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Mocaの読書感想★

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Mocaが読んだ小説文庫についての読書感想を紹介するマガジンです。 読んだ本もしくは面白かった本の記事を挙げていきます。 宜しくお願いします。
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2021年8月の記事一覧

『火星の人』(アンディ・ウィアー)読書感想

『火星の人』(アンディ・ウィアー)読書感想

タイトル:『火星の人』【新版】
(上巻・下巻)
著者:アンディ・ウィアー
訳:小野田和子
出版社:ハヤカワ文庫SF(早川文庫)
発行年:2015/12/15

映画『オデッセイ』(配給会社:20世紀FOX)の原作文庫本が地元の図書館にあったので借りることにした。
原作名が“The Martian”である。
内容的にはほぼほぼ映画の内容だけれども、カットされている場面もある。
あらすじは下記の[感想

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『よるのばけもの』(住野よる)読書感想

住野よるの作品は殆どが青春物語だけれども、たまには考えれそうな感じの内容がたまたまあった。
読んでみるとなんだかちょっと独特的な感じだった。
感覚的にはまるで雨に濡れたジトジト感が半端なかった。
この作品はいじめを受けられていた自分自身の感情のコンプレックスで、夜に化け物になってしまう話である。
いかにも考えられそうなファンタジー?なのである。

★感想
『君の膵臓が食べたい』の作家である住野よる

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『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー)読書感想

皆のよく知られるモンスター、バンパイア、ドラキュラといったような感じである。

バンパイア=ドラキュラではありません。

ドラキュラっていうのは、伯爵の名前であって、バンパイアっていうのは、吸血鬼っていう意味である。
よく知られるのは、バンパイアに噛まれたら、バンパイアになるっていうこと。
いわゆる、バイオハザード的な感じだ。
ドラキュラのイメージは顔が青白く痩せていて、耳と歯が尖っていて、マント

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『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾)読書感想

今回は『ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)』の読書感想を書こうと思います。
東野圭吾の作品は、作品によっては推理小説で面白いところもあるけれども、たまにはこんな作品はつまらないなぁって思うときもあります。
暇な時に本が読みたいので、わざわざ地元の図書館に行って、東野圭吾の文庫本を借りた。
手に取った文庫本はその作品を読むと、面白くて、心にズキッと刺さるような心に残るような作品だったので、凄く後半の部分

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『終末のフール』(伊坂幸太郎)読書感想

過去の感想なので、ほとんどが覚えていないので、『読書メーター』のMoca(自分自身)の感想レビューを引用。
これは今の時期とこの作品とほとんどが共通している。
人それぞれ混乱から逃れるにはパニックになるのではなく、こういった状況を真剣に受け止め、残りの人生を送るのが一番だ。
SF小説だけれども、読んだあとに心が残るオムニバス作品なのである。
残された時間で、人間はどうやって生きていくのかを哲学的に

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