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大学生の趣味やレジャーに使う費用が、バブル期並みの水準に回復したそうですよ・・・でも「私をスキーに連れてって」とは言わないようです・・!

こんにちは、バブル期は会社員だったDJムッチーです。
大学生の趣味やレジャーにかける費用がバブル期並みの水準に回復したそうですよ。
一口に大学生と言っても、自宅生と下宿生、国公立大学生と私立大学生、都市圏の大学と地方の大学ではお金に関する環境は随分違うと思うので、一概に納得はできませんが、趣味やレジャーへの情熱が回復してきたというのは良いことだと思いますね。
学生時代にしかできない体験も多いですから、よく学んでよく遊んでほしいですね。

バブルの頃は

バブル期には、既に社会人だった僕らの世代は、映画「私をスキーに連れてって」に出て来るような大学生を見ては、「大学生のクセに」といって嫉妬したものです。
バブル期の大学生は、愛車でスキーやサーフィンに出かけたり、ブランド品を身につけたりするトレンドに憧れて、無理していた人が多かったですね。
クリスマスやバレンタインはシティーホテルで食事する大学生で予約が取れない状態でした。

大学生もモノ消費からコト消費へ

消費者庁の2021年度調査では意識的な支出として音楽フェスやファン交流などの「参加型イベント」を選んだ人は10代後半、20代で16%超で、全体平均6.6%の2倍以上だったそうです。
令和の大学生の趣味やレジャーは、参加体験を重視することのようです。
(グルーブ感に魅力を感じるのも理解できますね)
これを、博報堂生活総合研究所さんは「トキ消費」と呼んで、バブル期にブランドモノに走った「モノ消費」と対比しています。
博報堂生活総合研究所の「生活定点」調査によると、現在お金をかけているものとして「車」を挙げた20代は1992年に27.8%でしたが、2022年は7.8%に減少していることから、「モノ消費」の移ろいをあぶりだしています。
「トキ消費」って質素なイメージですが、流行りの推し活は、結構な出費になりますし、音楽イベントに参加するのもそれなりに費用がかさみます。
お金がモノに向かって流れていないと言ってもいいかもしれません。

推し活が趣味やレジャーと言っていいの?

大学生の暮らしは

全国大学生活協同組合連合会の「学生生活実態調査」からは、下宿生活する国公私立大の学生が趣味や交際、サークル、新聞などに使う「教養娯楽費」は2023年は月1万2840円で、バブル期の1992年(1万3390円)と同水準になっています。
大学生の暮らしの支出は、下宿生を例にとると、食費や生活費、書籍代をバブル期より節約して、高騰している住居費に充てているようです。
書籍代が減っているのが気になりますね、ゆっくり本が読めるのも、学生時代しかないと思えるのですが・・・
(安い下宿に住んで、本を買ってほしいと言ったら、「ムリ」と一蹴されるでしょうが・・・笑)

では収入の方はというと、やはり中心になるのは仕送で、月平均約7万円でピークの1996年に比べ3て割減だそうです。
文部科学省によると、2023年度の私大授業料はバブルが始まった1986年度の1.9倍になっていて、親の負担は大きくなっています。
経済的判断では下宿より自宅、私大より国公立大となりますが、子供の夢の実現となるとそうもいきませんから辛いですね。
(夢がないなら自宅から国公立ですね・・・笑)

一方、人手不足でアルバイト代が高騰していて、仕送りの減少分を補いつつるようです。バブル期はアルバイトの時給700〜800円ほどでしたが、2023年は1,100〜1,200円ほどに上昇しています。
2023年の大学生のアルバイト収入は、月約3万6千円と1990年代から1万円近く増加しています。
金銭的なゆとりが完全に戻ったとはいえませんが、手の届く趣味やレジャーは体験できそうですね。
これから物価が上がるとまたきつくなりそうですがね・・・

もう商品でトレントは生まれない

1993年の経済白書はバブル消費を「周りの人々が買うから自分も買う」と形容したのをご存知でしょうか?。
本当にそうだったなと感じます。社会や人間の成熟の段階で、そういう時期があるのかもしれないと、急成長しているアジア諸国やその国の人々を見てて思います。
だからバブルの時期は、いろんな分野で大ヒット商品が生まれたんですね。バブルの頃はまだニーズは数限りなくあったし、顕在化していました。

ニッセイ基礎研究所の久我尚子さんの分析では「令和の時代は、消費行動が多様化し、1つの商品で大きなトレンドは生まれにくいのが特徴です」とのことですが、本当にそうでしょうか?
僕は、大方のモノへニーズが充足したことで、モノから生活の新たなニーズを見出すことが難しくなっているのではないかと思っています。だからモノからトレンドは生まれない。
大学生も知っているモノにはニーズを感じないから、ニーズではなくインサイトを刺激するような趣味やレジャーを求めているのでしょうね。

僕もバブルの頃は、サーフ天国やスキー天国に憧れて、スポーツカーに乗って、高いダブルのスーツを着ていました。
それができたのもバブルの頃は、仕事が超忙しくて毎日終電帰り。本給ほど残業代がもらえたせいでしょう。
今はそんなに働くことは、ご法度ですから若い皆さんは大変ですね。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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