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音楽に「歳」はないなれど

いやぁ懐かしいねえこれ! と思わせるような曲がこうも連続すると、あの頃を知っているインターネット老人としては「なんでだろうな」と思わずにはいられない。 ということで、今回は「INTERNET YAMERO」と「アイドル」のお話だ。 どちらもクリティカルヒットを(規模の違いはあれ)して後者は恐らく2023の上半期トップの楽曲になるだろう。 そんなこの二曲すごいよね、というお話はとりあえず隅において。 この二曲に、前者は特定の層なら当たり前として、後者にもあの頃の匂いを感じた

    • 追論:感情移入できるかどうかって大事だよねっていう話。

      先日の評価不能という支離滅裂なTOTKの評価。そのストーリー面についての深掘りをもう少しだけしていきたい。 端的に言えばキャラクターに魅力があるかどうか、というものだ。もっと限定的に言うなればTOTKのゼルダに魅力があるかどうか、ということだ。 結論から言えば、自分はガノンという巨悪を倒してまで救う必要があるほど魅力的には思えなかったのだ。 ゼルダという作品はキャラゲーではないからそりゃそうだろう、というのもよく分かるしそういう物であると切り分けた方が良いのも分かる。

      • 評価できません。

        今から言う事はただの恐ろしい贅沢だ。自分が酷い美食家になってしまった。そんな感覚さえする。 そんな複雑な感情の中で書くのはゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム(以下TOTK)の評価だ。 というか結論から言えば、この作品に対しての評価は「評価不能」だ。 決してつまらないとかそういう意味合いではない。誠に情けないことに現状の自分がこのゲームに対して出力できる回答を持ち合わせていない、ということだ。 このゲームをそういう位置付けにした理由だが、このゲーム、あまりにも完璧すぎる

        • 95*95=80

          この心に残るモヤモヤ感はなんなのか。 思考を止め、最高!激推し!みんな買え!と言いたい。言いたかった。でも理性はそうさせてくれない。本当にそう?と滾った頭に冷や水をぶっかける。 多分、どちらも正解だ。 という訳でゼノブレ3のクリア後感想だ。 待ちに待ったゼノブレ3、シリーズの集大成ということで否が応でも期待をせざるを得ない。無印ゼノブレはプレイしていないものの、ゼノブレDEはクリア済み。ゼノブレクロス、ゼノブレ2も隅々までプレイし切ったとは到底言えないレベルではあるがある程

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          容量1KBPCの備忘録 その27 続くよなあこれ

          正直次回作が出るとは1ミリも思っていなかったので、次回作出るよと聞いたのはつい最近でした。ソフトメーカー系のダイレクトでも宣伝無かったですし。 という事で「AI ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」のクリア後完全ネタバレ感想です。 僕自身は前作をプレイ済みで個人的には、その独特な世界観と良い意味でのめちゃくちゃ具合を高く評価しています。 その続きという事で勿論買いました。前作ネタバレもあるよ、ネタバレしても良い?という最序盤での配慮とは裏腹に、前作の鍵となるポイン

          容量1KBPCの備忘録 その27 続くよなあこれ

          容量1KBPCの備忘録 その26 次に降りるのは誰だ

          先日、自動車関連で大きなニュースが2つほどあった。一つ目は旧FCAと旧PSAを核とするステランティスグループが22年度末を以て欧州自動車工業会(以下ACEA)から脱退する意向を表明した事。 もう一つはイタリアを中心とする欧州5カ国がICE搭載車の販売期限を35年から40年へと5年の延長を要求する文書をEUへ提出するというものだ。 いうまでもなくステランティス内旧FCAはフィアットやアルファロメオ、マセラティ、フェラーリといったイタリア系自動車メーカーと密接な関わり合いがある

          容量1KBPCの備忘録 その26 次に降りるのは誰だ

          容量1KBPCの備忘録 その25 じゃあ誰に買ってもらう?

          今年はBEVの豊作年だ。言うまでもなくトヨタ/スバルがbz4x/ソルテラ、日産/三菱がアリア/サクラ/ekクロスEVをそれぞれ発売したからだ。 某ウイルスが無ければアリアの方が先出しされていた筈だが、遅れに遅れた発売によって結局トヨタ/スバルとサイズ感含め顧客レベルでガチンコ勝負をする事になった。 走行距離やらデザインやらインテリアやらは今購入を検討している方々に判断してもらうとして、今後購入を検討ないしオススメ出来るような客層や普及の為に必要な事はどういった事か? 自分

          容量1KBPCの備忘録 その25 じゃあ誰に買ってもらう?

          容量1KBPCの備忘録 その24 「子ども向け」が担う役割

          日曜日のお楽しみ、テレビ朝日の8時半から始まるプリキュア、仮面ライダー、戦隊シリーズ。近年ではファンの年齢層の上昇や販促的意味も含めた大人(というより親)も見て面白い作品を作ろうという考えが見え隠れするこれらの作品だが、本来は子ども向けの番組である。 そんな現代のニチアサ枠の中で個人的に教育色がよく出ていると感じるのが現在放送中のデリシャスパーティプリキュア(以下デリパ)だ。 詳しいストーリー等はアマプラを見て下さいと流すが、今作の主人公は中学2年生でハッキリと食べるの大好

