空の体

昔日の月が散って惜しいと思う

神さまはいつも夕暮れ時の夢

晴れた日を青いレターに貼っていた

膕で摑んだボール(或いは月)

空っぽの私ひとりじゃ笑えない

目を瞑るからだ内臓広がって