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沖縄出身のフランス在住です。仕事のこと、子育てなど、自由に書いていきたいと思いのnoteをはじめました。

マガジン

  • ギフテッド研究関連

最近の記事

15歳で大学試験合格

だいぶ前の話になるが、昨年の6月、息子の学校の課外授業は近くの森で秘密基地をみんなで作る。だった。 ほぼ1週間、毎日森に行き秘密基地建築にいそしむ。 聞いただけで楽しそう。 実際子供たちはそれこそ森を走り回りながら一日を過ごし楽しそうだった。 この課外授業、父兄が順番に付き添いをするのだが、私が付き添いに参加した日に同様に付き添いに参加していたお母さんの一人と移動中話が弾んだ。 息子の行っている学校は日本でいうところのフリースクールみたいなところでここで学んでいる子供

    • 読みたくない息子

      私が出会ったギフテッドには大きく二派に分かれると感じています。 早くに読み書きができるようになりとにかく本が好きで暇さえあれば読書にふけるタイプ。フランスの小学校で飛び級するのはこのタイプ。すごく賢いが意外にもに数学系が苦手だったりする。 読むのは大嫌い(もしくは読みづらい?)できることなら読みたくない。けどぶっ飛んだレベルでの数学、プログラミング、物理のセンスと熱意を持っているが学校では「地頭はいいけどできるだけ読まずにおこうとしているため努力をしないなまけ者」と先生に

      • 日本のギフテッドの教育について

        ABEMAをよく見るんですが、最近ギフテッド関連の特集があったりして日本でも関心が高まってきてるのを感じます ↑の議論ですが、やっぱり素人ではギフテッド見分けると難しい場合多いと思います。 親である私でさえ子供がまだ十分アウトプットできない幼少期は精神遅延を疑ってたくらいなので。 IQテストスコアを必要条件にするべきではないけど一つの指標として使うことは有効な手段だと思うのでこれを使わずに担任の先生に判断ゆだねるというのは結構無理あると思うなー。  ただ、ギフテッド(

        • 夫もギフテッド

          夫はフランス人です。フランス人の夫とはギフテッドである息子の教育方法についてよく話し合います。 息子を育てるのは一筋縄ではいかないし、一般的に育児本は役に立たなかったけれど、幸い夫は息子の心理を「お前は神か!!」というくらい理解してくれたおかげで今の比較的平和な毎日があると思ってます。 そう、夫もギフテッドなんです。 もうそれは息子以上にいい意味でも悪い意味でも天才肌なんです。 いい意味というのは異常なほどの記憶力。もう資料等の記憶力は写真レベル。アラフィフなのに老化しない

        15歳で大学試験合格

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        • ギフテッド研究関連
          2本

        記事

          息子は両生類。

          最近、息子のギフテッド特性を知らない方に説明するのに気に入っている表現があって、それは ウチの息子は陸上生物の社会で生きる両生類みたいなもんなんです、 というものです。 本当にそんな感じなんです。 どういうことかというと、息子は陸上生物(=一般的な人間)の社会の中で生きることはできる、しかし近くに水場(逃避スペース)がないとあっという間に干からびてしまう。 陸上生物にも水辺も必要だけどそれこそ水を飲んだり、水浴びする程度で十分。しかし両生類である息子は定期的にしっかり、

          息子は両生類。

          ギフティッドというラベル

          息子がギフテッドであるということはできるだけ周りに伝えるようにしている。 というのも、息子がギフテッドとわかって以来、初めはギフテッドの誤解から下手に嫉妬されても嫌だったのでできるだけ言わないようにしていた。 しかし、そうすると息子の持っているポテンシャル以上に変人ぶりばかりが目立つようでかえって誤解されたりで息子が伸び伸びと過ごせる環境が作りにくいと実感し、できるだけ言うようになった。 言い出したころはマウントを周りにかけていると思われているんじゃないかという思いもあり

