短歌5首、路地裏


路地裏の暗闇に突然ひかりもうそろぼち、と先輩がいう



来た道を忘れてしまったこの街を離小島で浮遊する午後



踊り場で風を感じる人びとの人びとごとに異なる香り



空想の言葉がひとつ歩きだす瞬間きみは報われるだろう



交差点信念ひろういつの日か正解になる響きをもって

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