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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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#レッスン

今のわたしの、ピアノに対する向き合い方

今のわたしの、ピアノに対する向き合い方

練習時間も、努力も足りていません。

何がって、ピアノです。

今日はレッスンだったのだけれど、乏しい練習時間で向かったためにあまり有意義なものではなく(そんなんでも先生は今のわたしにできることを熱心に色々教えてくださったが)、本当に悔しくなった。

自己嫌悪。

でも…悔しいという感情がまだ湧くようでよかった。ピアノ以外では、もう悔しいなんて何に対しても思わないからさ。

先生は「(働きながら捻

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長い期間ご一緒して育てて、愛おしいものにしていく

長い期間ご一緒して育てて、愛おしいものにしていく

 読書は紙派、と以前書いたけれど

楽譜も、レッスンを受けるときは紙派。

「演奏会に持っていくぞ」と意気込んでレッスンへ持っていく曲とは、大体、半年から1年ほどの長いお付き合いになる。その長い期間をかけて、真っ白だった楽譜が育っていくのが愛おしいなぁと思う。

ただ眺めてみたり、言われたことを書き込んだり、色々な場に持ち歩いて端っこが擦れたり濡らしたり(?)、使い込んでくたくたになっていくのがた

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何もしないは最高の何かにつながるということで

何もしないは最高の何かにつながるということで

今日は、久しぶりにゆったりとした自分時間を過ごしたお休みだった。

家に1人というのも久しぶりのことだし、「誰かとの約束が特にない」ということも久しぶりだった。

いや、ピアノのレッスンがあって、レッスンへ行きピアノの先生にはお会いしたので、実際には今日も約束はあったけれど。

はあ。時の流れがゆったりとしていて、のんびりした1日だったなあ。

特になにもないけれど、そんな1日こそ、記録しておこう

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学ぶことはいつだって楽しい

学ぶことはいつだって楽しい

ある一日。

レッスン。

「スクリャービン、楽しくなってきた?」
「まだ楽しくないです!」

というわけで、先生にひとつひとつ教わりながら、なんとか譜読みを進めていく。

今わたしは、わざわざお金を払ってレッスンへ行き、曲作りではなく楽譜の読み方を教わっている。想定外だ。小学校の頃のわたしが今のわたしを見たら笑うだろうな。

でも

「ここは、こういう塊にして読んでいくと、楽に見えてくるよ」

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本音を言う恥ずかしさ

本音を言う恥ずかしさ

ある一日のこと。

ピアノのレッスンへ。
どうぞ、と言われて弾く。

弾き終わると、

「◯◯さんはコンクールでどこまで目指してる?」

と聞かれた。

「え、予選はなんとか通りたい…」

と言ったら、

「そこで終わり?」と。

「いやいや本選は…!(本選通過は無理でしょ…!なんなら予選も無理すぎる…)」

と咄嗟に答えたら、

先生が、

「えっ、◯◯さん全国十分狙えると思うけど。」

って。

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