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モンブラン失言/毎週ショートショートnote

とある秋の日、カフェで働くエミは、毎日、やってくるおじさんのことが気になっていた。彼は必ずモンブランを注文し、それを小さなフォークで丁寧に食べる。 カフェが忙しくなりつつある日、エミはバタバタして、それがイライラに変わり、そのイライラを、あのおじさんに、ぶつけてしまった。 「いつもモンブランですね。飽きませんか?」 彼女の顔は真っ赤になった。 口にした瞬間、自分でも後悔した。イライラの矛先を客に向けて 失礼な事を言ってしまった事に、 すごく後悔した。 おじさんの表情は一

その世界の情報はその世界に足を運んで手に入れる

自分が直接体験して得る情報は貴重です。 偏見を持たずに自分でそれをしっかり目の当たりにしないと、頭でっかちでつまらない人間になってしまいます。 「猫を飼うのは大変そう」 →「なんだ水と餌を補充して、砂をちょこちょこ変えるだけか」 「サークル運営なんでただ大変なだけでしょ?」 →「そこまで大変じゃないな。それ以上に楽しい」 「営業って体育会系じゃないとやっていけないのかな?」 →「あれ、みんな大人しそうな雰囲気?」 こんな感じで案外新しい世界に入る時って色んな意味でギ

直島への旅

昨日の夜、旅から帰ってきた。訪れたのは直島。 直島は香川と岡山に浮かぶ島で、オリーブで有名な小豆島から豊島を挟んで西に位置している。 瀬戸内海には大小無数の島が浮かんでおり、直島は香川県の離島でも5番目の大きさだ。東京ドーム170個分と言われると広く感じるが、自転車があれば1日で島を3周くらいはできる。 実は香川の離島を訪れたのは初めてではなく、去年の夏も高松経由で小豆島に行った。その時が僕にとって初めてのフェリー、離島旅だった。 ではなぜ今回も香川の離島を目指したか

デンマーク人、仕事チャットの絵文字使いから自己肯定感高すぎ

デンマークで働きはじめたことで、念願のMicrosoft Teamsデビューを果たした。チャットワークに始まり、ラインワークスやグーグルチャット、スラックは使ったことがある。紫のアイコンとの邂逅がうれしい。 そのTeamsでの職員チャットが衝撃的だった。秘密保持の関係で事実を曲げて、たとえて書くとこんな感じ。 その「やるべきだったこと」っていうのは、資料作成とか生徒向けへの何かとかではなくて、印刷用紙の補充くらいライトなもの。とはいえ、なーんかさ、これでいいのかーって笑っ

ほのぼのポエム#84

「輝き」 それは太陽の眩しさに似た 真っ直ぐに見ることも ムズカシイ それは 星の煌めきに似た 遠くから眺めても ウツクシイ それは 涙の雫に似た 喜び 哀しみ それは 生きた証 それは 生きる喜び それは やさしくて それは 胸を熱くする それは いつも探している それぞれ みんな 持っている 石ころみたいな輝きは 誰が見ても同じはずなのに その輝きは 特別になるんだ 石ころみたいな輝きを 持っていたい 誰が見て

やさしくなりたい

 私は冷たい人になりたかったわけではない。本当はやさしくなりたかった。ボタンのかけ違いのようなこと。不器用だったあの頃の私をぎゅっと抱きしめてあげたいと思うことがある。  私は7人家族の中で育った。父母、祖父母、姉2人と私だ。上の2人の姉は2つ違いで年が近い。私は少し離れて生まれた末っ子だ。私が中学生の頃だったと思う。祖父ががんになって入院をしたことがあった。両親は、姉2人にはその事実を伝えたようだ。私には具体的な病名は伝えられなかった。「ちょっと大腸にできものがあるから、

