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私が描く女性論を、いつか三島由紀夫、谷崎潤一郎に語れのるだろうか

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#夏子の冒険
#三島由紀夫

私はよく疲れた時に三島由紀夫を読む。
と言いつつ、そんなに多く読んでいるワケでもないし、理解しているワケでもない。

ただ、日本語というより三島の言葉、熟語の羅列の美しさを魅せてくる手法が読んでみろ、感じろ、俺を視よ、と言われている気がして心地よくなっていく。

三島の文体はそれ単体で美しく、ただ読み進めるだけでも楽しいものだと思っている。

今まで、読書に意味を持って読んでいたワケでもなく、文字列を追って頭の中で物語をイメージしていたに過ぎない。

今、やっと読書が物凄く面白い。

自分に何が起きたのかよくわからない。
こんな気分なのは初めてです。

これは今まで、1人でしていた読書に、皆様からの影響で読むべき道が出来て、書きたい表現を探したくなり、自分が変わっていったと思う所です。

ありがとうございます。

もっと勉強したい。時間が足らない。そんな気分です。圧倒的に足らない。

いい文章に出会うと自然と気分がよくなる。

人の気持ちが動くような表現を身に付けたいと思う。

ここの世界でも、いい表現に出会っただけで最近すぐうるうるします。涙腺工事願います。

閉じ籠りたい。←これ。もう今これ。

私の10年後、文学女子を口説くという目標は、今10年で足りるのかという焦燥感に襲われている。

まぁ、無理な時は一緒に勉強すればいい。
↑これ。むしろ今これ。気付いた時に震えた。

そんなワケで三島由紀夫をプレゼントしてもらった。

人に本をプレゼントしてもらうというのが、どれほど嬉しく、また、私の文学への想いを考えてくれて選書してくれたという時間と手間を考えた時に、私の感謝の気持ちを書けば延々書けるのだが、気持ち悪くなるので自粛いたします。

夏子の冒険をいただいた。

私の三島由紀夫のイメージが変化する。
こんなに読者に寄せてくるのかと。

親しみやすくトゲがない文章がどこか「三島らしく」なく疑いかねないのだが、面白い。

こんな風にも書けるのかと考えた時に、やっぱり作家の凄さを知れる。もっと読みたい。三島で笑うとは思わなかったし、こういう表現をする三島がとてもお茶目に見えてきて振り回された。

そもそも、若い女性の心理を想像して描ける。これが、とても素晴らしい。それが女性から見て本当に女性の気持ちを分かっているのかと思われたとしても。

冒険譚における、天真爛漫な女性の心理描写を軽くコメディタッチで描くこの作品。どうしてそんなに女心を理解出来るのか。

出てくる主人公の親、親戚達の女性の右往左往感の皮肉。どこをとっても面白い。

拝啓
三島さん。ここに、文学中年を名乗る1人の
イケメンがいます。三島さんの作品を読み、
女性の事よくわかるなぁ。スゴいなぁ。
と思いながら、ふと思ったのです。
それは、私が谷崎潤一郎を好きな理由に
重ねていました。
谷崎が女性をすごく好きだから。そこに通じる
ワケですよ。三島さん。だから私やっぱり
好きですよ。三島さんも。て理由になります。
                    敬具

木ノ子。心の手紙

女性の描き方が上手な作品は、もしかしたら女性にどこか支持されて後世に残るのではなかろうか。
↑これ。調べたい。今の所の仮説。

私に、この本をくれた方が三島由紀夫と
谷崎潤一郎の女性観をこう語る。

私の、本の音と書いて本音で話せる本繋がりの方です。いつか追い付きたいです。

三島の女性の内面の描き方の凄さは、谷崎にはないよね。谷崎にとってにょにんは愛でるものだから。行動と現象を表す職人。でも三島は動く絵を描いている。

木ノ子。先程の心の手紙を燃やしたくなる。

一括りに女性が好きでまとめる私の浅はかさよ。

では、最後に一部分。どちらの男も女も可愛くてしょうがない。こういう、引き込ませ方っていつか、表現してみたいってキュンキュンしたアラフォー男子の琴線どうぞ。

『彼は深くうなだれて、拳で頸のうしろを、乱暴に叩いた。彼の恋心はそこに宿ったらしい。』

『手も足も、夢のような動きで少しも渋滞がない、そういう姿に、安物の花もようのワンピースも、まことにさりげなくよく似合っていた。』

勉強したいなぁ。読書が勉強の対象になるとは全く考えた事もなかった。

それと、やっぱり私に関わってくれる「人」。
1人でしていた読書に今、「人」の力で
1人で読んでいるワケじゃないと知れて
感謝しておりますし、
出会える私はやっぱり運がいいと思う。

なんのはなしですか

10年後。マジで俺ヤバいと思う。
↑これ。今これに自分で期待している。

今後私に描かれる女性がいるならば、その女性にありがとうと言われてみたい。

 コニシ 木ノ子談

自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。