問題振り返り㉓.決勝「10○4×」(2)

 引き続き決勝戦の問題を振り返っていきましょう。

 No.288「今月(2023年10月)の28,29日に代官山蔦屋書店で開催される、多くの作家のトークショーやサイン会が行われるイベントは何でしょう?」
 A.ミステリカーニバル
 ちょうど本大会の開催時期と近かったので、宣伝のような意味合いも込めて時事現在まで『光の帝国』、『蒲公英草紙』(たんぽぽ/ぞうし)、『エンド・ゲーム』の3作品が刊行されている、恩田陸のシリーズ作品は何シリーズでしょう?問題として出題しました。ミステリカーニバルは2024年にも6/29日と30日の2日間、ジュンク堂書店池袋本店にてvol.2が開催され、多くのイベントや新作発表会などが行われました。
 また、SFカーニバルというイベントも2022年から開催されており、こちらも同様に多くの作家のサイン会やトークイベントがあり、日本SF大賞の贈賞式なども行われます。
 どちらも有名作家が勢ぞろいで大変華やかなイベントなので、ご興味がありましたらぜひ一度覗いてみるのもおススメです。

 No.299「現在まで『光の帝国』、『蒲公英草紙』(たんぽぽ/ぞうし)、『エンド・ゲーム』の3作品が刊行されている、恩田陸のシリーズ作品は何シリーズでしょう?」
 A.常野物語シリーズ
 私が早押しクイズにハマり始めたころのことです。
 出題者「『光の帝国』、/~」
 私「恩田陸!」
 出題者「正解はルネ・マグリットでした。」
 ということを何度かやったことがあり、なるほどクイズ界では恩田陸よりもマグリットの方が多く出題されるのだなと学びました。そしていつか、『光の帝国』から恩田陸を答えてもらえるようなクイズを出題しようと思っていたのでした。早押しクイズを始めて5年たってようやく本大会でこの時の思いを形にすることができたので、個人的に実に嬉しい1問です。

 No.303「2007年にNHKBSで放送された『大逆転将棋』では羽生善治と対局している、1966年の江戸川乱歩賞を『殺人の棋譜』で受賞した作家は誰でしょう?」
 A.斎藤栄(さいとう・さかえ)
 斎藤栄は1966年の乱歩賞受賞時は、公務員として働きながらの兼業作家でしたが、1970年代に作家専業となると精力的に作品を発表し、「タロット日美子」シリーズや「魔方陣」シリーズなど多数のシリーズ作品を持ち、2時間ドラマとして放送されることも多い作家でした。今年6月に91歳でお亡くなりになりました。

 さてさて、残りの問題数もあとわずかになってまいりました。あと1回か2回でとりあえず一段落するのではないでしょうか。

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