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挑戦しない子が増えている・・・・!

みなさんこんにちは。
元小学校教師明善です。

最近の若いもんは・・・なんてよく言いますが、
昔より挑戦しない子が増えている傾向があると思います!

初めてのことに拒否反応を示すというか、なかなか一歩が踏み出せない。
そんな子が増えています。

例えば、みんなで紙飛行機を飛ばそう~!
という時に、私折ったことないからやりたくない・・・・。。
と言う。
折ったことないから教えて欲しい・・・じゃないんです。
やらないですませられるならやりたくない。
そういうことが非常に多いです。

これには色々な背景があると思います。

有名な実験があります。
Aグループには、頭が良いね!と褒める。
Bグループには、よく頑張ったね!と過程を褒める。
すると、Aグループは簡単な課題は好んでやるものの、難しい課題に挑戦しなくなる。
Bグループは、そんな様子が見られずどんどん挑戦していくようになる。

頭が良いと言われている方は、失敗することで自分の評価が下がってしまうのを恐れて挑戦しなくなっていくが、頑張ったという過程を褒められた方は自分の力で課題に取り組み挑戦する心が育つ。そういう結果が出たということですね。

挑戦しない子は家で褒められている言葉に、もしかしたら頭が良いね!というような言葉があるのかもしれません。

また、今の世の中はすぐに結果が出る世の中です。
わからないこともインターネットで調べればすぐわかる。
すぐに結果が出るからこそ、挑戦してじっくり考えるという素地が育ちにくいのかもしれません。

最近の世の中の流れとしては、嫌なことはやらなくて良いというものもあります。
給食で嫌いなものが出たら?
残して良い。
(私は一口だけでも食べてもらいたいと思っていつも勧めていましたが、保護者から少し言われたこともあります)

今日は休み時間にお楽しみ会だからみんなで外で鬼ごっこをしましょう~!
僕は今日外へ行きたくないんだけど・・・
え!?そうなんだ・・・。どうしよう・・・。
こんなことが普通に起こります。
それを認めてあげる世の中というのはとても優しい世の中なのかもしれません。

ただ・・・・それって社会でも通用するのでしょうか・・?
そのままで大丈夫なのでしょうか・・・?
私は心配になります。

同調圧力をかけすぎるのもよくないというのももちろんわかりますが、
みんなで決めたことや、イベントなどに普通に参加したくないと言ってしまうのを受け入れることが良いことなのでしょうか・・・?

特別な支援が必要な子は以前からもちろんいて、そのような子がどうしてもとこだわってしまうのはわかるのですが、最近そのような子が多くなっていると思います。
他の勉強など発達に全く問題はなさそうですが、参加しない!と言う。
それを受け入れるしかない現状。。

私は変えていかなければならないと思っています。

もちろん、全員が楽しめるイベントにするという企画段階から重要だと思いますし、誰でもできるようなフォローを大人がしていかなければならないと思います。

そして、何よりもどんなことでも楽しもう!!と思える心を育まなければいけないのではないかと思っています。

スポーツ選手など、他の人から見れば辛い練習をしているわけですが、うまくなることなど楽しさを見つけてやっていると思います。
辛いことも楽しいと思えば楽しいこと。

楽しく挑戦できるような心を育てていきたいです。

では、具体的にはどうすれば、そのような心が育つのか。

結果ではなく、過程を褒めること。
気持ちを褒めること。
頑張っていたということそれ自体が結果とも言えます。
漢字のテスト勉強をしていて、ノートに10ページ書きましたが、
テストでは100点ではなかった。
でも、10ページも頑張ることができた。そのことを褒めるということです。
10ページもやって努力しようと考えた気持ちを褒めるということです。

当たり前ですが、褒められるともう一度褒められたいので、
頑張る習慣ができてくると思います。

そして、挑戦させること。
嫌だという気持ちもわかる。と共感しておきながら、
一緒にやってみよう?
とりあえず一回だけでもやってみよう?
と挑戦させて、挑戦したことを褒める。
何にでも挑戦するって良いことだね!と価値づけてあげる。
挑戦でもチャレンジでも良いのですが、
何度も同じ単語を使ってあげると良いと思います。
挑戦してみよう!チャレンジしてみよう!
どちらでも良いですが、
挑戦やチャレンジなどの言葉が、
それ自体が良いイメージとなるようにしたいですね。
挑戦すれば褒められる。
その好循環を子どもが理解できると良いと思います。

一緒にするというのもとてもいい方法です。
紙飛行機なら一緒に横で折ればしないということはないと思います。

わからないから不安。できないかもしれないから不安。
そういう気持ちが多いので、
できなくてもいいんだよ。
わからないことは聞けばいいんだよ。と普段から伝えておくと良いと思います。

挑戦することでいろいろな新しい可能性が開けると思います。
科学の発展も挑戦の結果。
飛行機も車も挑戦がなかったら今ないわけですからね。
そんな話も効果的かもしれません。

子どものうちはいろいろなことに挑戦させた方が良いと思うのは、
大人になってからではハードルが高くなってしまうものも多いからです。
例えば、サッカーを50歳から始めよう・・・・ちょっと難しいですよね。
できないことはありませんが・・・。
とりあえずやってみないことには、向き不向きや好きになるならないはわかりません。
とてつもない才能があるのに気づかないで埋もれてしまうかもしれません。いろいろなことに挑戦することでそれがわかってくるのではないでしょうか。


私も教員をやめて、このように文章を書いたり動画を撮影したり、
スポーツをしたりと色々なことに挑戦しています。

いつになっても挑戦を忘れず、子ども達にも挑戦することの良さを伝えていきたいです。


サポートしていただけるならこれほど嬉しいことはありません。 子ども達、そしてもちろんその親御さんたちにとって役に立つことをこれからも発信していきたいです。