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問題振り返り㉔.決勝「10○4×」(完)
引き続き決勝戦の振り返りです。
No.308「「メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット」という囃し歌も印象的なシャーリイ・ジャクスンの小説は何でしょう?」
A.『ずっとお城で暮らしてる』
シャーリィ・ジャクスンは、出題した『ずっとお城で暮らしてる』や『丘の屋敷』などのゴシックホラーに分類されるような長編小説や、『くじ』に代表される人間心
問題振り返り㉓.決勝「10○4×」(2)
引き続き決勝戦の問題を振り返っていきましょう。
No.288「今月(2023年10月)の28,29日に代官山蔦屋書店で開催される、多くの作家のトークショーやサイン会が行われるイベントは何でしょう?」
A.ミステリカーニバル
ちょうど本大会の開催時期と近かったので、宣伝のような意味合いも込めて時事現在まで『光の帝国』、『蒲公英草紙』(たんぽぽ/ぞうし)、『エンド・ゲーム』の3作品が刊行され
問題振り返り㉒.決勝「10○4×」
準決勝の振り返りの続きをやろうかと思っていたのですが、そろそろこの振り返りシリーズも終わりに向かっていかないといけない気がし始めてきました。準決勝の問題はあと1問だけ振り返って、そのまま決勝の方に進んでいきたいと思います。
こちらは準決勝早押しボードの31問目。
No.256「中国の文学者・林語堂(りん・ごどう)の「人生の黄金時代は老いていく将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあら
問題振り返り㉑.準決勝「早押しボード」(2)
前回に引き続き、準決勝の問題の振り返りをやっていきましょう。
No.237「作中には「長い髪を三つ編みにして、赤いゴムでくくった女の子」や、「青い衣装の、おばちゃんみたいな喋り方をする子」、「黄色いカーディガンの女」なども登場する、今村夏子/の芥川賞受賞作は何でしょう?」
A.『むらさきのスカートの女』
『むらさきのスカートの女』は推理を必要とする事件が起きるような小説ではないのですが、
問題振り返り⑳.準決勝「早押しボード」
いよいよ準決勝の振り返りです。準決勝は早押しボードという形式で行われました。
やや長めの問題文を出題して途中で分かった人が早押しボタンを押します。
問題文の読み上げはボタンが押された時点で止まり、その先は読まれません。
ボタンが押されたら制限時間内に皆が手元のボードに解答を記入し、一斉にオープンします。
ボタンを押した人が正解すると3ポイントが入りますが、不正解だと-3ポイントとなります
問題振り返り⑲.コース別R「ミステリ詳しくないけど」コース(3)
今回も引き続き「ミステリ詳しくないけど」コースの続きです。
No.215「【○○の部分には答えが入ります】小沼丹(おぬま・たん)が終生の師と仰ぎ、2018年にはその名前を入れたエッセイ『○○さんの将棋』を発表した、代表作に『山椒魚』/や『黒い雨』がある作家は誰でしょう?」
A.井伏鱒二(いぶせ・ますじ)
小沼丹は戦後に早稲田大学文学部で教鞭をとり英文学者としても知られた人物で、活動した時期
問題振り返り⑱.コース別R「ミステリ詳しくないけど」コース(2)
前回に引き続き「詳しくないけど」コースの問題振り返りです。
No.207「『モルグ街の殺人』のなかでは、犯行を説明する際にデュパンがこの人物の著作を提示している、ナマコが外/敵から身を守るために用いる器官にその名を残すフランスの博物学者は誰でしょう?」
A.ジョルジュ・キュヴィエ
競技クイズ界隈では「ナマコが外~」でおなじみのジョルジュ・キュヴィエですが、『モルグ街の殺人』のなかで著作が
問題振り返り⑰.コース別R「ミステリ詳しくないけど」コース(1)
コース別ラウンドも、このコースが最後です。「ミステリ詳しくないけど」コースは、ミステリにそんなに詳しくなくても競技クイズに親しんでいたり、勘が鋭ければ正解できるような問題を並べました。一番楽しみながら作問したコースでもあります。
