#ROCK
(音楽話)78: Robert Palmer “Girl U Want” (1994)
【天性】
Robert Palmer “Girl U Want” (1994)容姿もヘアスタイルも性格も言動も、人間は変える・変わることができます。それがたとえ痛みを伴ったり無理をしたり危険を冒すとしても、変化させることは可能。しかし、変えることが極めて困難なものがあります。
それは、声です。
ハードロックのしわがれ声に憧れて喉を潰すとか、美しいソプラノ声を目指してボイトレし発声法を学ぶとか
(音楽話)74: The Who “A Quick One” (1968)
【究極】
The Who “A Quick One” (1968)
1960年代は、それ以降の世界を変えたバンドが4つ、英国に生まれました。それはThe Beatles、The Rolling Stones、The Who、Led Zeppelinです。世界というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、音楽の領域にかぎらず、世界全体を大きく変えたと言っても大袈裟ではありません。
(60年代の英国な
(音楽話)66: INXS “What You Need” (1985)
INXS “What You Need” (1985)
INXS。Midnight Oil、Rick Springfield、Crowded House、Air Supply、Men At Work、AC/DC…みんなオーストラリアが生んだ音楽です。特に1980年代はオーストラリア勢がバンバン全米チャートを席巻しました。中でも女性から圧倒的人気だったのがINXS、というかヴォーカルのMichae
(音楽話)58: ゲスの極み乙女。 ”綺麗になってシティーポップを歌おう” (2020)
【確信犯】
ゲスの極み乙女。 ”綺麗になってシティーポップを歌おう” (2020)
皆さんがどういうイメージを持っているかわかりませんが、断言します、川谷絵音は現代音楽界で、国内外関係なく、頭ひとつ抜けた天才のひとりです。
彼の作り出す音楽はクセもアクも強く、良く言えば「一発で彼の曲だとわかる」、悪く言えば「何を聴いても一緒」。歌詞も捻くれた、歪んだ、ジェンダーレスな響きを纏っていて、一度聴
(音楽話)36: Prince "Holly Rock" (2019)
【聖】
Prince “Holly Rock” (1985>2019)
Princeは私にとって永遠の憧れです。誰よりも早い段階で彼はひとりでミクスチャー・サウンドを鳴らし、多様性溢れる音楽観は自由そのもの。「Princeのラップはダサい」と90年代は嘲笑されたこともありますが、そんなのお構いなく我が道を行きました。まさに天上天下唯我独尊ーまたこの言葉が似合うこと。
これはファンク・ビートに
(音楽話)33: Billy Joel “Got To Begin Again” (1971)
【諦念】
Billy Joel “Got To Begin Again” (1971)
Billy Joel。説明不要。日本でも大変人気の高いSSWですし、来日公演も何度かありました。私も1991年、東京ドーム公演を観に行きました(後日TVでも放映されました)。ライヴでは確か”さくら、さくら”を”My Life”の前に演奏してましたっけ。彼はソロ・デビューまで苦労があって(バンドに参加→売れず
(音楽話)27: Janis Joplin “Raise Your Hand” (1970)
【削命】
Janis Joplin “Raise Your Hand” (1970)
あまりに有名なシンガー、Janis Joplin。近いところでは5年ほど前、Natalie Portmanが出演したDiorのCMに”Piece of My Heart”が使われました。この曲がCMのストーリーをより印象的なものにしたと思うのですが…ご記憶ありませんか?(ちなみに私Natalieの大ファンです
(音楽話)24: John Lennon “#9 Dream” (1974)
【夢の夢】
John Lennon “#9 Dream” (1974)
以前も書いたことがありますが、John Lennonは聖人君主でもなんでもありません。どちらかと言うとクズ野郎です。
反戦を歌い、メディアのインタビューで吠え、活動を強力に支援し、「Love and Peace」という言葉が代名詞になったJohn。しかしこのイメージは基本的に彼の死後に形成されたもの。実際の彼は粗暴で口汚
(音楽話)20: George Harrison “Between the Devil and the Deep Blue Sea” (2002)
【狭間】
George Harrison “Between the Devil and the Deep Blue Sea” (2002)
11月29日は、George Harrisonの命日でした(1943-2001)。
物静か、皮肉屋、隠遁生活、寡作…彼を形容した言葉の数々は、彼を神秘的な人間に仕立てました。確かにそうだったかもしれませんし、実際気難しい人だったのかもしれない。しかし案外
(音楽話)10: Gene "As Good As It Gets" (1999)
【望みは 望まなければ 望めない】
Gene “As Good As It Gets” (1999)
https://www.youtube.com/watch?v=_zRoLH8LmIM
Geneと書いて「ジーン」。某LDHの「ジェネ」ではありませんのであしからず。
ブリット・ポップー90年代、英国を席巻したブリティッシュ・ロックたち。代表格はご存知の方も多いであろうOasisとBlur。
(音楽話)08: XTC "The Disappointed" (1992)
【失望】
XTC “The Disappointed” (1992)
https://www.youtube.com/watch?v=ZG3YTqOlIkI
曲の解説は正直どうでもいい。
私は心底、アメリカに失望しています。こんなに彼らに失望したことはない。
なんだかんだいって希望や憧れを抱いていた国。それが幻想だと分かってはいてもどこか期待していた国。民主主義だの自由主義だの散々強く推し
(音楽話)06: Jackson Browne “Here Comes Those Tears Again” (1976)
【後悔と懇願】
Jackson Browne “Here Comes Those Tears Again” (1976)
https://www.youtube.com/watch?v=WzNo7Ol4zTA
70-80年代の米国ウェストコーストを代表するシンガーソングライター。初期Eaglesをはじめ多くのバンドやシンガーにも楽曲を提供。その影響力の大きさから「西のJackson Brown
(音楽話)05: Sting and Rufus Wainwright “Wrapped Around Your Finger” (2011)
【騙すも騙されるも】
Sting and Rufus Wainwright “Wrapped Around Your Finger” (2011)日本でもファンの多いSting。何度も来日公演を演ってますし、The Police時代の”Every Breath You Take/見つめていたい”はじめ数々のヒット曲はもちろん、ソロでの”Englishman In New York”や”Fields