容量1KBPCの備忘録 その19 小数派人生

物心ついた頃から、自分は常に少数派に属する人間だった。ライダーにスーパー戦隊は見なかったし、ジャンプもマガジンもサンデーもコロコロも読まなかった。その当時読んでいたのは小学○年生だ。
小学校で天文に興味を持ち、中学でアニメの沼に引き摺り込まれ、高校で車をベースとした機械と向き合っていく仕事を選んだ。

マジョリティの視点から見れば完全なマイノリティである。だがそれを選んで今の自分がいる訳でそれが間違っているとは思わない。選んでいるのだ。好き好んで邪道を。

昔から多数派に属する事が嫌いだった。他人と同じ自分が嫌だと今でも思う。自分を個人として定義したい、と。今だからこうやって明文化出来るが学生の頃は漠然としたイメージしか持ち合わせていなかった。が、こうして明文化する事によって今まで「なんか嫌い」としか表現出来なかったものに対して具体的な表現が出来る様になったのは、少しだけ大人になったなと思う所だ。

何の話かといえば所謂大手と言われるようなYouTuberやVのものに対する自分自身の拒否反応の理由が上記の事柄によるものである、という事だ。

有象無象の人間集合の1単位と化してしまうあの環境が自分はどうしても受け入れられない。人の波に飲まれ自分が個を保てなくなる。エヴァで言えばアンチATフィールドが発動しているようなものだ。純粋に恐怖しかない。

だから自分が個であり続ける為に邪道を歩むのだ。というより自分にとってはそれが王道なのだからそれでいい。

要するに何が言いたいのかと言えば、「皆んなが皆んな好きだと思ったら大間違いですよGoogle先生」という事である。

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