村上 京
認知症介護、通いで5年目。 スマートスピーカーを使って独居介護1。 未成年もいるのでダブルケア。
生きて来た中で「印象に残っているけれどエッセイにするネタではないと思われる話」を記録。
日々の小さな話、メモ。無料、有料、すぐ消す可能性が高いもの。
草刈と共に作る詩
草刈をしながら作るエッセイ
趣味は何ですか? よく聞かれる質問だけれど、わたしはこの質問で苦しくなる人を結構見てきたので「趣味」という言葉をあまり使わずにこの手の話題を広げるように意識している。本人はきっと「趣味」という枠でそのことをしていなそうな気がするからだ。明確に趣味、と言い切れる人はこのような質問をたくさん受けて慣れているか、自分を表現することをあまり苦に思わない人だと思う。 本人も気付いていないかもしれない好きなことを会話の中から少しずつ拾っていって、ああ、こういうことが好きなんですね。素
社会というと 大きなものに感じるけれど 社会ってのは目の前にいる他人との空間みたいなもので 政治家が、福祉が、教育が、 と大きなものに憤りを感じたり 無力感を感じた時は 目の前の空間において自ら出来る範囲で コツコツと行動していかない限りは その集合体である社会というものはもしくは世界というものは ある日いきなり変わったり都合よく働いたりはしない、ということは 仕組みとして当然のことだ。 目の前にいる他人にほんの少しでも 幸福感のおすそ分け、を行動した
仏壇を処分しようと思っている。
どうにもならないことはある。 どうにかなることの方が意外と少ないのかもしれない。 戦争は終わらないし 猛暑は続くし あの人が生き返ることはない。
1981年7月31日。 この日だと思う。
あまりこだわりのなさそうなお店で 美味しいか美味しくないかを期待せず、 コーヒーに300円前後、払うことはある。 それでもその時間がとても充実していて楽しいことはいくらでもある。 100円ちょっとのコンビニのコーヒーが 一日の疲れをとってくれることもある。 反対にやっぱり止めれば良かった、と後悔することもある。 美味しいコーヒーに500円前後払うこともある。 美味しいなあって思うけれど店内もあか抜けていたりすると 身の丈以上に気取って飲むものだから落ち着かな
家族が頑張らないで、配食サービスを利用しよう! そう思っていた、私も。 自分で買い物行けるよ! そう答える、母は。 独居 アルツハイマー 要介護1。 買い物には行けるが、買い物先で何を買えば良いのか分からず 結局ほとんど何も買わずに帰ってくる。そして、買ってきたものを 孫にあげるという理由で食べずにいつまでも冷蔵庫に入れている。 配食サービス、頼んでみた結果。 1、 受け取りが大変 在宅時はインターホン鳴らして受け取りだが耳が遠い為、テレビを大音量で流している
(2021 .09. 04)岩手日報 18面 みちのく随想 掲載