すぎてく日々には鈍感な君へ
夜の渋谷で、ペットボトルのカルピスを人の頭にかけた スペイン坂は居酒屋の明かりでキラキラしていて、当たり前だけどすれ違う人は目を見開いていた
カルピスはジョボボ、とかドババ、とか下品な音を立ててその人の頭にかかって、白くてピカピカ光る液体を見て最初に思うのはやっぱり下品なことで、ああこんなところがいけなかったのかなぁと思う
街ではVaundyの怪獣の花唄が流れていて、やけに大きな音で聞こえた 本当にくだらないけどそのときこの街での主役は私たちだって思ってしまった
怪獣の花唄い