容量1KBPCの備忘録 その21 3Dアクション基本のき

エヴァの話はちょっとだけ箸休めして今回はカービィのお話。勿論ディスカバリーのお話です。
ネタバレもありますのでご注意を。

ディスカバリー、自分は概ねクリアして後はやり込み、という段階なんですが、これまた素晴らしい出来です。3Dになっても変わらないカービィらしさが感じられるのは大変に好印象でした。

ボスも過去作からはデデデとバルフレイ、ウッズが登場し、残りは新キャラとこれまたいつものカービィ感。その新しさと昔からのファンへの配慮が、らしさを更に押し上げます。
また現代の難易度を上げて難しくする流れから離れて、ボスバトルで倒されても復活可能としたのも新規層への配慮があって良いと思います。
肝心要のコピー能力も、いつものと新しいものがバランス良く配置されているし、数も多すぎず、少なすぎずの丁度いいラインだと思います。

そして今回の最大のポイントであるほおばりヘンケイ。ステージを壊して新しい道や隠しアイテムを見つけ出すあの感覚はまごう事なきカービィです。慣れていない人なら「あ!あそこにある!」と新鮮な喜びがあるし、カービィ慣れしている人なら「ここら辺にありそうだなあ」みたいな予想を立てながらプレイをしてそこにちゃんとあった時はニヤリとするでしょう。実際僕はそうでした。ニヤニヤしっぱなしでした。

またボスを中心とした新キャラたちも今後とも出番があるだろうなと思わせる立ったキャラばかり。可愛さとユニークさを融合させたデザイン達はポケモンとはまた違った魅力があります。

キャラで言えば今回の裏ボス、カオスエフィリスも、「いつも通り」の裏ボスで実家のような安心感がありましたね。いつものカッター、いつもの星型空間ビーム、いつもの分裂攻撃、いつもの飛び跳ねからのボディプレス!
分かる人にはこれだけで誰の攻撃か、分かると思います。また、いつもの体当たりも、ジャンプだけではない高さを活かした攻略方法があり、シンプルながらも今までに無かったギミックでとても新鮮でした。

正直今作に批判するとただの難癖になってしまうレベルにマイナス点が見当たらないのですが、個人的な好みで言えばもう少しだけ、難しかったらと思いました。例えば、ボスバトルの復活機能のオンオフが出来れば良かったかなと。勿論復活が嫌なら復活しなけりゃいいだけなんですがね。復活出来るって思って戦うのと元より復活出来ないって思って戦うのはやっぱり違うんですよ。
まあ高難易度コンテンツもアプデで追加されるだろうし、高難易度路線はニルで終わったとも捉えられるので本当にただの難癖です。

とつらつらと書き連ねてきましたが、纏めると「いつもの、要点を完璧に押さえたカービィ」です。クリアへの配慮、オールドファンへのサービス、新しさと今まで通りが混在しながらも、互いが魅力を引き立てるバランス感覚。
どれを取っても素晴らしいです。万人にお勧めできる3Dアクション基本のき、です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?