水晶

備忘録。 写真を撮ってます。 https://x.com/suisho_09

水晶

備忘録。 写真を撮ってます。 https://x.com/suisho_09

マガジン

  • 備忘録

    日々の生活、ニュースなどから気になったこと、不思議に思ったことを残しています。

  • 写真

  • 映画感想

    印象に残った映画の感想を残しています。

  • 読書感想

最近の記事

ポケモンでいうところの「混乱状態」

現代人の多くが、情報の多さによって、ポケモンでいうところの「混乱状態」に陥っているんじゃ無いかと思ってる。 正常な行動ができることもある、がたまに自分や味方を傷つけてしまったり、当人にも訳のわからない行動をとってしまう。 この大きな原因が「取り込む情報の量に対して、処理能力が追いついていない。」というものでは無いかというただの推測を適当に書いていく。 Twitterやら、TikTok、YouTubeの見過ぎどころの話ではなく、書籍、映画、写真などなど、情報が多すぎる。 デジ

    • 音楽についての散文

      たとえば私は、音楽を聴いたとて、その楽器の、その楽譜の、その技法の専門的な部分は全く理解できなくて。 たとえば私は、音楽を聴いたとて、その演奏が、他の演奏と違って何が優れていて、何が心地よく、何に引きつけられるのかを説明できない。 たとえば私は、音楽を聴いたとて、そうと知るまでは奏者の違いに気づかないだろうと思うし、使用している楽器や、アレンジにすら気づかないだろうと思う。 そしてそれでも、私がある特定の人間が演奏した音楽を聴くことの理由は。 たとえばあるインタビューで

      • 最近よく聞く音楽についてー結局中島みゆきさん一強ってことでいいですか。

        かなり昔の話なんですけど、お笑い芸人の小籔千豊さんがラジオで中島みゆきさんの「時代」を流しながら、しんどかったのか、苦しかったのか、内容は忘れちゃったけど昔話をしていて、その話含め、中島みゆきさんの歌声、歌詞に惹かれてからというもの、彼女の音楽は個人的に特別なものになったんですよね。 「時代」 すごくポジティブになれる歌ですよねこれ。あの小籔さんのラジオを聞かなかったら、中島みゆきさんの良さに気付いていなかった可能性もある。存分にある。 「ファイト」 これも。毎日聴いてる

        • 「プロヴォーク」-中平卓馬

          二月ほど前に東京国立近代美術館に「中平卓馬 火–氾濫」を見に行きました。 その結果、自分なりに「プロヴォーク」然り、中平卓馬、森山大道さん達にめちゃくちゃ影響を受けてたって話。 残念ながらこの写真展に関しては、4月で終了しているので、素晴らしい展示だった。という程度の感想で留めておくことにする。 「プロヴォーク」に関しては、後日蔦屋書店で手に取ってみたのだけれど、全3巻、プラスで1巻かな? アレ、ブレ、ボケ。白黒写真と、幾らかの人たちの文章で構成された、薄く、軽い書籍に物

        ポケモンでいうところの「混乱状態」

        マガジン

        • 写真
          7本
        • 備忘録
          30本
        • 映画感想
          24本
        • 読書感想
          3本

        記事

          RON JUDE の「Nausea」

          この前代官山の蔦屋書店に行った時にたまたま手に取ったRON=JUDEの「Nausea」という写真集がすこぶるよかったので簡単に感想を。 RON=JUDEはアメリカ人フォトグラファーなんですけど、私もこの写真集を見るまで全く知らなかったん この写真集を見て感じたのは、人影なんですよね。 写真集には人一人登場しない。 それなのになぜか人の影を感じる。 自分は全く知らない誰かの記憶を覗いているような、それでいて不思議なことに、自分もその感覚を味わったことがあるような悲しく、儚い

          RON JUDE の「Nausea」

          多大な影響を受けた3人の写真家:マリオ・ジャコメッリ編

          個人的に多大な影響を受けた写真家3人をゆるく紹介をしていきたいと思います。 今回は3人目マリオ・ジャコメッリ編です。 1人目のオリビエーロ・トスカーニについて。 2人目のアンリ・カルティエ・ブレッソンについて。 イタリア人写真家。 彼の写真を見てどう感じるのか。生を感じるのか、死を感じるのか、はたまた両方か。それ以外か。 ジャコメッリの写真を見た時、私はなぜか、表現するという事柄において、言葉だけでは言い表せないことが当然あり、それを写真が補うことができる。そしてそれは

          多大な影響を受けた3人の写真家:マリオ・ジャコメッリ編

          多大な影響を受けた3人の写真家:アンリ・カルティエ・ブレッソン編

          個人的に多大な影響を受けた写真家3人をゆるく紹介をしていきたいと思います。 今回は2人目アンリ・カルティエ・ブレッソンです。 1人目のオリビエーロ・トスカーニについても是非読んでみてください。 アンリ・カルティエ・ブレッソンと言えば「決定的瞬間」をご存知の方も多いはず。 それに関連して一番目にする彼の写真は「サン・ラザール駅の裏手」ですかね。まさに決定的瞬間。こんなこんな一瞬に巡り会うことがこの先の障害あるのだろうかと思わせるほど、惚れ惚れする構図ですよね。 世界で最も有

          多大な影響を受けた3人の写真家:アンリ・カルティエ・ブレッソン編

          多大な影響を受けた3人の写真家:オリビエーロ・トスカーニ編

          個人的に多大な影響を受けた写真家3人の紹介をしていきたいと思います。 一 1人目はオリビエーロ・トスカーニ。 ご存知の方は結構多いのかも。世界中で有名なファッションブランドである「United Colors of Benetton-ユナイテッドカラーズオブベネトン」の広告写真を長年撮り続けてきたイタリア人カメラマンです。 ※2000年に一度退任し、2018年より復帰しています。 これまでに同社のキャンペーンでHIVや死刑制度、戦争などの社会問題を扱った広告写真を多数発表して

