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イラストライター長野美里の自由研究マガジンです。 https://naganoto.com

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コミティア146 サークル参加レポ

どうも。イラストレーターの長野です。 2023年12月3日開催の「コミティア146」に参加してきました。 結論としては、参加して非常に良かったです。 参加内容を以下にまとめていきます。 コミティア申し込み (9月) 9月頃にはサークル申し込みが締め切られてしまうので、全く出品物のアテが無い状態で申し込む必要がありました。 とりあえずジャンルは「イラスト」を選択。 開催が近づいて来ると、事務所の方からサークル参加の資料が送られてきました。 ブースの場所を確認してみると、

    • 『「そこそこ」頭の良い若い主人公が一人で不条理に巻き込まれる』系

      若者が一人で何かする。 スリラー作品は、「そこそこ」頭の良い若い主人公が一人で不条理に巻き込まれる話が最も面白いと思う。 二十歳前後から三十代の年齢設定なら、家族が登場しなくても違和感がないので、本筋のみに集中して描写できる。 そして、不条理に巻き込まれる人物を一人に絞ることで、主人公へ感情移入しやすくなる。 どういうことかというと、例えば姉妹二人で不条理に巻き込まれる話の場合、実際に姉妹がいる観客と、姉妹がいない観客では感情移入の度合いが異なる可能性がある。 主人公

      • 神話のごとく作りこむ世界観

        物語を「信仰」する我々。 ファンタジー作品には様々な派閥があるが、特に、『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリー・ポッター』この三作が巨大な派閥を形成している気がする。(異論は認める) 三作に共通しているのは、ファンが神話のレベルで物語を「信仰」しているところだろう。作品について語っているときのファンは、皆一様に目が血走っている。 少々ややこしい話だが、『ハリー・ポッター』信者としては原作の小説こそが「信仰」の対象なので、実は映画の方に対してはちょっと複

        • ミステリーはやっぱり真相が面白くてナンボ

          やっぱりオチが大事。 当たり前のことだが、やはりミステリーはオチとなる真相が重要である。 個人的には少しオチを期待し過ぎている節があるかもしれない。あらすじを調べてオチが面白そうだったら観てみる、というだいぶ邪道なことをしてしまうくらいにはオチを期待してしまう。 もちろん、元々は前情報を極力入れずに作品を観ていたが、ある作品を前情報なしで観にいき、オチで玉砕して以来、ミステリー系の作品はあらすじを調べるようになってしまった。 (作品として完成度が高い分、真相を楽しみにし

        コミティア146 サークル参加レポ

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          西部劇の根底に流れる悲しさ

          西部劇は悲しい。 どうも観ている作品に偏りがあるのかもしれないが、西部劇は根本的に悲しいという印象が強い。 西部劇には、様々な世間体にがんじがらめにされている登場人物が多く出てくる。 一見自由でカッコよく見えても、アメリカの広大な田舎で「男らしさ」や「白人らしさ」に縛り付けられる苦しさが根底には流れている。 『ブロークバック・マウンテン』(05)はキングオブ悲しい西部劇だと思う。観た後、三日間くらい引きずるほど悲しい作品だった。 主人公二人は広大で自由で何もないアメリ

          西部劇の根底に流れる悲しさ

          血湧き、肉躍るカーアクション

          カーアクションは楽しい。 もしかしたら映画のシーンで一番好きなのはカーチェイスかもしれない。(バイクや戦闘機、電車なども含む) 自分で運転したいとはあまり思わないが(たぶん命が何個あっても足りない)、低くエンジン音を唸り上げながら周りの車を蹴散らし、時に爆発しながら進んでいく映像は、観ていて血湧き肉躍る。 『ベイビー・ドライバー』(17)は最初のソニーの提供の映像から「キーン」という音が聴こえてきて、そこから本編の音楽に繋がり、カーチェイスが始まっていく。 全編に渡っ

          血湧き、肉躍るカーアクション

          そこにある実存の「未知のモノ」

          SFは実存感が重要である。 SF作品を多く手がけているクリストファー・ノーラン監督はCGを極力使わず、セットで撮影することにこだわっている。 そのため、作品に携わるスタッフは『インターステラー』(14)に登場する五次元空間にある子ども部屋とか、『インセプション』(10)に登場する部屋ごとグルグル回るホテルのフロアとかなどの訳わからんセットを実際に作らなければならない。 その苦労は察するに余りあるが、やはりCGで作られた映像と比べると格段に面白く見えるのである。 「未来

          そこにある実存の「未知のモノ」

          照明と音響による「五感」の表現

          いかに五感を感じさせるか。 ロマンス作品は映像だけでいかに「五感」を伝えるかというのが大事になってくる。 通常の上映方法では当然、視覚と聴覚の「二感」しか使えない訳だが、優れた作品だと、匂いや空気の湿り気、感触などの「五感」がきちんと伝わってくる。 特に、フランスと北欧の作品はこの「五感」表現が抜群に上手い。 具体的に何が上手いかというと、照明と音響。この二つに尽きる。 照明は暗いのに人物はちゃんと見える。というバランスが絶妙だったり(普通の作品だと寝るシーンでもだい

