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おだんご
2023年4月9日 22:29
長く長く続く一本道は、先が見えない。来る時には途方もなく感じた距離は、帰りには驚くほどに大したことなく感じる。経験とは、人の感覚を簡単に変える。3月30日の私と、4月1日の私でさえこうも違う。4月1日。三番目の息子の引っ越しを終えて、私達夫婦はその日に自宅への帰路につくことにしていた。朝、3人で近所で美味しいと評判のパンと甘いカフェオレを飲んだ。ただしくは、息子はパ
シオツマ
2022年2月6日 15:49
「サイフを忘れて愉快な…」ことなんて、しょっちゅうだった。ボクの母ちゃんは、ちらし寿司を作って桶ごと冷ましていたら、玄関でピンポンと鳴って「はーい」と足をつっこんだ。テレビの視聴者プレゼントに応募しようと、スーパーのチラシの裏に大事に応募先をメモっても、必ずどこかへ失くした。家に来客があったとき、うっかり犬のご飯を作る鍋でお茶を沸かした。あわてんぼで、おっちょこちょいだ
横山小寿々
2021年8月3日 12:01
『いい子ぶっている』と言われた事があります。急に思い出したのは娘と会話をしていたのがきっかけです。娘が友達に勉強を教えてもらっていた時「もっと毒出していいよ」と言われたらしいのです。「オレら遊びで、死ねって普通に言うよ。おまえ死ね!みたいな。みんなそうだからさ」と言われ「毒って??」娘は戸惑ったようです。そもそも外にいる時も家の中にいると時もそのままで生きている娘は
水彩作家yukko
2019年2月18日 05:11
今日いつもの公園で、息子と初めて手をつないで歩いた。「すべり台のところに行きたい」という気持ちを、指をさしながら「あー」と表現する君。いつもなら抱っこして連れていくのだけど今日は違った。手をつないで歩き出したのだ。歩き出したのはつい1〜2週間前のことだった、つい先日初めの一歩を喜んでいたのに、今日はあんなに遠くのすべり台のところまで行こうとしてるなんて。体を左右に揺らしながら、