眠れない夜には探すてのひらの銀河を守り暮らす技術を 外側を削ごうとすれば砂となり指の隙間をこぼれて逃げる 日向には命が踊りあたたかな風が世界を抱きしめていた 血…
毎月、短歌を書いています。 日記に書いてあったこと、書いてなかったこと。 「ネトフリを遊回してただけだけど良い夜だった」Septemberより あの人もわたしの一部と思い…
イヤホンは自然と剥がれ四字熟語みたいな駅に停車する歌
反射する顔の向こうの暗闇の生気の渦を溜め込んだ街 単語帳ひらく彼の頭上から今にも落ちる寝癖ふたたば 「きっともう逃げ出せないね」学生は背中合わせで慰め合った 底…
慣れたふりして手を繋ぐ目黒川沿いと思えば安い角部屋/奥冨萌
見逃してほしい星たち的を得た言葉を渡す冷めた暴力 みどり色フェンスが囲う駅前に呆れないまま停車する街 ひと駅、またひと駅と近づいて酸素は徐々に薄まってゆく 今日…
青い空、飼い慣らされて暮らす人、ひとりひとつと振り絞る街 軽やかにコーヒーカップは跳ね飛んできらきらと舞う砕けると知る 日曜に高いだけのフルーツを僕は刻んだ僕の…
正解にならなくていい経験を手渡して明日、ちゃんと生きてる 選択はわからないから賭けてみる迷う権利をもらった今日に 淡かった柔らかな日々バスタブの中で全てを平らに…
先生は並べと言った僕たちは持ち合わせない廊下を探す すこしシャツが大きいところベルトから漏れ出す布と有り余る好き 放課後のどうしようもない気怠さが愛しくなかった…
海原といえない部屋でかもめとし飛んでるような気持ちをまなぶ ひとりごとのように喋れば君はすぐ会話のように言葉をつむぐ 箱詰めのお菓子をくれたあなたから葉書が届く…
虹だったのか身体をもてあまし反射しあった日々はおそらく 裏庭の花壇で君のせいにしたことごとは多分、私悪いね 動物のしっぽを人が持つならば何がよいかと考えるなつ
瞳には映らない風ゆらめいて静かに熱は肥大してゆく この身体この顔のまま軽やかに離婚届をもらいに行こう ビルがひとを覆い隠した束の間に生まれた巨大な日陰で暮らす …
もう何重にもからまってやわらかな結び目はまた死んでしまった もういっそ泣いてしまいたいハムよりも絶対わたしベーコンが好き ペッパーに睨まれながらざるそばをすする…
パソコンの光に照らされ恋人が追いかけごっこをしようといった 駆け足で坂を登った身体ごと割けることだけ希望であった あなたには不器用なままいてほしい優しさはすぐ執…
路地裏の暗闇に突然ひかりもうそろぼち、と先輩がいう 来た道を忘れてしまったこの街を離小島で浮遊する午後 踊り場で風を感じる人びとの人びとごとに異なる香り 空想の…
ゆらゆらと瓶は流れて海鳥が一瞬のうち奪っていった 街並みを焼く炎にも訳があり笑うしかない笑うしかない 急いでいる君を横目に3つほど密室殺人解決しました 一兎目が…
萌
2024年10月13日 21:39
眠れない夜には探すてのひらの銀河を守り暮らす技術を外側を削ごうとすれば砂となり指の隙間をこぼれて逃げる日向には命が踊りあたたかな風が世界を抱きしめていた血ではないもので繋がる別々に動く心臓(こころ)が側にある朝無意味だと摘んだ芽をまた手にとって植えてみたよと祝う夕方
2024年10月4日 15:34
毎月、短歌を書いています。日記に書いてあったこと、書いてなかったこと。「ネトフリを遊回してただけだけど良い夜だった」Septemberよりあの人もわたしの一部と思い出す風の香りと住宅の花手を引いて歩いた過去の畦道を忘れてもいい日が沈む前死について考えるほど大人ではない僕たちの柔らかい海身体の全てを使い生きていた路地の片隅生きていた猫真っ暗な海にたゆたう月のよう静かに浮かぶ
2024年9月25日 21:48
2024年9月23日 22:42
反射する顔の向こうの暗闇の生気の渦を溜め込んだ街単語帳ひらく彼の頭上から今にも落ちる寝癖ふたたば「きっともう逃げ出せないね」学生は背中合わせで慰め合った底面は徐々に上がって東京の郊外もまたトーキョーとなり
