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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2021年2月の記事一覧

「辛い時」は、考えない、思考を働かせない、 で乗り越えられる

「辛い時」は、考えない、思考を働かせない、 で乗り越えられる

昨日の瞑想サンガでの
お話のテーマは
「辛い時の乗り越え方」でした。

色々な方の
「辛い時の乗り越え方」
参考になりました♪

・甘いものを食べる
・寝る
・大自然の中にいく
・ひたすら歩く
・音楽をかける
・踊る
・話す、しゃべる、聞いてもらう

などなど。

お話を聞きながら、
皆さん、
辛い時、苦しみの中に
入っていきそうな一歩手前で気づいて、
どっぷりとハマらない方法を
自分なりに持って

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冬の間に体内に蓄積されたカパは、春に「花粉症」になってでてくる

冬の間に体内に蓄積されたカパは、春に「花粉症」になってでてくる

春の訪れももうすぐですね!

春になると
なんとなく眠くなったり、
花粉症に悩まされたり、
頭がぼーっとしたりという
症状がでてくるものです。

これは、
体内に溜まっていたカパが
悪化(表にでてくる)ため、
とアーユルヴェーダでは教えています、

冬には、
脂質の多いものや甘いものが
食べたくなる上に、

生理現象が眠りに入る時期(冬眠の時期)で
いつもよりも運動量もすくなくなります。

そのた

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「自分ではない誰か」を演じている人は、幸せであるための最低条件を放棄していることになる

「自分ではない誰か」を演じている人は、幸せであるための最低条件を放棄していることになる

最近、ジョーティッシュを受けてくださる方が
とても増えました。

ジョーティッシュ、
アーユルヴェーダ同様、
Veda(ヴェーダ)より派生し
5000年以上も前から伝承されてきた占星学。

Jyoti=光 Ish=知識
光の知識、神の知識、とも言われます。

生まれ時の天体の配置の影響から
個人や組織の運命を読みとるもので、
5000年以上昔の古代インドから伝わる学問のひとつです。

ご本人が

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疲れた時、不安な時、イライラしている時、つい甘いものや脂っこいものが欲しくなる理由

疲れた時、不安な時、イライラしている時、つい甘いものや脂っこいものが欲しくなる理由

この時期、
年度末に向けての忙しさと重なって、
コロナ問題等で不安になったり、
いろいろなところに気を使いすぎて
ヴァータ(風のエネルギー)が乱れてくると、

精神状態が不安定になったり、
身体が緊張して、
肩こり、首コリ、背中の張りで
呼吸があさくなったり、

落ち着きがなくなって、
不眠などにつながります。

そんな時、私たちは無意識に
心の安定や、落ち着き、安らぎを求めます。

この心の安定

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松果体を活性させると、心も安定し、疲れにくくなる

松果体を活性させると、心も安定し、疲れにくくなる

松果体は
私たちの脳の奥にあり、

幸せを感じさせてくれるセロトニン、
眠気を誘発してくれるメラトニンなどを分泌させ
体内時計を調整する器官で、

第三の目ともいわれ
とっても大切な場所のひとつ。

ただ、そんな大切な松果体も、

食生活の乱れや、
悩みやストレス、
ライフスタイルの乱れなどから
松果体が活性化どころか
石灰化、つまりは眠っている状態になっています。

そして、
これが私たちの現在

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「求める自分」がなくなった時、向こうからやってくる

インド独立の父である
ガンジーも、常に持ち歩いて、

生きる指針にしていたインドの聖典
「バガヴァット・ギータ」。

私もバガヴァット・ギーターを読み始めて
10年以上、経ちますが、
読むたびに、違うものを受け取ります。

バガヴァット・ギータは、
主人公アルジュナと導き手である神クリシュナとの
対話形式で構成されていますが、

本の表紙には、

「ひとは社会人たることを放棄することなく
現世の義

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結局、自分自身を知ることの先にしか、宇宙や全体への信頼はない

結局、自分自身を知ることの先にしか、宇宙や全体への信頼はない

何も恐れず、
「流れに身を任せればよい」や
「宇宙を信頼して、抵抗しない」

などなどの
抽象的な言葉をよく目にしますが、
できるようで、
なかなかできないその境地。

ついつい心配や不安が勝って、
流れに身を任せるどころか
抵抗してばかり(笑)

もし、そうやって
いつも思考優位になりがちで、
流れや宇宙というものを信頼できないのであれば、

まずは、
思考(身体)を使って
徹底的に自分自身を理

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「どんな状態で生きていきたいか」はすべて、今、自分で選べる

「どんな状態で生きていきたいか」はすべて、今、自分で選べる

水だけで生きている人、など
不食の人というのは昔からいますが、

そんな話を聞くと、
「本当にお腹すかないの?」と
疑問が沸いてきます。

昔から不食の人は
世界中の科学者の研究対象にもなり、
いろいろな研究がされてきましたし、

森美智代さんの著書
『霊性を高める少食法』などにも
紹介されていますが、

脳波と空腹感の間には
関係があることが分かっているようです。

私たちの通常時の脳波は
ベー

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自分自身であること以外に幸せを求めない人は

自分自身であること以外に幸せを求めない人は

自分が何者であるか、
自分がどうしたいか、が分かっている人、

今の自分が十分に満ち足りていることに
気づいている人は

外の世界に影響されません。

どれだけ高価なものや
素晴らしい地位を
与えられても有頂天になることもなく、

大変と思われることが起きても、
落ち込みすぎたり、
いつまでも苦しむこともなく、

人や物や環境や状況が
その人の心を乱したり、
揺さぶったりすることはできないのだなと

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私たちは、自分で自分の老化をすすめている

車が年月とともに
劣化するように、

私たち人間の身体も、
年数を重ねていくことで老化し、

何かしらの病気や不調を
抱えることになる、と
私たちは思い込んでいます。

でも動物や昆虫は
ほとんどが一生、
身体は健康のまま
寿命がきたらその生命を終えていきます。

なぜ、人間は機能が衰えていくのか。

それは
多くの部分が人為的なもの、
つまりは自家中毒によって起こっている、と
考えられます。

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今、どんな状況でも、穏やかで幸せに前向きに生きる智慧がある

今、どんな状況でも、穏やかで幸せに前向きに生きる智慧がある

アーユルヴェーダでは
ガンや不治の病も治せるのか、という話題が
よく出ます。

ガンや不治の病だけでなく、
アレルギーや不眠や鬱、不安症、などなど
いつまでこの症状が続くのだろう、と
先が見えず、
気持ちが落ち込んでしまいそうな病はたくさんあります。

アーユルヴェーダでは
単に病気を治することを目的にはしていません。

アーユルヴェーダでは
どの病気、どの症状に対しても、
その人の本来あるべき

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家で過ごす時間が増え、私たちはタマス(惰性、迷い、無関心)が優位になりやすい

家で過ごす時間が増え、私たちはタマス(惰性、迷い、無関心)が優位になりやすい

家で過ごす時間が増え、
「タマス」が優位になりやすくなっていますね。

休息をしている時や、
寝る時に高まる質が
「タマス(惰性)」。

私たちの心の中にある
タマス(惰性)の質が優位になることで
私たちは、休むことができます。

タマスの質が多くなりすぎると
私たちは、

身体が重く感じたり、
動きが鈍くなったり、
いろいろなことが面倒に思えたり、
物事に対して無関心になってきます。

なんだか

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