みずのほとり

健やかな心と身体、智慧と勇気があれば、たいていのことはなんとかなるように思います。 …

みずのほとり

健やかな心と身体、智慧と勇気があれば、たいていのことはなんとかなるように思います。 思ったことをときどき綴っています。

記事一覧

雑談で整う

このご時世なので,時々,オンラインでの雑談会で友人と会います。 国内外,いろいろな場所にいる友人と会えるのはオンラインならでは。 今回は最後に武道の話題で盛り上…

ケアのあれこれ6 多分、ただ受け取ることができていなかったんだと思う

最近、ラッキーだなぁ、ありがたいなぁ、と思うことが増えて、少々理不尽なことがあってもその場を離れれば忘れる、みたいな感じなのですが、これはいったいどういうことな…

生活のあれこれ2 無ければ無いでなんとかなるという話

私の家には電化製品が少ししかありません。 テレビや掃除機、炊飯器や電子レンジ、電気ポットは元々無く、洗濯機と冷蔵庫は最近諸事情で手放しました。 壊れたり使えなく…

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生活のあれこれ1 歩いて引っ越しをしてみたら自分の持ち物の重さを実感した話

最近引っ越しをしたのですが、別の地域で家を探し始めたにもかかわらず、「こういうところがいいなー」という条件で選択肢をしぼっていったら、結局元の家からそれほど遠く…

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ケアのあれこれ5 気付きを向けること

自分のこころとからだを整えるとき、何にどのくらい気付くかということに意識を向けておくと整えやすいことがあります。 例えば、身体の調子が良くないとき、どうしても調…

ケアのあれこれ4 ふれることとふれられること

頭が痛いとき、お腹がいたいとき、転んだとき、ぶつけたとき・・・。なにか調子が悪くなると、無意識にそこに手を当てたり、さすったりしていることに気付きます。 調子が…

ケアのあれこれ3 体を動かしているうちに頭が整理されるという話

考えすぎて疲れたとき、考えをまとめたいときは、昔から動く方がよいタイプです。 学生のときは運動部だったので、放課後に身体をしっかり動かしてました。単純に運動が好…

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ケアのあれこれ2 緊張をゆるめる話

緊張感というものは、活動状況に応じて適度にあった方がよく、なくても過剰でもいまいちなものです。 緊張感がありすぎるとものすごいエネルギーはみなぎるのですが、その…

あたたかさは血液が運んでいるという話

木々の葉が黄色や赤に色づいて自然界は秋の装いとなり、私の住む地域は気付けば手袋が必要な季節になりました。 外気温が下がって手足が冷たいなぁと感じることもしばしば…

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ケアのあれこれ1:呼吸

悩んだとき、困ったとき、落ち込んだとき、焦っているとき、追い詰められたとき・・・。呼吸をする、ということを思い出すようにしています。 呼吸をすることは、私にとっ…

心と身体への信頼

私たちは、生まれたときに身一つで地球に降り立ち、その後、様々なものを手に入れていきます。 皆、洋服を身につけているし、生活の場に物が少ないという人はいても、全く…

健やかさを保つもの

自分が心地よいと感じるものは何か。自分のこころとからだの調子を整えてくれるものはどのようなものか。 これまでを振り返ってみると、時々、自分の衣食住の常識を見直す…

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こころとからだの健康について

ここ何十年か、『こころとからだの健やかさを保つには』ということについて考えて暮らしています。 こころのことは奥深く、からだの構造や仕組みは美しいので、それを知る…

エントロピーの法則とおみくじの話

高校の生物の授業で、先生がエントロピーの法則の話をしたことがありました。 私たちのからだは一人の人間としてまとまりをもって存在しているが、それは生きているからで…

1

肩甲骨の話

背中側、肩の下あたりに肋骨を覆うようにして存在する骨、肩甲骨。 初めてそれを見たときに「なんて美しい形の骨なんだろうか」「こんな形が自然に形成されるんだ」と思い…

筋肉をいたわる

仕事をしたり、歩いたり、走ったり、家事をしたり、食事をしたり。お風呂に入ったり、洗濯をしたり。 一日生きるということは、身体を使うということ。 食べるたり話した…