          照明と音響による「五感」の表現

          吹き出す血糊は景気良く

          スラッシャーは景気良く。 単にグロくしたいがためだけのゴア描写は心惹かれないが、物語上必要なゴア描写はどうも心惹かれてしまう。 『アングスト 不安』(83)は実在の殺人犯を描いたオーストリアの作品で、そのあまりのヤバさにより、ヨーロッパ全土で公開禁止とされていた。(それがなぜか2020年になって日本で公開されたので劇場で観賞した) スラッシャー作品は本来「怖楽しい」ものだが、この作品に関しては全く楽しい要素が無く、もっと言うと怖さも無く、ただひたすら段取り悪く異常なテン

          吹き出す血糊は景気良く

          否応なく泣かされる「歌」という装置

          人が歌ってると泣ける。 全体的にまぁまぁだな、と思った作品でも、人が歌っているシーンでは大抵泣く。 泣かされると言った方が近いかもしれない。感動的な曲でも泣くし、楽しい曲でも泣く。いや、でも逆に感動的な曲の方が感動の押し付け感があって泣かないかもしれない。 『アナと雪の女王』(13)は予告の時点ですでに号泣していたが、本編始まってすぐの氷売りたちの歌(「氷の心」)からもうボロボロ泣いた。何度か観ているが、氷売りたちの歌で毎回なぜか号泣している。(泣くような歌ではない)

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          ゾンビ映画で描くべきはむしろ人間

          ゾンビ映画は面白い。 先日、京都みなみ会館で、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画を三本一気にオールナイト上映するイベントをやっていた。 初めてきちんとゾンビ映画を観てみたが、これがめちゃくちゃ面白かった。 途中絶対寝るだろうと思っていたが、全然寝るヒマがなかった。 (思いっきりイビキをかいている客もいたが、まぁそれも含めてオールナイト上映の醍醐味と言える) イベントでもらったクッキー↓ ゾンビは怖いものという印象があったが、少なくともゾンビ映画で描くべきはゾンビの「

          ゾンビ映画で描くべきはむしろ人間

          アイデアイラストを考える-「面白さ」の階層

          アイデアイラストは「面白さの階層」が必要だと思っています。 パッと見て面白く、さらにじっくり見ていくとパッと見たときには気づかなかった面白さに気づく。というのが理想的です。 「面白さの階層」について、この作品を使ってちょっと考えていきます。 1.アイデアのきっかけ まず思いついたのは「三つ編みがつながっている2人の少女」のアイデアでした。 この「三つ編みが繋がっている」というのが、一階層目の「面白さ」になります。(ちょいホラー感ありますがラフの画像を貼ります) 2.き

          アイデアイラストを考える-「面白さ」の階層

          オートミールチゲ風

          オートミールは糖質が少ないとのことで、食事制限にオススメです。 味はおかゆに近くてかなり食べやすい。 具はできるだけ小さく刻むとオートミールと一体感があって美味しいです。 オートミール効果なのかとろみがあってなかなか冷めません。激熱です。 文・イラスト:長野

          オートミールチゲ風

          【ブックレビュー】 市民と戦争の関係

          一般市民が戦争に巻き込まれていく。または戦争が自分たちの生活を侵食していく。後から見れば凄惨な悲劇だけど、巻き込まれている最中の自分たちにとってははそれが日常になっていく。という2冊を紹介します。 ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記著:パク・ゴヌン 訳:神谷丹路  原案:ヤン・ウジョ、チェ・ソナ 日中戦争勃発から太平洋戦争の終結まで、中国に亡命していた韓国の独立運動家夫婦の話。戦火を逃れるため、中国内を転々としながら書き綴った子育て日記がもとになっている。夫婦の孫であ

          【ブックレビュー】 市民と戦争の関係

          アコースティクギターの限界突破、Marcin Patrzalek.

          ひと目見て度肝抜かれること間違いなしのギタリスト、Marcin Patrzalek(マーシン)ポーランド出身の20歳。とにかく斬新すぎるアコースティックギター界の革命児。なにが斬新かというと大きく分けて2点、その演奏法と編曲センスにある。 かの有名なアメリカのオーディション番組『America's Got Talent 2019』でのパフォーマンスは本当に衝撃的。凄過ぎて審査員が徐々に引いてるのが面白い。 ギターってそんな使い方出来るんですか...!な演奏法ピックを使わず

          アコースティクギターの限界突破、Marcin Patrzalek.

          「クルエラ」で描かれた「悪」の主人公

          『クルエラ』は斬新な作品だった。 「善」ではない主人公が描かれたのだ。 これは今までのディズニー作品からするとかなりイレギュラーな手法である。 『クルエラ』は元々反社会的な主人公が、最終的にやっぱり反社会的な人間になる様を描いている。最初から才能豊かで反抗的で、周りの人間から嫌われもするが、同時に理解者もいる。この描き方がすごく斬新だった。 この描き方は今までのディズニーの物語のパターンとだいぶ違っている。 ディズニーが描いてきた「善人」が「幸せ」になる物語ディズニーは

          「クルエラ」で描かれた「悪」の主人公