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言葉が人生を作る 【渡航日記】

おとついのこと。

仲のよい友達と韓国料理屋さんに行ったとき

チキンをたくさん食べるつもりだったけど

あまりにも寒すぎて

石焼皿に入った卵のスープを追加で注文した。

そのとき友達が、韓国語には

あつあつのお皿を抱えて両手を温めることを

一語で表せる単語があるんだよって

教えてくれた。


.....なんだったか忘れてしまったけど。


思い出せなくてむずむずするので

さっきまでメッセージを送ろうとしていたけれど

わざわざそれだけを聞くために連絡するのもな..

って思ったので

今度会ったとき尋ねることにしました。


言葉といえば。

私が好きな本の1冊に

「翻訳できない世界のことば」

というものがある。

大学2年の誕生日に友達から貰った本だ。


そこで出会った、私のお気に入りの言葉

ノルウェー語の「FORELKET」

語れないほど幸福な恋に落ちているという意味。

この言葉を見るだけでも、胸がきゅんとする。


タガログ語の「KILIG」

おなかの中に蝶が舞っている気分という意味。

ロマンティックなことや

素敵なことが起きたときに感じる現象。

この言葉を聞いて蘇ってくるシーンって

1人1人あるんだろうなあ。


そして、1番のお気に入りは

スペイン語の「VACILANDO」

どこへ行くかよりも、どんな経験をするかということを重要視した旅をするという意味。

この言葉がすっかり気に入って

アメリカに留学したころ、そのページをちぎって

狭い寮の部屋の壁にペタッと張っていたことを

ふと思い出しました。

座右の銘にするはずだったのに

発音がよく分からなくて忘れてしまっていた..。


なかなか表現できない日常の中の素敵な現象を

1つの言葉で表現している国があるらしい

それをたくさん紹介している本だった。


昔お気に入りだった一冊は

あつあつのたまごスープの石焼皿を

握ったときに思い出されたのでした。


✳︎


うーん

言葉って、やっぱおもしろいなあと思う。


知っている言葉が多ければ多いほど

伝えられることが増えたり

伝わる機会も増える。


言葉があるからこそ

誰かと友達になったり、恋に落ちたりする。

傷つけたり、傷つけられたりしてしまう。

癒されたり、癒やせたりもする。


言葉があるから物語が生まれ、

言葉が人生を作っていく。


だから、私は素敵な言葉を知ることが好きだし

言葉がおもしろいと思う。


自分らしい言葉を集めよう。

誰かを幸せにする言葉を集めよう。



...なんて思った11月のスタート。

トロントは昨晩雪がしんしん降っていたようで

朝起きたら屋根が白かった。ひええ



PS

画像1

ギャラリーに残ってたー!




 


つづく

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