No.200「ミステリ界では『シャドー81』を書いたルシアン・ネイハムが有名な、ヒット作を1作だけ/生みだした人のことを俗に何というでしょう?」
A.一発屋
こ
問題振り返り⑯.コース別R「映像・コミック関連」(4)
「映像・コミック関連」コースの振り返りも今回でおしまいです。
No.191「ラストシーンで黒幕であるカイザー・ソゼの正体が/見事に明かされる、1995年公開のアメリカ映画は何でしょう?」
A.『ユージュアル・サスペクツ』
『ユージュアル・サスペクツ』は大変すぐれたミステリ映画なので何としても出題したかったのですが、未見の方のために詳しく内容に触れたくなかったため、そっけない問題文になって
問題振り返り⑮.コース別R「映像・コミック関連」(3)
前回に引き続き「映像・コミック関連」コースの振り返りです。紹介したい作品が多くて嬉しいです。
No.181「過去にSMAPの稲垣吾郎や乃木坂46の伊藤純奈(いとう・じゅんな)が舞台で演じている、どんな役でもこなす代役/専門の舞台俳優にして泥棒である、手塚治虫の漫画の登場人物は誰でしょう?」
A.七色いんこ
『七色いんこ』は手塚治虫の演劇好きがこれでもかというくらいに反映された作品です。『
問題振り返り⑭.コース別R「映像・コミック関連」(2)
ちょっと間が空いてしまいましたが、前回に引き続き映像・コミック関連コースの続きです。
No.170「教え子であったクリスティーナ=レイトンを助手として調査にあたる、樹崎聖(きさき・たかし)の漫画作品に登場する交通事故鑑定人は誰でしょう?」
A.環倫一郎(たまき・りんいちろう)
『交通事故鑑定人 環倫一郎』は1996年から2001年にかけて単行本全18巻が刊行されました。交通事故に関するミ
問題振り返り⑬.コース別R「映像・コミック関連」(1)
今回からはコース別3コース目の「映像・コミック関連」の問題を振り返っていきます。
No.166「サラ・ウォーターズの『荊の城』を原作として舞台を朝鮮に/移した、2016年に公開されたパク・チャヌク監督の映画は何でしょう?」
A.『お嬢さん』
パク・チャヌクは他にも『オールド・ボーイ』や『親切なクムジャさん』など、ミステリ味のある作品を撮っている映画監督です。私は『JSA』も好きなのですが
問題振り返り⑫.コース別R「国内文学」(4)
国内編の振り返りは今回でやっと終わりそうです。
No.158「2人の主人公と草壁信二郎(くさかべ・しんじろう)とをめぐる/三角関係や、部員を増やしながら成長していく吹奏楽部の面々の活躍が描かれる、初野晴(はつの・せい)によるシリーズ作品は何でしょう?」
A.「ハルチカ」シリーズ
「ハルチカ」シリーズは、アニメ化も実写映画化もされた初野晴の人気シリーズです。問題文では言及していませんが、草
問題振り返り⑪.コース別R「国内文学」(3)
引き続き、国内編の振り返りです。
No.151「浅木原忍(あさぎはら・しのぶ)による「全作品ガイド」も出版されている、『恋文』や『戻り川心/中』などの代表作がある作家は誰でしょう?」
A.連城三紀彦
連城三紀彦は推理作家としても恋愛小説作家としても偉大な足跡を残した作家です。男女の恋愛を軸に話を進めながら、そこに大胆にミステリ的な仕掛けを放り込んできます。
最後にミステリ的な仕掛けがく
問題振り返り⑩.コース別R「国内文学」(2)
コース別「国内文学」の続きです。
No.146「安楽椅子探偵にもいろいろいますが、/戦前に上海で製作され現代の小学生・衛(まもる)の家にやってくる、松尾由美の作品に登場する、推理する安楽椅子の名前は何でしょう?」
A.アーチー
問題振り返り③の記事でパラレル問題(「~ですが、」の構文のもの)について説明しましたが、この「○○にもいろいろありますが、~」という構文も競技クイズではおなじみ
問題振り返り⑨.コース別R「国内文学」(1)
いよいよ国内文学コースに入ってきました。参加者の皆さんが一番たくさん読んでいるところだったと思いますので、多くの正解が出ましたし、熾烈な早押し争いも多かったです。
問題番号No.136~160までの振り返りです。
No.137「西村京太郎の『名探偵なんか怖くない』にはじまる名探偵シリーズで主に解決役を務める4人とは、メグレ、エラリー・クイーン、エルキュール・/ポワロと、日本の有名な探偵である