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ボクの映画批評 第4回「リバー、流れないでよ」(ネタばれなし)
ヨーロッパ企画の映像作品、初体験である。京都を中心に活動するこの演劇集団の上田誠(原案・脚本)を中心に企画し、多くの劇団員が出演。日本映画(ローバジェット)で勝負するならコレしかないという発想で、前作「ドロステのはてで僕ら」に続き邦画に殴り込みをかけてきた。
タイムルループものである。京都の奥座敷といわれる貴船の旅館を舞台に、2分間のタイムループから抜け出せなくなってしまった人たちの混乱を描くド
ボクの映画批評 第3回「ベイビーわるきゅーれ」(2021)
なんとも批評しづらい作品を選んでしまった(笑)。続編も公開されているので気になって鑑賞した。いつも通り構成を中心に語っていく所存だが、この型破りの映画の前ではいささか野暮かもしれない。
女子高生殺し屋の二人は、高校卒業を機に組織から社会的自立を促され、同居を始める。アルバイトを奨励されさまざまな社会経験を積むのだが、やはり殺し屋稼業が一番肌に合うようで…。
冒頭のまひろ(伊澤彩織)のアクション
ボクの映画批評 第2回「アデルの恋の物語」(1975)
映画を見る際、出演する俳優で選ぶ場合もある。この作品は、フランソワ・トリュフォー監督が撮ったからという理由の他に、イザベル・アジャーニの美しさに惹かれて見たという方も多いのではないだろうか。撮影時18歳。トリュフォー監督がTVで見つけて、大抜擢したそうだ。
文豪ヴィクトル・ユーゴーを父に持つ女性が、愛する男性を追いかける物語である。
「なぜ、こんな男が好きなのか?」男から見て必ずしも魅力的ではな