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物質史・フィジカル

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やば、先生ガチで面白いことやろうとしてる。都知事の給与月1円にするってキャッチコピー笑。この中の天城流の錬堂先生にも習ってた。直に施術をしてもらった。ドクターも習いに来る先生。大いなるものに潰されなければいける!政党立ち上げより近道だ
https://x.com/touyoui/status/1807672220363432425?s=46&t=DmPFEwfkfrjbjvMBEPjwOw

懐かしい昔話

懐かしい昔話

 認知障害が入った老人が昔を懐かしむように、私も同じ心境になった。

懐かしい。

 何故あれほどまで、治療家にこだわってそれを目指していたのだろう。そして自分の能力がわかったとき、それまでかかったお金と時間と労力の全てを捨ててしまった。

いや、今も一応治療家ではある。

持っているのが嫌だった。
何も要らないと思った。

今思えばそれも性(サガ)なのだろう。

 内海聡先生は筑波大出身のドクタ

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シュペーア回想録〈上〉-ナチスの体質はカースト制-

シュペーア回想録〈上〉-ナチスの体質はカースト制-

ナチスの体質

 サイテーである。

 このシステム内部にいる個人は責任もなく、葛藤さえ負わずに済む。ここでは該当しません、存じませんと言われ、たらい回しにされる被害者、そして泣き寝入り。泣き寝入りも受け付ける余地なしだ。部位ごとに機関が変わる産業に似てる。専門性における部門や分野の問題点である。

 シュペーアは獄中で、そんな「システム」に言及していた。テッセノウ教授の理論と相反する、自身が身を

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シュペーア回想録〈上〉-入党〜運命の道-

シュペーア回想録〈上〉-入党〜運命の道-

入党

 ヒトラーの人をひきつける吸引力とはなんだろう。この意識は全世界の国民に宿っている。吸い込まれ巻き取られそうなイメージがある。

運命の別れ道

転機

 ニュルンベルク党大会の会場の図面をヒトラーに手渡す場面だが、シュペーアという個人を初めてヒトラーに認識された刹那の瞬間。

このときのことをヒトラーは覚えていた。
というのが次の場面↓

死の覚悟と死後の計画も抜かりないヒトラー。
彼も

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シュペーア回想録〈上〉-ハインリヒ・テッセノウ-

シュペーア回想録〈上〉-ハインリヒ・テッセノウ-

-ハインリヒ・テッセノウ-

シュペーアの大学の恩師であり、
彼はテッセノウの助手(助教授)だった。

1930年代、既に専門家により国民の思考性は失われていた。ここから現在に至るまで、硫黄を蒔かれ焼かれることなく、一切の知的発言は、一般人には認められないものとなった。専門家が国民の思考をもぎ取ったのだ。

シュペーアなどの専門家であってもしかり。
自身の専門分野以外を考えてはならないのだ。
この

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シュペーアに学ぶ人格構造の形成

シュペーアに学ぶ人格構造の形成

シュペーア「ヒトラーの建築家」こちらの本を読みたかったのだけど、

高価で分厚い「ヒトラーの建築家」を読む前にまず、シュペーアの人物の概念を入れるため、ざっとYouTubeで観て、この「回想録」を読んでからにしろと、娘に指示され、年季の入った本書を手渡される。

では、そのようにしようと思ったのである。

さて、YouTubeでは、彼はブルジョア階級の建築家で資産家の裕福な家庭の息子として生まれた

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アートエクリチュール ルミノーゼ&直進遠近法(不明瞭版)

アートエクリチュール ルミノーゼ&直進遠近法(不明瞭版)

・ヌミノーゼ(聖なるもの)は、ルドルフ・オットーによって洗練されて定義された一方、アカデミズムとしての不足さにも晒されている

・他方、折口信夫は造語を援護する。思うに、造語とは方法であり、言語を解体することで、意味自体、というおそらく、情報と近似するもの、アート性に、直接、触知や効果を為す行為に思う(ひとつ段階を上げれば、霊、という言葉になるだろう。つまり、別分野では、魂、という言葉で呼ばれる)

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アートテーマ 神―聖なるもの(du―numinose)/ドゥーヌミノーゼ1

アートテーマ 神―聖なるもの(du―numinose)/ドゥーヌミノーゼ1

■神聖なるもの

・神―聖なるもの(du―numinose)/ドゥーヌミノーゼ

・聖なるものは、戦慄と魅了を引き起こすが、どこか旧約を解釈なく読んだときの絶対者を想起させる

・それは毛頭解釈不能な、人間を置き去りにするほどの距離であり、人間からの切なる呼びかけ可能性の不可能性を暗示する。それがヌミノーゼの、聖なるもの、の特色のひとつに思われる

・だが、ドウ(Du)、とは、マルティン・ブーバー

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与えられた「項」の豊かさからの超越。

『無の悦び』

日記 虚無さえ活用するということ。神秘的態度とは虚無さえ。そして神"と"

日記 虚無さえ活用するということ。神秘的態度とは虚無さえ。そして神"と"

・詩的ですらないものを求めている。もはや散文か、と認知可能な程度の

・なぜなら、聖なるもの、を追求しているわけであるからして

・聖なるものは、パウル・ティリッヒの述べたように、たとえばそのカタチは空虚であり、内実も無意味なのである

・だが、そこにしか神は訪れない(と、思われる、わたしには、経験的に)

・この世界(宇宙)の恒常的な外側は、神、であろう(少なくとも神学的には)

・神に向かう道

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■言語は社会権力構造の人質論/言語それそのものが、社会権力構造から派生して誕生しているため、言語は必ず社会権力の代理者であり、かつ、権力構造への目配せが自動的に行われている、ということについて(ゆえに、言語的思考は不可能的であり、非言語的思考は神秘的である)

■言語は社会権力構造の人質論/言語それそのものが、社会権力構造から派生して誕生しているため、言語は必ず社会権力の代理者であり、かつ、権力構造への目配せが自動的に行われている、ということについて(ゆえに、言語的思考は不可能的であり、非言語的思考は神秘的である)

・言語は社会から貸与されたものであるときに、言語は常に社会構成のための代理者としての機能を果たし続けることになる(言語自体の構造主義論)

・その場合、このことが言語が常に社会構成に加担しなければならない、ひとつの社会の奴隷であることを意味する(意味というものそれ自体の構造主義論)

・ある真理ないし真実がある場合においても、言語は必ず社会構成に気を配り、その真理ないし真実が、社会構成を脅かす場合

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