2024年9月14日 12:44
2024年9月6日 23:02
見逃してほしい星たち的を得た言葉を渡す冷めた暴力みどり色フェンスが囲う駅前に呆れないまま停車する街ひと駅、またひと駅と近づいて酸素は徐々に薄まってゆく今日だけは父の success を手にとりあなたを忘れたようで嬉しいピースから星を生み出すためだけに友達として隣にいたね
2024年8月27日 00:39
青い空、飼い慣らされて暮らす人、ひとりひとつと振り絞る街軽やかにコーヒーカップは跳ね飛んできらきらと舞う砕けると知る日曜に高いだけのフルーツを僕は刻んだ僕の住処で満ち足りることを怖がる幸せになれない星とかないよそんなのたぶん君意図的迷子だって地図非常口星印ついてる
2024年8月20日 22:02
正解にならなくていい経験を手渡して明日、ちゃんと生きてる選択はわからないから賭けてみる迷う権利をもらった今日に淡かった柔らかな日々バスタブの中で全てを平らに変えて
2024年8月15日 00:13
先生は並べと言った僕たちは持ち合わせない廊下を探すすこしシャツが大きいところベルトから漏れ出す布と有り余る好き放課後のどうしようもない気怠さが愛しくなかったわたし、かわいい駅前のマックは更地として生きる忘れたことさえ忘れるだろう同じバスに乗らないことを許される理由ばかりを考えていた数学の時間に寝ない君と目があうこの席を渡すまいとすブレザーを着てきた。八時、少しだけ大人になっ
2024年8月10日 22:42
海原といえない部屋でかもめとし飛んでるような気持ちをまなぶひとりごとのように喋れば君はすぐ会話のように言葉をつむぐ箱詰めのお菓子をくれたあなたから葉書が届く葉月だからとたのしさのピークは食べる前よねとチーズフォンデュの具を並べたり自販機で賭けをしてみる目をつむりカフェオレ缶を出したら勝ちと日記さいきんもつ鍋食べて、明太子入れたらもっとおいしくて、幸せでした
2024年8月5日 15:15
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2024年7月31日 12:11
瞳には映らない風ゆらめいて静かに熱は肥大してゆくこの身体この顔のまま軽やかに離婚届をもらいに行こうビルがひとを覆い隠した束の間に生まれた巨大な日陰で暮らす可愛さを主義とすること土俵には入れるけれど降りられないのビル風に吹かれて坂を登りますただまろやかに傷みをかかえ飛行船を世界の裏に飛ばしますここが裏だと思いもせずに
2024年7月25日 21:34
もう何重にもからまってやわらかな結び目はまた死んでしまったもういっそ泣いてしまいたいハムよりも絶対わたしベーコンが好きペッパーに睨まれながらざるそばをすする今こそ革命のときうつくしい風と下着を送りますだからまるごと明日をちょうだいポケットに詩を隠した理不尽をのらりくらりとかわせるように悪文も良文もない無造作な想いの欠片はただひかりあう檻の中は無色であった檻の外はやさしい色の
2024年7月12日 21:56
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2024年6月27日 11:24
路地裏の暗闇に突然ひかりもうそろぼち、と先輩がいう来た道を忘れてしまったこの街を離小島で浮遊する午後踊り場で風を感じる人びとの人びとごとに異なる香り空想の言葉がひとつ歩きだす瞬間きみは報われるだろう交差点信念ひろういつの日か正解になる響きをもって
2024年6月22日 11:32
ゆらゆらと瓶は流れて海鳥が一瞬のうち奪っていった街並みを焼く炎にも訳があり笑うしかない笑うしかない急いでいる君を横目に3つほど密室殺人解決しました一兎目が捕まらなかった時用の二兎目を常に考えなさいでもこれが最良だとして痛いまま言葉を賭けるあなたに賭けるどうしても理解できない営みに目を背けない君と踊ろうひとつ線の上で戦う心地よさ疑ったままもう降りられない守られる何処にいた