類は友を呼ぶけど、じゃあ対は何を呼ぶのよ?
類は友を呼ぶは的を得たことわざだと思う。
”類“に該当する友人とはいつも会話に花が咲くし、考え方が似ているから一緒にいて楽だ。
学生のとき、タイプが似た子たち同士が集まって綺麗にグループ分けされていたけど、それは見渡す限り、社会にでてもさほど変わらないのだと思う。なんせ、居心地がいいのだ。
でも、私は最近 “対(ツイ)“も大切にしようと決めている。
類は友を呼ぶけど、
自分と違う考え方や生き方をしてきた”対”との接触は発見の宝庫だと気付いたのだ。
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トロントでワーキングホリデーを
始めて早2ヶ月になる。
ここに来た理由の一つは
“対”と出会うためだったりする。
1つの国で色んな文化を体験できるトロントで自分と全く違う人生を歩んできた人たちに
出会ってみたかった。
とはいえ待っているだけじゃ始まらないと思い、先日トロント大学の生徒が立ち上げた
スタートアップのインターンシップに参加することにした。
そこで出会った立ち上げ主の彼は口下手だけど優しいオタクな感じのデベロッパーだった。
彼はマレーシア出身で、東京やカリフォルニアでエンジニアとして働いたり、退職してワーキングホリデーでオーストラリアに行ってみたり、韓国語に興味を持って韓国の語学学校に通ったり
とにかく外国を短いスパンで渡り歩いていて、今は学びたい分野をトロント大学で見つけて生徒になったという。
労働者になったり、生徒になったり、旅人になったり、自由にプロジェクトに没頭したり。
色んな国で色んなステータスを経験する、
今風の遊牧民みたいな人に会ったのは初めてだった。
私はどちらかというと人と接する仕事を多くしてきたから、彼のような人に会う機会はごく稀で、
コンピュータをどっぷり生業化した人の生き様はおもしろいなと思った。
“対”に出会うことで新しい生き方を
1つ、知った。
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類は友を呼ぶなら、対は人生に新しい文化を
取り入れてくれるかもしれない。
こんな方法もあるんだ、こういう生き方もありなんだね、と感じさせてくれる。
それは時に新たな選択肢を与えてくれるきっかけになり得るし、多様な生き方のサンプルに出会うチャンスにもなると思う。
だから、類と対、両方大切にしていこうと
思ったんだ。
私は私がまだ知らない生き様に
もっともっと、出会いたい。
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