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小さな話

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日々の小さな話、メモ。無料、有料、すぐ消す可能性が高いもの。
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2024年7月の記事一覧

結果

結果

詩を書くより

詩みたいに生きてるかどうか。

そうあり続けるかどうかは

努力でも意識でもない気がするのよね。

なんともならないことだと思っている。

羽音

羽音

雨が上がった時間を狙って

きゅうりを収穫していると

同じく貴重な時間を待っていた蜂たちが一斉に畑に集まった。

邪魔しないでね、と言うような羽音に

うんうん、と答えるように

遠慮気味にきゅうりに手を伸ばす。

メルヘンではない。

一緒に生きていれば事実だと分かる。

生きる時間が凝縮されているもの達の

切実な生は間延びした私の生に輝きの元を見せてくれる。

とはいえ、わたしも確実に老い

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箱庭

箱庭

社会というと

大きなものに感じるけれど

社会ってのは目の前にいる他人との空間みたいなもので

政治家が、福祉が、教育が、

と大きなものに憤りを感じたり

無力感を感じた時は

目の前の空間において自ら出来る範囲で

コツコツと行動していかない限りは

その集合体である社会というものはもしくは世界というものは

ある日いきなり変わったり都合よく働いたりはしない、ということは

仕組みとして当然

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太陽

太陽

1981年7月31日。

この日だと思う。

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文化は文が化けるのか

文化は文が化けるのか

あまりこだわりのなさそうなお店で

美味しいか美味しくないかを期待せず、

コーヒーに300円前後、払うことはある。

それでもその時間がとても充実していて楽しいことはいくらでもある。

100円ちょっとのコンビニのコーヒーが

一日の疲れをとってくれることもある。

反対にやっぱり止めれば良かった、と後悔することもある。

美味しいコーヒーに500円前後払うこともある。

美味しいなあって思うけ

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