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なりたかった理想の人に、もうなっていたんだなぁ。

今、私の一番関心のあるテーマは

『自分の在り方・生き方』

だと思う。

他にも考えることはたくさんあるし、
日々のタスクも次々とやってくる。

それでも、3人のこどもたちは成長し、
末っ子は来年の4月で小学生になる。

私が付きっきりでお世話をしないといけない期間は抜けたんだ。

だからこそ、今、ゆっくりと改めて「自分の在り方・生き方」という
正解のない壮大なテーマについて考える心の余白を持てているのだと思う。

(っていってもね、元々学生の頃からこういうこと考えて生きてたんだけどさ。なんなら、もう幼稚園の頃から「〇〇ちゃんのママは『わかった』って返事しているけど、本当は嫌なんだろうな…。」ということも、なんとなく察していた子ではあったんだけどね。)


と、前置きが長くなってしまったけれど、
「自分の在り方・生き方」を考える上で描き出す「理想の自分像」。

描いては眺めて、眺めては消して、消しては描いて、描いては…。

その繰り返しだった。


でも、繰り返しの中で、描けるものがだんだんと変わっていった。

想像できる範囲が広がっていった。

選択肢が2択だったのが3択に、3択だったのが4択になり、
気付けば「選択肢は無限にあるし、想定通りになんていかない」という境地に立っている。

無数にある選択肢の中から、自分で選択肢をつくり、選んでいく。

時には人の力も借りて、選択肢を増やしていっている。


私の現状はそういう状態の中で、ふと、こどもたちとの会話で気付かされたことがあった。


「あれ…?私、もう、なりたかった理想の人になれてる…。」


先日、小6の長女が、
「ママに話したいことがあるんだよぉ。」と車に乗るなりに話しかけてきた。

学校から家までの車中で内容を聞くと、
どうやら友達と友達の間で起きたトラブルらしい。

「見てらんない…。でも、間に入って、どっちかの味方をするのも出来ない。どうしたらいいんだろう。」
と、長女は小さくため息をつきながら、嘆いていた。


私は「そっかぁ…。それは切なかったね。(長女)ちゃんの気持ちも、わかるよ。」と返事をしたあとで、

「ママだったらそういう時、△△△って思うんだけど(長女)ちゃんはどう思う?」と聞いた。

長女はしばらく考えた後で、

「私は……」と自分の意見を話してくれた。

そのあとに、

「でも…なんか、ママに話したらちょっと気持ちが落ち着いた!もうちょっと様子見てみる!」と晴れた顔になった。そして、

「ママに話すとね、安心するんだ。」と、はにかんだ。


すると、通りかかった小4の次女も、

「んね~!わかる~!!!安心するよね。私はママが寝る前にぎゅーってしてくれると疲れと嫌なことが全部とんでくよ!」

と、嬉しそうに話してくれた。

次女は、毎晩寝る前になると抱きついてくる。

「ママー…。ぎゅーしてぇ?」とくっついてくるのだ。


「疲れと嫌なことが飛ぶの?(笑)」と私が笑いながら聞くと、

「え!ママが言ったんだよ!!ママがぎゅーってしたら、疲れちゃったのも、今日あった嫌なことも、ぜーんぶ飛んでっちゃうんだからね!って。」
と教えてくれた。

たしかに、こどもたちが小さい時からそう言っていたかもしれない。

(私からの言葉が、しっかり心に残っていたんだなぁ…)と声掛けの大切さを改めて感じた。


そんな会話を、ゲームをしながら聞いていた5歳の息子くんが、
そっと私の右足のふくらはぎに抱きついてきた。

「マーマ!!!僕はママが可愛くてしかたないんだよ。」と足に頬をすりすりしていた。

「だ~いすきっ!!!」と嬉しそうに笑う顔に、お世辞や打算は含まれていそうになかった。
純度100%の大好きを、伝えてくれた気がした。


誰かにとっての、

「安心できる」
「なんでも話せる」
「素が出せる」
「応援されている気持ちになれる」
「存在を思い出すだけで自分を肯定できる気持ちになれる」
「『なんか大丈夫』って思える自信を持てる存在」
「疲れや嫌なことを忘れられる」
「言葉でも、言葉以外でも、癒しの効果がある」
「ハグをしたくなる」
「力になれる」
「大好きって心から想う」
「笑顔を見ると嬉しいって思われる」

そんな存在に、なりたかったんだ。ずっと、ずっと。

でも、もう、なっていたんだね。なれていたんだね。


気付かせてくれてありがとう。


自分にとって大好きで大切な人に、そう思ってもらえる人生を送りたかった。ずっと、ずっと。

でも、もう、送れてたんだね。すでに、送っていたんだね。


ずっと、あったんだね。


与えてくれて、受け取ってくれて、ありがとう。



生まれてきて良かったなぁ。

そんなことを、ふと思った。



そして、

もっと生きていきたいなぁ。

とも思えたんだ。


そんな風に思わせてくれて、ありがとう。


それからね、

せっかく生きるなら、幸せに生きたいなぁ。
せっかく人間に生まれてきたのなら、この愛情をもっと使いたいなぁ。

とも。


この虹を見た時のような幸せを、感動を、感覚を胸に、
私はまた、明日を生きていく。

目の前の大切な人にはもちろんのこと、
必要としている人達に向けて、
自分の愛情を、命を、使っていきたい。


今はまだ抽象的な『自分の在り方・生き方』を、
模索し続けて、こうして言語化していくのもまた、
私の在り方・生き方・楽しみ方なのかもしれないね。


最後まで読んで下さったあなたにも、
ありがとうって伝えたいです。



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