          容量1KBPCの備忘録 その24 「子ども向け」が担う役割

          容量1KBPCの備忘録 番外編 昔話は自分語り

          車好きが高じて、齢20代後半にして6台目の車を所有するに至った自分。もっと乗り継いでいる人も居るだろうが、それぞれの車にあった出来事を書いていこうと思う。 一台目は30のパッソ。姉から譲り受けたものだった。1LのエンジンはCVTと相まってブィーンといつも言っていた。今考えれば全く走らない車ではあったが、これでいいじゃね感もある、多分あのまま乗り続けていたらここまでのカーキチにはならなかったように思う。 そんなパッソは免許を取って、いくばくか経った成人式の日。狭い路地での正面

          容量1KBPCの備忘録 番外編 昔話は自分語り

          容量1KBPCの備忘録 その23 シンクロニシティ

          以前に自分は、環境キャラではなくそこからは少し落ちるがやり込みで勝利を手にするプレイヤーが、ストⅤでもスマブラでも見られるようになってきた、と纏めたが、またしても何の因果かストⅤとスマブラで別ベクトルで似たような事象が起こっている。 槍玉になっているのはルークとスティーブ。 ルークは現ストⅤ最終追加キャラであり実装当時から強キャラ認定されてはいたが、現在の批判のされようからはまだ離れた所にいた。問題が顕在化したのはストⅤの(恐らく)最終となる調整において、他の強キャラと言わ

          容量1KBPCの備忘録 その23 シンクロニシティ

          容量1KBPCの備忘録 その22 出資者(じゃない人も)は無理難題を仰る

          自動車業界で去年末から今年の頭にかけて常に話題に登り続けていた話がある。それは新型ランクルの納期問題だ。当初は2〜3年待ちという話で「んなアホなw」と笑っていたが、今は日本仕向は5年待ちというから真顔になるしかない。 それに対して「なんでこんな事態になっているんだ」という批評も相次ぎ、作る側も売る側も心苦しいだろうと心中察するばかりだ。 現在の市場においては都会派と言われたSUVの人気がある程度落ち着き、ジープやGクラス、ランクルなどの本格派SUVへと人気がシフトしつつあ

          容量1KBPCの備忘録 その22 出資者(じゃない人も)は無理難題を仰る

          容量1KBPCの備忘録 その21 3Dアクション基本のき

          エヴァの話はちょっとだけ箸休めして今回はカービィのお話。勿論ディスカバリーのお話です。 ネタバレもありますのでご注意を。 ディスカバリー、自分は概ねクリアして後はやり込み、という段階なんですが、これまた素晴らしい出来です。3Dになっても変わらないカービィらしさが感じられるのは大変に好印象でした。 ボスも過去作からはデデデとバルフレイ、ウッズが登場し、残りは新キャラとこれまたいつものカービィ感。その新しさと昔からのファンへの配慮が、らしさを更に押し上げます。 また現代の難易

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          容量1KBPCの備忘録 その20-3 そろそろいいでしょ Qに至る道

          前回の続きから。今回はサード後からUS作戦までを考えていく。 サードにより大地の浄化をほぼ完了させたネルフ。逆に行動可能な範囲を上空と海洋上に限定されてしまったヴィレ。動く必要がないネルフに対し常に動き続ける必要性が出来てしまったヴィレ。状況としてどちらが有利かは言うまでもないだろう。しかしネルフにはエヴァが無い。ネルフはヴィレに決定的な打撃を与えるべく、mark.9及び最後の執行者としての第13号機の建造を開始。また大地の浄化により生じたインフィニティの一部を兵器として転

          容量1KBPCの備忘録 その20-3 そろそろいいでしょ Qに至る道

          容量1KBPCの備忘録 その20-2 そろそろいいでしょ 空白の14年

          前回の続きから。 しかしQに入る前に触れなくてはならないものがある。空白の14年だ。 ここに関しても当然様々な議論がなされてきた。具体的内容については明言を避けるが、ここでは再び自分なりの解釈で捉えていきたいと思う。 最初に明確にしておかなければならないのは、作中にて描写若しくは言及がされたか否かである。描写がされた以外の部分は推測の域を出ず、描写されたものは事実であるとする。また破の次回予告についてもQやシンで確認された事実から事実であると判断できる。 非常にざっくりとし

          容量1KBPCの備忘録 その20-2 そろそろいいでしょ 空白の14年

          容量1KBPCの備忘録 その20 そろそろいいでしょ 破

          一年も経てば許されるだろうと思い、エヴァについて考えてみたいと思う。 と言っても考察してナンボの作品であるが故、テーマは幾らでも転がっている。なので今回は「マリの特質性」をベースに色々と考えてみたいと思う。 真希波・マリ・イラストリアス。真希波は旧日本海軍夕雲型駆逐艦五番艦巻波から、イラストリアスは旧イギリス海軍のイラストリアス級航空母艦一番艦イラストリアスから取られている。駆逐艦から名前が取られているのはレイも式波アスカも同じだが、2人が綾波型から名前が取られているのに対

          容量1KBPCの備忘録 その20 そろそろいいでしょ 破

          容量1KBPCの備忘録 その19 小数派人生

          物心ついた頃から、自分は常に少数派に属する人間だった。ライダーにスーパー戦隊は見なかったし、ジャンプもマガジンもサンデーもコロコロも読まなかった。その当時読んでいたのは小学○年生だ。 小学校で天文に興味を持ち、中学でアニメの沼に引き摺り込まれ、高校で車をベースとした機械と向き合っていく仕事を選んだ。 マジョリティの視点から見れば完全なマイノリティである。だがそれを選んで今の自分がいる訳でそれが間違っているとは思わない。選んでいるのだ。好き好んで邪道を。 昔から多数派に属す

          容量1KBPCの備忘録 その19 小数派人生