❤️はいつも空回り🥺映画紹介「僕らの世界が交わるまで」
みなさんこんにちは😃
今日はバレンタインデーですね!
バレンタインといえば、愛!
今日は、愛することってむずかちいなあ、って映画を最近見たので紹介します!
愛によく起こることと言えば、空回り🌪️
ありのままの自分を、家族を、世界をもっと愛したい🥺
映画「僕らの世界が交わるまで」
アメリカ、ジェシーアイゼンバーグ監督
まず、ここに出てくる親子喧嘩あるあるが面白い🤣
母エヴリンは、DV被害者のためのシェルターのリーダーであり、社会運動に熱心であるのだが、高校生の息子ジギーは社会に関心ゼロ。
ジギーはしかもお金を稼ぐことと有名になることには熱心で、音楽をつくり、定期的に自宅で配信ライブをやっています。(フォロワー2万人)
そんなジギーは、同級生に恋をするのですが、その子はなんと母に似て超社会派の女の子。
いつもアメリカの覇権や資本主義のまやかしの議論をしており、そこに入り込もうとするジギーですが、トンチンカンすぎて呆れられます。
一方のエヴリンは、幼い頃から社会に関心を持つようジギーに教育してきたはずなのに🥺となっており、シェルターに来た男の子を溺愛し始めます……
それぞれの愛が空回りしたとき、身近な人と向き合おう思えるのです。
この映画、本当に面白かったです😂
そして、アメリカだから作れたのだなと思いました!
まず、この映画は、親子あるあるとともに社会運動あるあるだなと思いました。
親が社会運動に熱心だと、子どもはそれを拒絶したり、無関心になることってよくあるんですよね💦
ガンジーも長男はグレたらしいし💦
また、私は息子ジギーにすごく共感しました。
というか、同級生でいたら、友達になりたいと思います。
ジギーは素直でいい子なんです。
子どものときから、親にボランティアやデモに連れて行かれて、すごくその大切さは理解していると思うんです。
ただ、ジギーは白人男性であり、家庭も裕福で、だからパッションが持てないんだと思いました。
音楽に関しても特にパッションがなく、ただ自分の恋心を歌にしてるだけ。
パッションを持てないことがコンプレックスなのだとも思います。
だから熱く社会について考え向き合える、それこそ母みたいな人に恋をしたんだと思います。
父親から幸せかと聞かれて、自分の世界が出来上がっても、その後虚しくなるってセリフが彼の葛藤なのだと思います。
(そうそう、この映画、父親が居たのも良い味出していました。母と息子の映画って父親がいないことが多いので💦
ずっと本を読んでいる、存在感薄いけど社会的な権威だけはありそうな父親でした。)
この映画、日本だと親は大企業で働くとか有名大学に進学しろ云々の話になると思います。
そこを利他主義vs利己主義のような構図になっているのが面白い!
それと日本だと社会運動に熱心な母を、ただ承認欲求の強い人として描きがちだと思います。
そこをラストはちゃんと尊敬のある終わり方にしてるのが良かったです✨
映画だけ観てると確かにおかん自己愛強そうーって思いましたが、そんではなく熱く社会をよりよくしようと取り組んでいたのです。
でもそれって他人からは気づきにくいんですよね💦特に子どもからは💦
日本では作れない、愛の映画だと思いました!
おすすめです!!
執筆者、ハイサイ・オ・ジサン