2022年6月の記事一覧
藤子・F・不二雄(ミノタウロスの皿)
SFというかブラックユーモアというか社会風刺というか人間風刺というか・・・まあ、そんなものがぎっしり詰った短編集です。
「ドラえもん」の明るい世界とは真逆の世界。
大人になって読むと、ギクッとしてしまう話ばかり。
「劇画・オバQ」
15年ぶりに再会した正ちゃんとオバQ。
オバQは昔のまま変わってないんだけど、正ちゃんはすっかり大人になって奥さんのいるサラリーマン。
ラスト・・・オバQがつぶや
ゆうきまさみ (白暮のクロニクル)
全11巻
漫画は11巻ぐらいがちょうど読みやすい長さだと思いますので、このくらいがいいのですが、ファンとしてはもっと読みたいですね。続編はないのかなあ?
さて、この本ですが装丁が実に綺麗。
デザインもいいし、どの巻も落ち着いた実に綺麗な色だし、カバーを外した表紙もまたいい感じ。
装丁のいい本はそれだけでとっても好きなんだけどね、これは内容も私好みのストーリーで良かったですね。
<現代を生きる吸
あすなひろし (哀しい人々)
(昭和52年~昭和55年発行)
これを初めて読んだのは20代前半だった。
いい作品だな~。と思った。
それから数年に一回程度フト手にとって読んでみる。
自分が歳をとれば取るほど、この作品の「哀しさ」が身にしみてわかってくるように思える。
1巻、表紙カバー折り返し部分の説明文より
ビルの谷間に、ひしめく群衆の中に、哀しみを背負った男と女の影が流れる!
流れる雲に放浪を知り、くりかえす波に倦怠を感
楳図かずお (赤んぼう少女)
(1967年 週刊少女フレンド)
これはリアルタイムで読んでいました。(歳がバレルので計算しないように・・・!)
怖い!実に怖い!!めちゃくちゃ怖い~~~!!!
・・・という印象のみが残っています。
”タマミ”という名前を聞いただけで恐怖を感じていました。(全国の”タマミ”さん、ごめんなさい!)
・・・で、何十年ぶりかに読んだこの作品、怖いより<哀しい>という印象の方が強いですね。
この文庫
望月三起也 (俺の新選組)
これは「ダンダラ新選組」より新しい作品。
土方さんは、より格好よくなってるし、沖田総司は可愛いし、原田がとっても魅力的に描かれている。(因みに5巻の表紙は「原田」)
他の隊員たちも皆いい。
「ワイルド7」の後、少年キングで連載されたもので、
作者が自分なりのキャラクターを作りあげ、いわば、”望月新選組”として書き進めたようだ。
しかし、残念ながら
”ライフワークなる作品にと、つい熱がこもり、あれ
望月峯太郎 (ドラゴンヘッド)
これはいい。とってもいい。
読後感がいい。心地好い読後感に暫し身を浸す快感。
まず、本の装丁がいい。表紙のデザイン、内表紙のデザイン、目次のデザイン、どれも素敵だ。
絵は、ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれないが、妙に「力」とか「重量感」「存在感」のある、いい絵だと思う。
1巻の冒頭部分。
黒ベタのみが1・2ページ。3ページ目に黒ベタに左側、白い文字…パラッ パラ パラ 。ページをめくると一
手塚治虫 (鉄腕アトム:海蛇島の巻)
(昭和28年8月号「少年」付録)(原題:アトム赤道をゆくの巻)
いくら私でもこの作品が掲載された時にはまだ生まれていない。
しかし、この作品は小学生の頃読んだ記憶がある。
たぶん、近所の散髪屋さんで読んだのではないかと思う。
話はそれるが、その近所の散髪屋の名前は「乙女館」。
今ではもう残っていないが、当時でさえ「古いな~」と思っていたぐらいだから、かなり古い建物だったのではないかと思う。(絶
Osamu Tezuka (Black Jack Volume 1)
もう十年以上前になりますが、次女と三女がアメリカ旅行に行ってました。
・・・で彼女達が「お母さん、おみやげ何がいい?」
って聞くので、私は「英語版の日本の漫画が欲しい!」
と言ったのです。
親が子どもに漫画のお土産をねだるなんて・・・変かしら?
彼女達はニューヨークで「ブックオフ」を見つけましてそこで買ってきてくれたのですが、
ニューヨークにも「ブックオフ」ってあるんですね~!
知りませんでした