雄大な海、呪われた怪物、二人の船長　映画「白鯨との戦い」★3,5

原題「In the Heart of the Sea」

2015年 米 121分
原作ナサニエル・フィルブリック「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」
監督ロン・ハワード

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この前ちょうど「白鯨」読んだので、これをついでに見てみようかと。実話と言われているので、実際メルヴィルが題材として聞いた話なんだろう。こういう下地があったのか。

小説とこの映画の話はまるっきり同じではないが、小説を読んでいる時に浮かぶイメージが、この映画でしっかりした映像を見ると、より海や鯨の壮大さを感じれた。

どちらにも言えるけど、「白鯨」の題ではあっても、実際「白鯨」が登場するシーンは少ない。「白鯨」は大いなる存在、呪われた怪物、破滅の象徴みたいなものか。

それほど気に入った作品にはならなかったけれど、なんとなく「白鯨」との激しい戦いがメインの物語かと思っていたので、たぶん違う見方で向き合うともっと楽しめるのかな。

個人的には並クラス映画だったけど、迫力とともに、細かい描写がリアリティを高め、小説のイメージを補完する感じで良かった。（小説は流し気味に読んでたので）でもほんと、よく捕鯨という仕事ができるな～驚。

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