ジョーカー

私たち人間なんてもうとっくにバグってる

世の中を見回してみると、みんな嘘ばかりついている事に気づく。

自分をいい様に見せる為に自己正当化ばかり。一体何処に本音で語っている人がいるのかと疑問になる。

皆誰も本音を言わない。心の中では全く別の事を考えたり、思っていながら、口ではそれとはまるで違う事を話す。

心の中はつまらなくて、何も面白くないのに、その顔は必死に笑ってる。そういう人間を見るいると、私たちはもう完全にイカれてるとそう思う。

自分に嘘をついて、周りにいい様に振舞う。受けのいい自分を作って、その自分を演じる。それで一体私たちは何を獲得しようとしているのかはなはだ疑問だ。

うそに嘘を重ねて、その嘘で自分を塗り固めていく。嘘で作り上げられたその自分を皆、自分ですと平気な顔をして言う。本当にそんな嘘で塗り固めた自分を自分であると、そう本気で思っているのだろうか?それを自分であると、そう言ってしまっていいのだろうか?

嘘ばかりつく私たちの頭はもう完全にイカれてる。今生きているこの自分は嘘で塗り固められ、自分に都合よく作り上げられた自分なのに、それを自分ですとそう認め生きている。その時点でもう私たちの頭は完全にバグってる。

今ある自分が全てであると思い込み、その自分に対して何の疑問も持とうとはしない。今ある自分を一回も疑おうとはしない。これが本当の自分なんだろうか?と。

私たちは自分に対してそれで本当に誠実に生きているとそう言えるのだろうか?

自分を何も疑う事なく、その嘘で塗り固められたその自分を自分であるとするとき、私たちの精神的成長は止まる。

今ある自分を何も疑う事がない。自分は完全である。だから何も直すところはない。そう言っている人間の脳というのはもう完全にバグってる。

いくらいい顔したって、その頭はもうすでにバグってる。それに気づけない時点で、バグってるその自分の事すら認識できない時点で、私たちの脳はもうすでにバグってる。何にも正常なんかに働いていない。正常に働いている様に見えるだけ、そう見せているだけ。その内側なんて腐りきって何も正常に機能なんてしてはいない。なのに、みんな嘘をつく。そうやって自分の体裁守っている。くだらない世の中。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?