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ミステリーはやっぱり真相が面白くてナンボ

やっぱりオチが大事。

当たり前のことだが、やはりミステリーはオチとなる真相が重要である。

個人的には少しオチを期待し過ぎている節があるかもしれない。あらすじを調べてオチが面白そうだったら観てみる、というだいぶ邪道なことをしてしまうくらいにはオチを期待してしまう。

もちろん、元々は前情報を極力入れずに作品を観ていたが、ある作品を前情報なしで観にいき、オチで玉砕して以来、ミステリー系の作品はあらすじを調べるようになってしまった。
(作品として完成度が高い分、真相を楽しみにし過ぎてショックが大きかった訳です。)

好きな監督の作品や前評判が高い作品は前情報を入れずに観るが、面白いのかいまいち分からない作品は、あらすじを調べてから観るかどうか決める。
(意外かもしれないが、面白い作品はあらすじを知っていてもちゃんと面白く観られる。異論は認める)

そんな中『フロッグ』(19)は前情報なしで観て大正解だった。監督も役者陣もほとんど知らなかったが、非常に予想外で面白い。ぜひ絶対に何も調べず観てほしい。


『ゴーン・ガール』(14)も何も知らない状態で観て良かった。中盤で謎が明かされるという独特な構造の作品で、結末に向けての風呂敷のたたみ方がとてつもなく見事で、後味の悪さが絶妙である。


『SHERLOCK』ドラマシリーズはキャラクター造形の魅力が一番の醍醐味だが、オチとしての真相もかなり面白いミステリーである。(まぁ原作が原作なので面白いのは当たり前とも言えるが)

やっぱり、ミステリーはオチが面白くてナンボだと思う。

文・イラスト:長野美里


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