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雑談で整う

このご時世なので,時々,オンラインでの雑談会で友人と会います。

国内外,いろいろな場所にいる友人と会えるのはオンラインならでは。

今回は最後に武道の話題で盛り上がりました。

私はある合気道の達人の方の演武が好きで,心が荒むような出来事があっても,その人の美しい演武の映像を見ると落ち着くという不思議な体質です。

このような達人と,(質としては全く違うかもしれないけれど)皆同じ数,同じような形

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ケアのあれこれ6 多分、ただ受け取ることができていなかったんだと思う

最近、ラッキーだなぁ、ありがたいなぁ、と思うことが増えて、少々理不尽なことがあってもその場を離れれば忘れる、みたいな感じなのですが、これはいったいどういうことなんだろうなぁと考えてみる機会がありました。

若かりし頃は、理不尽だ・・・と心がすり減ることが多かったけれど、今はそうでもないんだろうか。

いや、そうでもなくない、というか、昔より理不尽な場面は多いかもしれない。

では、なぜに。忘れっぽ

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生活のあれこれ2 無ければ無いでなんとかなるという話

私の家には電化製品が少ししかありません。

テレビや掃除機、炊飯器や電子レンジ、電気ポットは元々無く、洗濯機と冷蔵庫は最近諸事情で手放しました。

壊れたり使えなくなったときに手放して、買わないまま、あるいは買えないまま過ごして今に至る、という状況が多いです。

テレビはもうしばらくありません。古くなって画面に線が入るようになり手放したのですが、その後微妙に忙しかった私は買いに行く機会を逃して今に

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生活のあれこれ1 歩いて引っ越しをしてみたら自分の持ち物の重さを実感した話

最近引っ越しをしたのですが、別の地域で家を探し始めたにもかかわらず、「こういうところがいいなー」という条件で選択肢をしぼっていったら、結局元の家からそれほど遠くない場所への引っ越しとなりました。

しかし、離れていないわりには買い物をする場所が変ったり、歩く場所が変わって新鮮です。行動が変ると気分が変わり、気付きの範囲も変わる。引っ越しっていいなと思います。

引っ越し先を決めた後、それほど遠くな

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ケアのあれこれ5 気付きを向けること

自分のこころとからだを整えるとき、何にどのくらい気付くかということに意識を向けておくと整えやすいことがあります。

例えば、身体の調子が良くないとき、どうしても調子の良くないところに意識を向けがちですが、実は調子の良くないところもあれば、調子がそれほど悪くないところもあったりします。

たとえば病院で診てもらった方がよいときには診てもらうまで、自分で様子をみることができそうなら調子が良くなってくる

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ケアのあれこれ4 ふれることとふれられること

頭が痛いとき、お腹がいたいとき、転んだとき、ぶつけたとき・・・。なにか調子が悪くなると、無意識にそこに手を当てたり、さすったりしていることに気付きます。

調子がよくない場所や怪我をした場所に、誰かが手を当ててくれたという体験が、そうさせるのかもしれません。

今回はしんどいときに手を当てる、ということについて書いてみたいと思います。

自分の手を誰かの身体に当てたとき、相手のしんどい部分の様子を

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ケアのあれこれ3 体を動かしているうちに頭が整理されるという話

考えすぎて疲れたとき、考えをまとめたいときは、昔から動く方がよいタイプです。

学生のときは運動部だったので、放課後に身体をしっかり動かしてました。単純に運動が好きだったからなのですが、勉強とのバランスをよい感じでとれていたと思います。

家では定期試験の勉強に疲れるとよく歯磨きをしてました。単調な動きで飽和した頭の中が整理されていく感じかあるのと、口の中がスッキリするのとがお気に入りでした。

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ケアのあれこれ2 緊張をゆるめる話

緊張感というものは、活動状況に応じて適度にあった方がよく、なくても過剰でもいまいちなものです。

緊張感がありすぎるとものすごいエネルギーはみなぎるのですが、そのエネルギーが状況と比較して過剰であった場合、外に発揮されればやや攻撃的、内に溜め込めば自分の身体を居心地のわるいところにしてしまう可能性があります。かくいう私も緊張しすぎて、自分を守るエネルギーがどんどん産生されたにもかかわらず、それを適

