#バロック音楽
バッハ エピソード3 オルガニスト バッハ誕生
バッハは、リューネブルグの聖ミカエル教会の附属学校で聖歌隊奨学生として勉強しながら、近隣の街へ頻繁に訪れ、オルガン音楽やドイツの宮廷社会で流行していたフランス風音楽など、さまざまな音楽を吸収していきます。
同時に、教会のパイプオルガンの改修工事も見学しオルガンの仕組みも理解していきました。
こうしてオルガン演奏能力はもちろんオルガン製作の知識を得たバッハは、アルンシュタットという街にある教会の
バッハ エピソード26 生涯一度も出会えなかったバッハとヘンデル
ヘンデルはバッハと同じ1685年生まれ。中部ドイツの狭い範囲にとどまっていたバッハとは対照的で、国際派として広くヨーロッパ中を旅して各地で活躍しました。生家のすぐそばにあったハレ大聖堂のオルガニストとしてキャリアをスタート。その後はハンブルクを皮切りに、ローマやナポリ、フィレンツェなどのイタリア各地、ハノーファー、ロンドンと渡り歩きます。バッハはそんなヘンデルの作品を自ら書き写しとるほど尊敬してい
もっとみるバッハ エピソード31 アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集
バッハは1721年に再婚した16歳年下のアンナ・マグダレーナ・バッハのために、翌年1722年から、一冊の音楽帳《アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集》を書き始めます。のちに《フランス組曲》となる5つの組曲(第6番を除く)がバッハ自身の手で記入されているため、とても貴重なものとなっています。
そして、1725年から第2巻がスタートします。第2巻は特に有名です。『アリアと歌曲』BW