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図書室

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子どもたちが読んだ本、子どもたちに読み聞かせした本を紹介します。 多くはAmazonかTSUTAYAで購入したもの(たまにBOOKOFF)、もしくは公立の図書館で借りたものです。… もっと読む
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2023年5月の記事一覧

【子育て】『ぼくはいったい どこにいるんだ』【図書室】

【子育て】『ぼくはいったい どこにいるんだ』【図書室】

約1か月ぶりにヨシタケ本。
ヨシタケシンスケさんの『ぼくはいったい どこにいるんだ』を読みました。

「どこ?」という問いは、多くの場合は「場所」に関する答えを導きますが、ヨシタケさんの発想のように必ずしも場所だけではありません。

縮尺の違いで地図の表し方は大きく異なりますし、自己の内と外、過去・現在・未来といった時間軸で捉えると存在のありかを問うことにもなります。

こういう豊かな発想が魅力の

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【子育て】『ネコヅメのよる』【図書室】

【子育て】『ネコヅメのよる』【図書室】

町田尚子さんの『ネコヅメのよる』を読みました。
今回の絵本もねこの表情がとてもいいです。
インパクトのある表紙。
本屋さんで見かけた人も多いのではないでしょうか。

タイトルから想像するに、きっと時間帯は夜。
爪が何らかのカギとなる物語が繰り広げられるのではないか。
などと想像しながら読み始めましたが、やはり凡人の発想でした。

詳しく書くとネタバレしそうなので内容はこのへんで。
気に入ったので、

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【子育て】『ねこは るすばん』【図書室】

【子育て】『ねこは るすばん』【図書室】

町田尚子さんの『ねこは るすばん』を読みました。

ヨシタケシンスケさんと同じく、町田さんも子どもよりも親がはまってしまった作家さん。
子どもに次のページをせかされながら読みました。
ねこの表情がとってもいいです。

人間が出かけた後、家猫たちはどこでどんなことをしているのか。
人間臭い猫が町へ出かけて、あんなことやこんなことを。

さすがにうちの子は家から出ることはありませんが、どんなことをして

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【子育て】『だれのパンツ?』【図書室】

【子育て】『だれのパンツ?』【図書室】

子どもって、「パンツ」とか「う〇こ」とかそういう言葉が好きな時期があります。
『だれのパンツ?』
タイトルで子どもを引き付けます。
表紙には豹のような柄の大きなパンツらしきものにしがみついている男の子。

大きさや虎柄に似ていることから、先の展開を想像するのですが、ちゃんと結末はこちらの想定を裏切ってくれます。

公園で遊んでいた男の子。
空から落ちてきたパンツの持ち主を探して冒険することになりま

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【子育て】『こねてのばして』【図書室】

【子育て】『こねてのばして』【図書室】

朝食が手作りパンだったその日。
偶然とはあるもので、書店でヨシタケシンスケさんの『こねてのばして』を見つけました。

前日の小麦粉コネコネ、その様子を思い出し、最後は・・・と勝手に想像しながら読み始めます。
パン?ピザ?うどん?
凡人が思いうかべた最後と作家の創作する最後はほとんど一致しません。

途中のこねてのばす様子も、かぶったり、のって跳ねたり、子どもの夢(大人でもやってみたい)が表れていま

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【子育て】『ちか100かいだてのいえ』【図書室】

【子育て】『ちか100かいだてのいえ』【図書室】

「あ、ひゃっかいだてのいえだ。」と自分で本を選ぶようになった末っ子。
書架から少しはみ出す大きめの絵本は、わが子が手に取るのを待っていたようでした。

お風呂で100まで数えるのもずいぶんと早くなり、以前のようにループすることもありません。

お風呂で、絵本でなんどもなんども数をかぞえて、楽しみながら数を身に着けています。

『ちか100かいだてのいえ』は、いわいとしおさんの『100かいだてのいえ

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