          多大な影響を受けた3人の写真家:オリビエーロ・トスカーニ編

          最近アマゾンプライムで見て良かった映画やドラマやアニメのいくつか

          明日からゴールデンウィークということで、長い人は10連休ぐらいあるんじゃないですかね? というわけで、ゴールデンウィークに向けて最近アマゾンプライムで見た映画、ドラマ、アニメの紹介と、最後にゴールデンウィーク中に見たい作品をちょろっと呟いてみます。パート2 パート1はネットフリックス編です。 ⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩ 「Winny」 東出昌大さん主演で、実在したプログラマー金子勇さんが作った「Winny」というファイル共有ソフトをめぐる、冤罪事件を題材にした映画です。 この映画が作

          最近アマゾンプライムで見て良かった映画やドラマやアニメのいくつか

          最近ネットフリックスで見て良かった映画やドキュメンタリーやアニメのいくつか

          来週はゴールデンウィークということで、長い人は9連休ぐらいあるんじゃないですかね? ってことで、それに向けて最近ネットフリックスで見た映画、ドキュメンタリー、アニメの紹介と、最後にゴールデンウィーク中に見たい作品をちょろっと呟いてみます。 Amazonプライムビデオ編はこちら ⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩ 「パレード」 ちょっと前に話題になった、長澤まさみさん主演、坂口健太郎さん、森菜々さん、ピエール瀧さんなど錚々たる俳優陣が出演している映画。 個人的にはこの映画を見て「後悔」

          最近ネットフリックスで見て良かった映画やドキュメンタリーやアニメのいくつか

          ホストクラブと売り掛けについて思った事ー

          あくまで個人的な感想です。ので悪しからず。 ホストクラブやらコンカフェの売り掛け制度は本気で無くしたほうがいいんじゃないですかね。 あれは法律では規制できないものなのかな? ホストクラブに通う。ということと、売り掛け(借金する)ということは分けて考えるべきな気がしています。 後者は止めるべき。 昔新宿のサパーで働いていた時、地方から出てきたばかりの昼職のお客さんが 友達に誘われて行ったホストクラブにどハマする→数百万の売り掛けを作ってしまう→嫌々ながら風俗で働く→売掛を払え

          ホストクラブと売り掛けについて思った事ー

          夜と霧を読んで

          例えばこの本を読んで、それらを経験したことのない人間が何を語れるのだろうかと思う。 ハンナ・アーレントが「悪の汎用さ」といったように、世の中に本当の怪物はいないのかもしれない。 希望がなければ、人は辛い出来事を乗り越えられないのだろうと思う。 さて自分は、この本を読んで、実際は何を感じたのかと考えると、多分何も感じられていない。 正確に言えば、その場にいた人と比べるとう条件下で、この文章を読んだだけの自分が何かを感じられたのかについて疑問に思う。 この本の中にも、収容所での経

          夜と霧を読んで

          「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見て

          スティーブン・ダルドリー監督作品で、トーマス・ホーンが主演なのかな?でトム・ハンクス、サンドラ・ブロックと豪華俳優陣が出演している素晴らしい映画について、ちょこっと書いてみます。 てか、トーマス・ホーンさんこの作品以外に出演作品がないみたいだけど、あれだけの演技でなんでなんですかね?まずそれが疑問。 自分ではどうすることもできない、突然やってきた巨大な渦 この映画のストーリーをほんの少しだけ話すと、アメリカ同時多発テロ事件によって父親を亡くした少年を中心に、そのほか親族の

          「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見て

          「誰も知らない」を見て

          是枝裕和さん監督、柳楽優弥さん主演の「誰も知らない」を見て思ったことをつらつらと書いていこうと思います。 個人的な体験 まず、この映画を見ていて驚いたのは、柳楽優弥さんが演じていた長男の明が、YOUさん演じる母親を見つめ、しっかりした姿を見せようと気丈に振る舞うシーンについて。 久しぶりに母親が帰ってきて喜ぶ兄弟と、嬉しくて、苦しくて、さまざまな心の葛藤がありながらも、しっかりした姿を見せようと気丈に振る舞う明。 あのシーンは、環境や状況が全く違うんだけれど、普段の自分を

          「誰も知らない」を見て

          軽くて深い

          「俺らって死ぬんだってさ。」唐突に友達が言い出した。彼はいつも唐突で、ただ多くの場合は、彼なりにじっくりと考えた上で話す。 「俺ら?って僕も含まれてんの?』なんとも間抜けな返事を困惑しながら返す。 「そうそう!俺、自分が死ぬって知ってたけど、わかってなかったわ。 人ってみんな死ぬらしいよ。」 また訳のわからんことを言い出した。といつものように呆れる。 「大丈夫?なんなんいきなり!」とちょっと心配したふりをしつつ、彼の言葉を楽しんでいる自分がいる。彼はいつも答えを求めない。そ

          軽くて深い

          Found-object

          Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングを利用してデジタル写真集を作成しました!! タイトルは「Found-object」です! https://amzn.to/3Jwgk8p タイトルのこの言葉は、スーザン・ソンタグの「写真論」を読んで初めて知った言葉だったのですが、まさに自分が写真を撮る際に常々考えている、偶然の発見や、平凡さの再評価について。それらにぴったりの言葉だと感じました。 詳しい意味はこちらで。 Kindle Unlimitedでは無料で見れ

          Found-object