2023年12月の記事一覧
410-10-40ということで
今年一年、『厄年男が躍年男に変わるまで』をテーマに一年間のドキュメンタリー形式で記事を書き、その生き様をお伝えしてきましたが、皆様におかれましては本当に一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。
年末年始に読みこむ本が揃いましたので、SNSからはしばらく距離を置きます。
毎年、年末年始は更新しないのですが、やっぱり自分がSNSに向いていないのをよく理解しております。どこかで疲弊した
友人が語るロマンスに、僕はこの上なく美味しいお酒を飲む
忘年会に参加していた友人から、今年一番の失態を犯したとメッセージが入っていた。僕は今まで失態を演じ続けての41年だったので、所謂その道のプロだ。僕も友人の立場なら、まず僕にその話を聞いて欲しいだろう。
僕は折を見て友人に連絡を取った。友人は僕の電話のコールに3秒で出た。僕の経験から言うと3秒という時間は、僕からのコールを待ち望んでいたと言っていいだろう。
だいたい僕が電話する女子はなぜか留守番
「憧れの人」になった自分は、年末の空気を囲いながら噂で呑みはじめる。
「レモンはね。皮を下にして搾るのよ。そうすると香りの成分が一緒に落ちていくの」
香りと一緒に連れ立って滴るレモンの雫を見ながら、見えないものも包み込むという考え方に私の下心も包める日がいつか訪れるのだろうかと感じながら、私はこの一年を振り返っていた。
この日、我が文学への道標を説いてくれる女性と、どういうワケだか私に憧憬を抱くという女性と食事をすることにした。
私は、去年まで身を置いていたI