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幼なじみは多分、不良
気づけば隣にいた人。双子みたいに笑いあっていた人。 あの頃はまだ可愛かった。可愛すぎた。 でも今、そいつ は不良になった。
髪を茶髪に染め、時にピアスを空け、警察に指導される日々。 人に悪く当たる訳ではないし、まぁ優しいし。 だが、地味
答えはまだ教えないで
どんな恋愛ソングにも当てはまらない。 流行りの恋愛映画もピンと来ない。 私はそんな恋を、しているのかもしれない。
恋人が出来ない、とそればっかりを嘆く私と君。 私の恋の悩みを何
もうすぐクリスマスだねって話
太陽が隠れても何故かじめっぽくて曖昧な夏の夜。 蒼い風に吹かれて薄い桜の花びらが散る春の朝。 空が低くうっすら白い月が滲む秋の夕方。
いつだって、何を見たって、心はどこか寂しくなる。 でもクリスマスのあの寂しさは比べ物にならない。
今年も
こんな冬、望んでないのにね
「釣り合わないね、ごめん」
ただ君はそう言って、掴んでいた僕の手を静かに離した。 色白の肌に飾り付けられた鼻は、ほんのり赤くなっている。 寒さのせいなのか、わかってやれない僕のせいなのか。
国道沿いの道の途中、ただしっとりと時が流れた。 マフラーに隠れきれなかった耳に風が当たって冷たい。
頭のパンクと水色の車
ワイパーの穴に小さなあまがえるが住み着いてる軽自動車の助手席では沢山のことを考えてしまう。 流れているこの曲の思い出、最近日が落ちるのが早いこと、通りの食堂は電子版の日付が2ヶ月後にタイムスリップしてること。あと、おばあちゃんに逢いたいなと、ふと思ったり。
横を見ると相変わらず顔が似てない母親がまっす