心が疲れている方へ「エッセイ」

今日も一日お疲れ様でした
1日を乗り越えましたね
本当にお疲れ様でした
ここにきているということは
どこか心の中に疲れを感じているのですよね
僕はあなたがどうして疲れているのか
どうして傷ついたのかの理由は分かりません
でも、疲れて傷ついてどうしようもないその心
その心の状態だけは痛いほどわかります
自分語りになってしまうのですが
僕も、そう感じたことが何度も何度も過去にありました

僕の過去

当時自分は高校2年生でした
お弁当をみんなと食べていた時ある1人の友達が
他の友達が買っておいたジュースを僕がいない間に僕のカバンの中に入れておいて僕を泥棒だといじるそんないじりが始まりました
怒れば怒るほどその子たちは喜んで面白がり
怒ることもやめるようにしました
しかし
段々とそのいじりがエスカレートして
ジュースではなくその子の財布までもを
僕のカバンに入れられ僕がとったように仕向けられました
その後
ほぼいじめのような悪口を言われるようになりました、最初は笑って過ごせていた悪口でしたが
ある1人の子が僕に言いました
お前は、泥棒だから家族も泥棒なんだろ？笑
それを言われた時
絶句しました怒りを通り越して
なぜか涙が出そうになっていました
そもそも自分は何も盗んでいないし
いつのまにか泥棒呼ばわりされて
怒って反論すればネタだからと笑われて
我慢をして笑って過ごしていれば
今度は家族が泥棒だと
ふざけるなよ、俺が何をしたんだよ
冗談でも言っていいことと悪いことがある
まだ僕を馬鹿にするだけなら笑えていましたが
どうしてやってもいないことで家族をけなされなければいけないのか
本当に当時、死ぬほど腹が立ちましたし
つらかったしたくさん涙を流しました
でも、その言葉を言われた瞬間僕は何も言えませんでした
あまりにショックすぎて何も言えませんでした
その子をとても人とは思えなかった
悪魔に見えました
今は卒業して彼とももう話したりはあまりしませんが今でも僕の心の中には
彼から言われた言葉や笑われたこと
僕のカバンの中に財布を入れたやつの
言った言葉、行った行動全て心に残っています
これが僕の過去です

その後の心

その言葉を言われた日からしばらくの間
涙を流す夜がたくさん続きました
彼らへの怒りの涙
言い返せない自分への怒りや後悔の涙
さらに自分はあまり負の感情を表に出さないのが得意なので他のクラスメイトに明るく振る舞う裏にどうしようもない孤独感がありました
誰にも理解してもらえない
そんな寂しさの涙も流したりして
その間正直生きるのが本当にしんどかったです
どうしていいのかわからなくて
いつしか心は疲れきってて
本当に死んでしまおうと部屋の窓から何度も下を見下ろしたこともありました
でもあんな奴らのせいで人生を終わらせたくないし死ぬ勇気なんてない
死のうと思っては死にたくはないと思う
そんな日々を繰り返しました

でもある時父が僕に聞いてくれたんです
最近学校は楽しいか？と
僕は楽しくないと答えました
理由を聞かれたので、
一瞬ためらいましたが、どうせこのまま抱えていたら心が疲れて死んでしまうと思ったので
思い切って全てを家族に話しました
今まで自分がされたこと、言われたこと
そして家族のことを悪く言われたこと
僕が話し終えた時
父は怒りました母も妹も怒りました
そして涙を流してくれました
それが僕にとってどれだけ嬉しかったか
僕が抱えていたものを
一緒に抱えてくれたそんな気がして
あの時ほど泣いたことはないです
それからの日々を過ごしていくうちに
少しづつ立ち直れるようになりました
自分との向き合い方も成長するにつれてわかってきて心のコントロールができるようになってきました
今でも、傷ついたり疲れたりしますが
うまく付き合えるようになってきました

心が疲れた方へ

最初に言った通りここまで読んでくれた方は
心が疲れたり傷ついたりした方だと思います
こんな自分語りの文を読んでくれたあなたは
本当に優しい方だと思います
ここまで読んでくれて本当にありがとうございます
僕がこの文を書いたきっかけは少しでも
僕と同じように心が傷ついたり疲れたりした方に寄り添いたかったからです

あなたが傷つく理由やつかれる理由は
人間関係だったり自分自身のことであったり
様々な理由があるでしょう
でも僕は思うんです
心が傷つきやすかったり疲れやすい人って
本当に優しい人なんだって
本当に優しくなければ心に傷はつかないです
相手の立場を全力で考えられるから
傷つきやすいしその分疲れやすいんです
だから、どうかそんな自分自身を愛してください
この世に生まれなきゃいい人なんて1人もいないです、あなたがいるから幸せなんだ
そう思う人が必ずこの世にいるはずです
誰にも必要とされない人なんていないです
優しいあなたの周りにはきっと優しい誰かがいます
類は友を呼びますから
生きていれば幸せなことがあるかと聞かれたら
絶対あるよなんて答えることはできないです
もしかしたら辛いことばかりかもしれないです
生きている限り幸福も不幸もセットだから
でもいつか幸福はきます
生きている限りあなたが優しくまっすぐ生きている限り幸福はやってきます
でも、無理に生きろとも言えません
でもどうしようもなく辛くて本当に死にたい時は
一度でいいから周りの人に話してください
誰でもいいんです親や兄弟、友人にだって
本当に誰でもいいあなたが信用をおける人に
あなたの心を打ち明けてあげてください
それでもやっぱり苦しいのなら
僕は止めたりはしません
あなたの決めたことを否定もしません
その気持ちも痛いほどわかるから
あなたという優しい人が
生まれてきてくれたことが
なによりもありがたいです　
本当にありがとう
あなたの顔も分かりませんが
ここまで読んでくれた優しいあなたが大好きです
本当に心の底からありがとう
あなたの心の休憩所として僕の詩やこの文を使ってくれれば嬉しいです
最後になるけど
本当にここまでよんでくれてありがとう
あなたが生きていく道に幸せなことがたくさんあることを願います
今日一日本当にお疲れ様でした