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精神疾患に漢方薬はどうだろう? | 「加味逍遙散」を飲んでみた

こんにちは、みつまめです。
3年前に適応障害で休職し、その時以降抗精神病薬を飲み続けています。

転職をきっかけにクリニックも転院し、新しい病院で減薬・断薬を目指し漢方薬を処方してもらっています。

前回の受診でPMDDっぽい症状があることを相談し、半年間飲んできた「柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)」から、「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」に切り替えてみることになりました。

約2ヶ月飲み続け、月経サイクルも2巡したので、新しい漢方薬はどうだったか?について記録しておきます。


これまでの漢方とのお付き合い

漢方については、ドラッグストアで購入できるものを個人的に試していました。
(前のクリニックで相談していたのにまったく取り合ってもらえなかったので)

その後クリニックを転院し、「柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)」を処方してもらいました。
体を温め、睡眠の質改善を目指す目的です。
確かに睡眠の質は改善されているようで、気分の波も割と安定していました。

ところが、受診前月のPMS期、明らかにメンタルが不安定になりました。
人がこそこそ話す声が気になる、不安感が強いなど負のスパイラル。
そこで、先生に相談して漢方を変えてみることになりました。

詳しくは過去記事にまとめてあります

漢方「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」について

私が今処方されているのは「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」

実はnoteで実際に飲んでいる方の記事を読んで試してみたくなり、先生にお願いし処方してもらいました。

クラシエやツムラの解説によると、女性のホルモンバランスの乱れからくる諸症状に使われるらしく、PMSや更年期障害の治療でよく処方される漢方なのだそうです。

精神症状にも、自律神経症状にも幅広く効く処方のようです。

女性のホルモンバランスの乱れによるイライラや不眠症、冷え症など、原因のはっきりしない「不定愁訴」によく用いられる漢方薬です。生理周期や更年期に不調を感じる方に適しています。

ツムラ「加味逍遙散」

また、「加味逍遙散」は更年期・PMSでの「3大漢方薬」のなかでも、精神症状が主体の時に効果が期待されるようです。

下記サイトの「3大漢方」の違いがわかりやすかったです。

※婦人病に効く3大漢方薬は「加味逍遥散」「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸」の3つ。
当帰芍薬散は妊娠中に飲んでいました。(不正出血があり、流産を防止する目的)
先生は今回「加味逍遙散」と「桂枝茯苓丸」のどちらを出すか迷っていたようですが、不安が強いならこっちかなぁ…と調べながら処方してくださいました。

自分でも調べてみた感じ、「桂枝茯苓丸」はイライラの方に効くらしい。

「加味逍遙散」を2ヶ月飲んでみた感想

体調面

  • 2巡めのPMS期、身体の症状は明らかに改善。特に頭痛とめまいはほぼなかった。

  • 生理中の身体の症状は、1巡目、2巡目とも軽かった気が。特に生理痛が軽かったのが嬉しい。(酷いときはうずくまって歩けないくらい痛むことがある)

精神面

  • 月経サイクル1巡目は、ザワザワするような、うっすら不安な感じあり。(ただし、飲み始めたばかりの時期だったので仕方ないのかも)

  • 2巡目はいつもと比べてかなり安定していた気が。仕事では部署に新入社員が入り大きめな変化があったものの、特に落ち込みや不安感はなし。

睡眠

  • 「柴胡桂枝湯」を飲んでいたときと比較すると寝付きはやや悪くなり、途中起きてしまうことも何度かあった。

  • PMS期〜生理中はやたら眠くなるタイプなので、その時期はいつも通り。

※PMSの眠気のせいで、抗精神病薬の服薬忘れをやらかしました。


気になっていること

  • 寝付きや途中起きてしまうのは気になるけど、PMS〜生理中の2週間で猛烈な眠気に襲われるので、睡眠時間としてはトントンになっている…のか?許容してよい範囲なのか?

  • PMS期にメンタルが安定していた理由は、漢方薬が効いただけか?他の要因はなかったか?

  • PMS、生理期間以外の不安感の強さやざわざわする感じが気になった。仕事も休日も考えることが多かったが、睡眠の質が低下した影響もあるのか?

味に難あり「加味逍遙散」

なお加味逍遙散、飲み込めないほどまずいわけではないけど、飲むには少し気合が要る味です。
薬草味と言ったらいいのか、「漢方薬」と言ってイメージする味と言ったらいいのか。

慣れてしまっていまは平気ですが、初めて飲んだ時は不味くてびっくりしました。笑


2種類飲んでみることになりました

2ヶ月飲んでみて良かった面と、気になることを受診時に相談してみました。
結果として「加味逍遙散」に加え、前に飲んでいた「柴胡桂枝湯」も飲んでみることになりました。

加味逍遙散と柴胡桂枝湯は一部生薬がかぶる為、先生も少々迷っている様子でしたが、体力は問題ないし、大丈夫だろうとのこと。
(漢方の判断基準に「体力」があります。市販のものにも「体力中程度の人向け」とか書いてあります。)

今回の受診で新たに抗精神病薬も追加になっているため、漢方薬2種類併用してどうだったか?はまた時間が経ってから記事にできればと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

これまでの実験・考察などの記録

転院の経緯・抗精神病薬関連

睡眠の質改善関連

公開順に並べてあります。
実験の過程が知りたい方は上から順番にどうぞ。
ピンポイントで気になるテーマがあればお好きなものをビュッフェ形式がおすすめ。


生きづらさ解消に向けての考察や実験など


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