マガジンのカバー画像

エッセイ

13
特別で大切な日常はいつも輝いています
運営しているクリエイター

#子育て

ジェンダーバイアス〜親として子供たちに出来ること〜

ジェンダーバイアス〜親として子供たちに出来ること〜

男の子だから、女の子だから。

この言葉の象徴にランドセルが思い浮かぶ私。
約30年前は男の子は黒で女の子は赤が当たり前だったが令和の時代に娘が選んだそれはキャメルという色だった。茶色ではなく少し白が混じってまろやかな雰囲気のオシャレなカラーである。

へえ、キャメルね…

やっぱり定番の赤かなと思っていた私はひと昔まえとは違うからねと口では言いつつ頭はついていかない部分があった。

このように子

もっとみる
適当がちょうどいい、子育て

適当がちょうどいい、子育て

適当っていうのは適度にほどよくやるってことなんだよ

もう何年も前に言われたことを子育てを始めてからよく思い出している。ついあれもこれもと全てを完璧にやろうとしてしまう私にとってハッとする言葉だ。

煮詰まりそうになったら、そうだ適当にやればいいんだと思い出すようにして。

テキトー。テキトー。

そう繰り返し自分に言い聞かせて。

子育ては効率よくいかないことばかりだから、まあいいかで済ませるこ

もっとみる
子離れへ、一歩

子離れへ、一歩

先日、息子が初めてお友達のお家へ1人で遊びに行った。

話の流れでよかったら息子くんだけ遊びに来てねと言われて本人も行きたいとのことだったのでお邪魔することになったのだ。

2年生の春休み。

息子にとっても母親である私にとっても今までと違う一歩を踏み出す日になった気がする。

それは子離れへの1歩だと感じた。

幼児期の息子はとても大人しくてどこへ行っても私にベッタリな子だった。

心配になって

もっとみる
ダメと言われて育った小さな私と向き合って

ダメと言われて育った小さな私と向き合って

ダメと言われたことはなぜこんなにも記憶に残るのだろう。

それはダメ
間違えてはダメ
ダメなものはダメ

頭の中の普段は見えないところにこびりついていて時折思い出してしまう。すると今言われたかのように情景がよみがえって虚無感に支配され焦燥感に煽られる。

ダメな私…
いつからかそう思うようになってしまった。

でも、小さな私と向き合い癒してあげたことでダメなわけがない、自分は自分だからそのままでい

もっとみる
22.5センチの上履き

22.5センチの上履き

上履きを洗い初めて6年目。

最近、小3息子の22.5㎝の上履きが大きく重く感じる。

私の住む地域では保育園は毎週、学校もほぼ毎週の持ち帰りで入園以来の習慣だ。

子供の成長を両手に感じながら平凡な母親である私は、ゴシゴシと、あるいはしみじみと上履きを洗う。

なぜならその単純な作業と共に様々な出来事があったからだった。

17㎝の新品の上履きと共に保育園へ入園。

まだ立って履けずお尻を着いて

もっとみる