ケアのあれこれ3 体を動かしているうちに頭が整理されるという話

考えすぎて疲れたとき、考えをまとめたいときは、昔から動く方がよいタイプです。

学生のときは運動部だったので、放課後に身体をしっかり動かしてました。単純に運動が好きだったからなのですが、勉強とのバランスをよい感じでとれていたと思います。

家では定期試験の勉強に疲れるとよく歯磨きをしてました。単調な動きで飽和した頭の中が整理されていく感じかあるのと、口の中がスッキリするのとがお気に入りでした。

大学生になると、なかなかの課題量で学ぶ時間が増えて運動量が減りました。このバランスの崩れは惜しかったなぁと思います。もう少し運動していたら、その頃の心身の状態が違っていたかもしれません。でも、勉強の合間で始めた武道は今でも細々続けているし、身体感覚に敏感になって今の身体のメンテナンスにたいそう役立っているので、これはこれで良かったんだなぁと思っています。

もう少し後で始めた長距離走も、よい感じです。始めたばかりの頃は結構真面目に走っていて、大会に出たりもしていましたが、今は時々道路を走るファンランナーです。淡々と同じペースで無理なく走り続けると、考えても考えても答えが出ない無限ループから脱出できるので、私にとっては大変よいツールです。無理しないことが続けるコツで、今は考えを整理したいときや、外の空気を楽しみたい、などなど様々な理由でたまに走ることを楽しんでいます。あ、もちろんマスク的なものを使用して、人のいない時間帯や閑散とした場所を選んでます。

まとまった運動時間をとれていないときは移動のときにひたすら歩くのが、私にとっては良いみたいです。30分~1時間くらい歩くと関節まわりがが柔軟になってくるし、身体が暖まってくるし、呼吸が深まって頭もすっきりしてくるしで、良いことがたくさんあります。最近は、街中のちょっとした紅葉を楽しむことができて、大変風情があります。非常にイイです。

お天気が悪くて外出はちょっと、というときには掃除が効きます。床ふきや窓ふき、台所のお掃除などは身体を動かすのに丁度よいです。しかもきれいになって一石二鳥です。

コツは面倒くさいと思ってもとりあえず開始してしまうこと。人によると思うのですが、私は始めてしまうと完了させたくなるタイプなので、始めてしまえばこっちのものです。ただし始めるまで躊躇しがちなタイプなので、とにかく始めることが大切で、始めるためのエネルギーを多めに使った方がよいタイプです(でないと、ずっとやらずにいてしまう・・・)。

ということで、あまり考えないで動き始めることにしています。例えば動く前にどう動こうかとか、忙しいのに身体なんて動かしてる場合かとか、色々考えてしまうと動けなくなり、悩みへの対処についても石橋を叩いて叩いて壊してしまって渡れない、ということになりかねないので、石橋を叩く前に走って渡りきろう作戦で、勢いをつけて開始してしまう方がよいように思います(あくまで私の場合)。

文武両道、しっかり活動してよく眠る、そういうことが身体も頭もすっきりさせてくれるなぁと思います。

寒くなり、ストーブ前で縮こまりたくなる季節なので、時々この文章を読んで活動のスイッチを入れる助けにしたいと思います。

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