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大阪と東京は別の国(4/29)

昨日、ひどく雨が降っていたからか、今日は空気が澄んでいて美しい天気でした。フランスに閉じ込められていると、窓からの景色が世界の全てになりますね。

最近はyoutubeで関ジャニクロニクルの英語伝言ゲームをずっと見ているんです。私は関西出身なので、心が疲れてくるとやはり求めるものは母国語。
生まれ育った国の言葉。それは私にとっては大阪弁なんです。

関ジャニのノリも好きなんです。コテコテの関西弁なんですけど、ツッコミも絶妙にセンスがあるので何回見ても涙が出るほど笑ってしまえるんですよ。

あとはノリですね。大阪のノリは、おそらく関東の人からしたらいい意味でも悪い意味でも独特で理解してもらえないものもあります。けれど、「それそれ!」みたいなノリはやはり安定していて安心します。

その最たるものは「吉本新喜劇」だと思うんです。私も仕事で東京に4年住んでいたのですが、仕事で疲れた時に見るのはやはり吉本新喜劇でした。私の母は大阪の生まれではないので、新喜劇を見て何が面白いのか分からないと言っていましたが。

しかし新喜劇を見ると私はずーと笑えます。次に誰が何を言うのかすべてわかっていても、それが最大の良さなので私は楽しめます。もちろん個人的に好きな座長もいるんですが、どれを見てもある程度のクオリティがあるので満足なんですよね。東京でも時間を変えてやっていたようなのですが、見たことありませんでした。

大阪と東京は別の国

私は大学まで関西、仕事をはじめるようになってから東京に行きました。東京に行って思ったのは、「日本語が通じない」と言うことでした。

今思うと当たり前のことなんです。英語学習の際でも同じことが言えるんですけど、文化と言語ってものすごく密接に絡みついている存在で、文化を学ばずにして言語を身につけることはできないんですよ。

アメリカ英語とイギリス英語が異なる理由も、アメリカとイギリスでは文化や歴史が大きく違うので言葉も変わるのは当然です。

それと同じで、大阪と東京だって文化がだいぶ違う地域ですから言語感覚が異なるのものなんです。

一番キツかったのはその言語感覚の違いを関東の人に理解してもらえず、私たち大阪人もなぜ伝わらないのかを理解するのに経験値がたくさん必要だということです。同じ日本語を話しているぶんわかりにくいんですよ。

しかし、大阪人は総じて東京にライバル心を持っていますし、標準語に関して慣れていない中で違和感を持っているんです。そのフィルターのせいで分かり合えず損している点は多いにあるように感じました。

私は関東で大阪弁を話してきつく当たられたり怒られたりすることが多かったので、東京に来て1年程では標準語を話せるように努力しました。

この点もあまり理解いただけない人もいるんですが、大阪弁は”社会人になったばかりの一番下の人間が話すには、生意気に聞こえてしまう方言”。かつ、東京の人たちには距離の近すぎる言語なのだと思います。話していて誰かを不快にさせてしまう可能性があるのならば話さない方がいいのだな、と感じたのが私の見解です。

言語なんてものは、相手に気持ちや情報が伝わってなんぼですからね。

正確に伝えられない言葉は、改善していく努力をしていかなきゃ変えていけない。それは日本語に限らず英語やフランス語もそうですね。

生まれ育って身に付けた言葉を不快に思われてしまうと言うのはとても悲しい。なんの権利があって批難されなきゃいけないんだって思った時もありました。

しかし、大阪弁を話すことで勝手に私の意図しないフィルターをかけられて自分を判断されてしまうよりはいいのかもしれませんね。


さて、こう言う気持ちを忘れずここでもフランス語を頑張っていきたいですね。今日もありがとうございました。

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