河童についての深い深い考察 かっぱ祭

ちょいと聞いてくれますか お姉さま、お兄さま方 先日、この私めが船に乗っておりますと、どんぶらこと何やら流れてまいりました。 オールの先でちょんちょんと突っつきますと、顔を出してきたのがどこかで見たことがあるような、ないような顔でございました。 目はパチクリと丸く、そう。円な瞳というやつで、鼻はどこぞで見たことのある開閉式のもの。口はと申しますと上下の唇が皿の縁のように丸く平らな、つまり円盤・・・と申しましても空を飛ぶ類いではございません。 そいつがのそっと私の船の横に出て

【3行日記】自宅で仕事をするって大変(2024/8/11)

「今日は片付けも読書もたくさんするぞ」と思っていたのに、 つい身体が重くなって寝込んでしまいそうになる。 よし動くぞ! と強制的にやる事を作って、何とか動く。日常的にテレワークやってる人ってすごい。

可能化のための変化のモデル

健康信念モデル Health Belief Model 脅威を認識し、提案された変化が新しい行動に従事するコストを上回る利益を生み出すことが分かったならば、変化が起こると提案している 属性モデル Attribution Model  クライエントの属性が、変化が起こる前の特定の行動や結果にどのように起因するかを知る必要があると強調している (健康行動変化の)多理論統合モデル Transtheoretical Model 最適な開始時期に特定の支援ができるとしている。

第1回 幸せのアルゴリズム、「幸せバイブル」

子供の時から、そして大人になっても、人に相談する勇気さえなかった私 自分で考え、自分で決めるか、自分で自分を納得させる それでうまくいった時もあり、うまくいかない時もあり うまくいかない時は、自問自答の中で、ぐるぐると頭の中で毎日同じところを周り、それが次第に大きくなり負のループになってゆく 幸せになりたいという気持ちが強く、自分でなんとか改善してゆきたい できるなら人の手を借りずに、人に迷惑をかけずに しかしその思いの強さと行動とは裏腹に、幸せが大きくならない こ

「おやつはどうする?」——資源活用事業#36

植戸万典です。パリ五輪がはじまりましたが、自分の生活に特段大きな関係は生じてない。 パリでは100年ぶりの五輪開催ということもあり、良くも悪くも人々を動かしているようで。 それがオリンピックというものの持っているパワーなんだろうな、と思うのは、東京大会もそうだったから。それは、あのちょっと特殊な時代に我々が体験した2021年でのことも、そして1964年のことも含めて。 とくに1964年(昭和39年)頃というのは、戦後の日本社会がどんどん発展(development)してい

プラトン著 国家

ーーー正義についてーーー 第1章    1〜44p ソクラテスとケパロスの対話によると、人間の性格こそが豊かにしているという。また、端正で自足することを知る人間であれば老年でもそれほど苦にならない。その逆であれば、老年であろうと、青春であろうとつらいものになるということだった。 しかし、ふつうのひとはケパロスが老年に堪えておられるのは性格ではなく財産のおかげだ思うだろう。そこでケパロスの財産事情を訊いてみると、どうもケパロスの祖父が多くの財産を持っていて、父が少なくして

音楽だけを、

中学校に入る少し前から、音楽を聴くようになった。きっとその頃に、私は私になったと思う。それからずっと、音楽を取り込んで生きてきた。有線イアフォンの白いコードが、私の生命線。音楽を聴けなくなったら、私は直に死ぬでしょう。人間の身体が酸素を無くしては生きられないように、私の心には音楽が必要だった。 音楽を作って生きている人が好き。彼らの世界には、きっと音楽しか無いから。そうして生きていけたら、どんなに幸せかと思う。音楽を、聴いて、書いて、吸って、吐いて、そういう風に生きる人にな

3ヶ月の壁は容易に越えられそう

意識で手が伸びる みたいな 講座付きヨガをはじめて うけてみた イメージの世界と 論理とみたいな いつも受けていたのは ひたすら先生の ポーズを真似する ついていく みたいなのが メインなやつだったのだけど きょうのは ぜんぜんちがくて 話を聞いて じぶんでイメージすることとか セルフコントロールみたいな ことに 重きを置いたレッスンで 新鮮であった ひとの意識っていうのは すごいなと イメージすることで なんとかく カラダがそう勘違いするというか 意識に促されて