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Vol.6 路上生活者の寝床の実状②~ブルーシートを駆使する大人たち編~|路上生活マガジン

先日、毎週ホームレスにおにぎりを配ってるお婆さんから『ありがとうって言わない人にはおにぎり渡さないようにしました。』と、はっきり言われました。

『でも、その場にいなきゃお礼も何も言われないよ』と言ったら、ムスっとして帰っていきました。


お米の塊を配ってる人は、実は承認欲求の塊だったようです💦

全く、しょっぱい人だ笑


というわけで、本日も路上よりお届けします。

皆さんこんにちわ。

都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。

さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!
皆さんのフォローやスキなどのサポートが創作活動、また生きる原動力になりますのでどうぞ宜しく😃✌️

さて、前回は路上者の寝床の話についてお話いたしました↓↓↓


路上生活者の寝床の実情①

というわけで #路上生活マガジン 今回はこちら!

《路上者の寝床の実情、パート2》

を、お話しさせて頂きましょう。



前回はダンボールをいかに駆使して寝る場所を作ると言った話でしたね。

私の寝床もダンボールをフル活用してそれっぽく作りました。


気温はともかく、意外と風よけに使える便利な物だというのが身をもってよく分かりました。

ただ元は紙です・・・

流石に雨相手には太刀打ちできないですよね。


本日は雨対策にもってこいの寝床の話をしましょう!

①ブルーシートを屋根代わり


ダンボールなどと違って確実に水は防いでくれる代物ですから、雨風がしのぎにくい場所にはよく活用してる人は多いですね。

私は幸いにも雨が入りにくい場所に寝床を構えてるのですが、雨の入ってこない場所で隣近所がほとんどシートを使っておりまして。

その事に対して疑問を持っていたんですが、『風や外気もダンボールよりも防いでくれる』から使っている人という声が多々ありました。

厚手のものになればなるほどより高い効果を出してくれるので、冬の寒い時期に使っておけばよかったと少し後悔してます💦

・シートの下はダンボールの壁


私が見たところ、ベースはやはりダンボールが多いですかね。

まぁブルーシートから水分が浸透することはまずないので、下の素材は何でもいいと言えばいいんですがね。

ただブルーシートをダンボールの上に掛けるだけと思うでしょうが、下のダンボールを組む時点でそれなりに頑丈じゃないと重さで崩れてしまいます。

私が実際組んでみて、何ヵ月も崩れなかったやり方を紹介しましょう。
組み方は下の図解をご覧ください。


手書きですいません😢⤵️⤵️

この4工程で完成です!



屋根代わりにもっと強度が欲しいとか希望がありましたら、①で作った床面をもう1セット作ってシートを被せる前に乗せるなどもありでしょう。

その際は内側の四つ角と壁の繋ぎ目に柱代わりに何かしら用意すると、人の手で何かしない限りは崩れないでしょう。

②ブルーシートをテントのように


次に、上のような下地を作らない場合をご紹介しましょう。
公園の隅っこや橋の下に長年住んでいる人に多いやり方です。

・支柱を用意する


床にダンボールを使ってることはあるでしょうが、シートが壁代わりになるなら支えの軸となる柱は必要でしょう。

むしろ、柱さえ用意できればなんとか形にはなるということです。


まぁ、強度面は保証できませんが・・・


こちらは工程というほどのものはありません。


強いていうなら、突っ張り棒や頑丈な木の枝を何本か用意し地面に差し、その上にシートを何枚か重ねて被せていきます。

写真のようになれば完成です。

・ロープなどを張り引っ掛ける


強度面に不安な方は、上の柱を使うやり方プラスでこちらでしょうね。

フェンスや木が近くにあれば、そこにロープや紐を2.3本引っ掛け、シートを被せる

風で飛ばないように上で用意した突っ張り棒や木の枝を、シートの角にある穴に通すように地面に差す。

壁になるよう調整しながら別のシートを被せて、出入口を確保すれば完成



アウトドアの知識がある人は、実際キャンプする場合こういうやり方やったりするんですかね?

テントが壊れたなどの緊急事態にはぜひこのやり方をやってみてほしいですね。

やっとためになる話が出来た気がする・・・・


③風を通さない布団代わり

これは地面にダンボールを強いてる人に限定することですのでさっくりと。

工程を上げるとしたら、天気が悪い日の夜などに布団や寝袋を被ったその上にシートを被せる。

以上で終わりです。


でもこれ。
思うんですけど、見慣れてない人からしてみたら人が死んでるんじゃないか?とか邪推してしまうこともあるんじゃないですかね?

考えすぎでしょうねw


因みに短期間隣にいた隣人がこのやり方で寝ていたのですが、いわく『冬場でも汗かく位保温性は高かった』とのことでした。

利便性の高さは実証されましたね。

④最後に


前回と今回合わせて、ご紹介したのは基本的に決まった寝床を確保している人のやり方です。

私も半年以上決まった寝床で路上生活してますが、壁に断熱シートを貼るなどしたら季節関係なく意外と快適に暮らせるものですよ😃

ですが各地を移動してる人は、実践していても③のやり方でしょう。

あと、橋の下や川原に長く住んでいるような人の寝床に関してですが、ダンボールなんて素材は基本的に使ってないと思います。

ベニヤ板や工事現場で捨てるような素材のパイプなど、その上にブルーシートではないですかね。

そういう人は昔から日雇いで働いて金持ってる人多いでしょうしね。
だからその辺にお金を使えるんでしょう。


あとブルーシートの寝床の下は、意外と普通の環境なのかもしれませんよ・・・・

まぁ知るのは本人のみですがね。

というわけで、今回は終わり!

次回はこちら!


Vol.7 寝床の実状③


次回で寝床の話は最終回!
気になる方、そうでなくても要チェックですよ!!


それではまた!

Have a nice day! by 路上より。

晴れた日の東京都庁

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