃなくて、やり方が悪いんです。子供は全く悪くないです!
よって、漢字の書き取りを勉強と捉えないように、学校側が宿題のやり方を工夫すべきです!

上の意見は本当に切実に心の底から小学校の先生に言いたいですね。

では、どんな学習が最も効果的に漢字を身につけられるか。その方法はいたってシンプル。

3回書いたらテストしてください。

テストです。テストによって成果がわかるんですよ。間違えたら、間違えた漢字だけまた3回練習してください。これをやればもう記憶力がない、ってことはなくなります。

インプットとアウトプットをちゃんと分けて勉強させなきゃいけません。そして、インプットを重視するあまりアウトプットをしたときに「あれ?」ってなるんです。アウトプットの量を増やさなければ、漢字は身に付きませんよ!

実例その③ 「語彙力」はすぐには身につかない

漢字1字では答えられるけど、熟語になると書けなくなる。よく保護者からは「語彙力がないから」って言われます。

漢字の意味を理解するのは大変です。ただ、言葉の意味を理解するのはそれほど難しくないはずですよね。例えば「こうしゅう電話」のコウシュウって漢字で書けるか。ちょっと迷いますかね。

こうしゅう電話の意味を考えてみましょう。みんなが使える公けの電話ですよね。公集?公周?公週?いやいや「公衆」でしょ。民衆、観衆など人々を表す言葉の意味を他に知っていれば思い出しやすくなります。

つまり、語彙力っていうのは漢字をたくさん書いて意味を知り、使い方を読書やアウトプットによって身につけて、ようやく身につく力です。語彙力がない、というのは究極的には漢字学習の連鎖によって生まれてきます。

だから小学生に語彙力を身につけさせるのは大変なのです。

まとめ

上記の①~③が小学生漢字苦手あるあるベスト3とでもいいましょうか、大半がこの事例ですね。ネットで調べるとたくさん勉強法や攻略法が載っていますが、どれもこの3つは外してません。現場教育を続けていてやっぱりそうだよね!に必ずたどり着きます。

最後にすべてを一気に克服する方法を伝授します。それは・・・

漢字検定を受けること

漢字については最強ツールです。書き順、止めはね払い、部首、読み書き、四字熟語、誤字訂正、意味、成り立ち、熟語の校正など、漢字の全てが検定に詰まっています。

大学受験には全く通用しませんが、小学校教育に関しては全国民が受験しても良いのではないかと思っています。というか、標準的に学校がこういうのを取り入れるべきだと思います。

そうすれば「書き取り」という宿題が消えるのではないかと感じるわけですよ。ぜひ漢字検定にチャレンジしてみて下さい。

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