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男女平等とリーダーシップ
○日本における女性と男性の非対称な構造・男女のマッチングにおける非対称性平成31年度の総務省の人口推計によれば、日本の総人口の男女比は6146万:6486万、つまり女性100人に対し男性が約95人と女性の方が多い構造になっています。しかしこれは平均寿命が大幅に女性の方が長いことに依存しており、15歳~64歳の生産年齢人口で見れば、3811万:3720万と女性100人に対して男性が102人いることに
もっとみるEBPMとGoToトラベル
UCLA助教授の津川友介氏が先般GoToトラベル利用と新型コロナウイルス症状を自覚が相関しているという趣旨の論文を発表しました。同論文は12月16日現在時点で査読を受けておらず、なおかつあくまでこの論文はあくまで自覚症状アンケートの結果に過ぎないことと相関関係を示しただけにすぎず強力な政策決定の準拠にはならないという注釈はつくもの、この論文の与えた影響は大きいものがあったと思います。
例えばこの論
10兆円ファンドに死角はないか?
○初めに2020年10月1日に政府が10兆円規模のファンドを創設し、その運用益を大学の運営資金や若手研究者の待遇改善に充てる構想を来年度の概算要求にもりこむことが報道されました。
これは政府が10兆円を拠出し市場で運用することによって、仮に市場平均である年利3~4%程度のパフォーマンスが出せれば数千億円単位の資金が捻出できることから、これを原資として研究への資本投下を加速させる狙いだと考えられます
学問の自由は生きているか?
一か月ほど前に発足した菅内閣は10月1日付で任命されるはずであった日本学術会議の被推薦者105名のうち6名を任命拒否しました。これに関して学問の自由の干犯だとした論争がにわかに巻き起こっています。
しかし私は残念ながら法律論に関してはとんと疎いため、学問の自由とは何か、というこの問題を語る上で重要な事項を知りません。ただここは一つ、学者の皆さんに同情を寄せたいと思います。
東京工業大学所属の西田