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あたたかさは血液が運んでいるという話

木々の葉が黄色や赤に色づいて自然界は秋の装いとなり、私の住む地域は気付けば手袋が必要な季節になりました。

外気温が下がって手足が冷たいなぁと感じることもしばしばなのですが、仕事帰りの道、寒いにもかかわらず手足があたたかくなった、と感じたことがありました。寒いのに、暖かくなった。理由として思いたることがあり、人間の身体というのは本当におもしろいなぁと思ったので、今日はそれについて書いてみたいと思い

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ケアのあれこれ1:呼吸

悩んだとき、困ったとき、落ち込んだとき、焦っているとき、追い詰められたとき・・・。呼吸をする、ということを思い出すようにしています。

呼吸をすることは、私にとって自分の心と身体を整えるための大切な手段です。

まずは、息をゆっくりはく。しっかりはききってから、吸う。それを繰り返します。ともかく、何か問題ごとがあったとしても、1分間だけでもいいからそれを横において呼吸をします。すると、なんとかなる

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心と身体への信頼

私たちは、生まれたときに身一つで地球に降り立ち、その後、様々なものを手に入れていきます。

皆、洋服を身につけているし、生活の場に物が少ないという人はいても、全く何もないという人はいないのではないでしょうか。

物に囲まれて生きていると、いざ身体の調子がいまいちだとなったとき、身体の調子を整えたり病気を治すには物が必要だと無意識に思ってしまうのも自然な流れなのかもしれません。

しかしながら、私た

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健やかさを保つもの

自分が心地よいと感じるものは何か。自分のこころとからだの調子を整えてくれるものはどのようなものか。

これまでを振り返ってみると、時々、自分の衣食住の常識を見直す時間が訪れるようです。『セルフケア見直し期間』みたいなもので、最近もそういう時期のようです。

必要十分量の衣食住。必要なものを必要なだけ、という考えで不要なものを削ぎ落としていくと、自分に必要なものはそう多くないということに気付きます。

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こころとからだの健康について

ここ何十年か、『こころとからだの健やかさを保つには』ということについて考えて暮らしています。

こころのことは奥深く、からだの構造や仕組みは美しいので、それを知ることや探求することはおもしろいですし、身近な人の病気をきっかけに『こころとからだの健やかさにとって何が本当に役立つのか?』という問いが生まれたことなんかが理由かもしれません。

何十年か先の未来から今を見たとき、今正しいと言われている医療

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エントロピーの法則とおみくじの話

高校の生物の授業で、先生がエントロピーの法則の話をしたことがありました。

私たちのからだは一人の人間としてまとまりをもって存在しているが、それは生きているからで、死んでしまったらそのまとまりはバラバラになる。生命の営みを続けているから一人の人間としてまとまっていられるのであって、その営みを終えれば自然の法則に従っていずれバラバラに、原子や分子に戻るのだ、という話だでした。

秩序があるものや組織

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肩甲骨の話

背中側、肩の下あたりに肋骨を覆うようにして存在する骨、肩甲骨。

初めてそれを見たときに「なんて美しい形の骨なんだろうか」「こんな形が自然に形成されるんだ」と思い、うっとりしてしまいました。

学生として実習に参加していたとき、肩甲骨のありとあらゆる側面のカーブが美しくて指でなぞりながら本当に長い時間肩甲骨を見つめたことを、わりと鮮明に覚えています。

この肩甲骨には肩のあたりを動かす筋肉がたくさ

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筋肉をいたわる

仕事をしたり、歩いたり、走ったり、家事をしたり、食事をしたり。お風呂に入ったり、洗濯をしたり。

一日生きるということは、身体を使うということ。

食べるたり話したりすることに口の周りや舌の筋肉を使ったり、パソコンのキーボードを操作することに腕や指の筋肉を使ったり、モノを見るために目の周りの筋肉を微妙に調整したり。立ったり歩いたりするためにお腹周りの筋肉や背中の筋肉、足の筋肉や肩周りの筋肉をバラン

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