          ギフティッドというラベル

          ギフテッドは遺伝か?パート2

          夫の30年来の仲間、Atari 8ビット・コンピュータプログラミングチームの懇親会があった。 夫は10代のころ、それこそIT黎明期からプログラミングにはまった人間で、彼の近しい友人もほぼ全員プログラミングでデモ制作をを趣味にしていた人ばかり。 彼らのAtari 8ビット・コンピュータを使用したデモ(コンピューターグラフィック)制作チームは世界大会(ニッチだけどね)で何度も優勝している。 そんな人たちの久しぶりの懇親会はアラフィフのおっさんたちの集まり。 話の内容が専門的

          ギフテッドは遺伝か?パート2

          ギフテッド特性②過興奮性

          過興奮性。これはギフテッド特性①完璧主義に並ぶ、典型的なギフテッドの特性のようです。 私は息子が6歳の時にIQテストを実施した心理士からギフテッドの可能性があると言われたとき思い当たる節はあるものの本人があまりにも稚拙な部分が多すぎてあまり信じることが出来ませんでした。 しかし、この本→わが子がギフテッドかもしれないと思ったらを読んで自分の息子がやはりギフテッドであるとの結論に至った一番大きな理由の一つがこの「過興奮性」がばっちり当てはまったことでした。 過興奮性という

          ギフテッド特性②過興奮性

          ギフテッドは遺伝か?

          一概には言えないと思います、が、少なくともウチの場合は遺伝要素を強く感じます。 今回の記事の上記に掲載した書籍 わが子がギフテッドかもしれないと思ったら を読んだことで単なる「かしこ」ではない「ギフテッド」とは何ぞや、が分かったことで実は私の家族、そして夫の家族がかなりの高確率でギフテッドの人間がいることに気が付きました。 そのことを今回は書きたいと思います。 まず、私の夫でいうとIQテストを受けていませんが明らかにギフテッドのカテゴリーだと思います。というのも記憶

          ギフテッドは遺伝か?

          2Eギフテッドの息子と学校教育

          息子はギフテッドですがディスレクシアです。 ギフテッドでありながら発達障害、学習障害を持つ人のことを2E(二重に特別な)と呼ぶらしいです。 ギフテッドで学習障害?どういうこと?といわれてしまいそうだけどギフテッドはいわゆる学校の中の優等生であるとは限りません。 むしろ学習に困難を抱える子も多かったりするそうです。フランスでは実にギフテッドの1/3が学校の勉強、生活に問題をかかえているそうです。 どっかで聞いた話ですが(適当ですみません)人は対話する場合双方のIQが20

          2Eギフテッドの息子と学校教育

          フランスのギフテッド教育事情

          遅れてます。というか公教育ではほぼ全く行われていません。 唯一あるのは飛び級させるということぐらいだと思います。 とはいえ、ギフテッドの存在(定義)はだいぶ前からあるみたいで40代の方で子供のころ検査でギフテッドと診断された等の話を聞いたことがあって、それも、その後公の機関からそのことに関して何かしてもらったわけではなかったとのことでした。おそらく学校の先生が子供を把握するための特記事項に記載されているかもしれません。 ギフテッド教育は欧米では進んでいる、という話をよく

          フランスのギフテッド教育事情

          ギフテッド特性①完璧主義

          この特性にどれだけてこずったことか。。。 完璧主義という特性はギフテッドの人が持つ典型的な性格特性の一つであることは息子が6歳の特に診断を受けてから知ったことなのだが、そういうことを知るずっと前から、それこそ2歳児くらいから息子の完璧主義は炸裂していた。 まず、幼児が完璧に何かをこなすことは不可能なのだがまだ幼児である本人がそれに納得できない。2歳児のころはうまくできないことを前にして癇癪起こすとこれもまたギフテッドの特性である過興奮性も合わさってそれはそれはこの世の終わ

          ギフテッド特性①完璧主義

          過集中する息子

          将棋の藤井聡太さんが幼稚園の時、画用紙でハートバッグを作るのにはまって没頭した結果、100個以上作ったという話があるけど、これを聞くとさすが藤井さんは違うね~なんて思うと思います。 もちろんそこまで没頭する能力、過集中できるのがすごいのは間違いないのですが、それ以上にその没頭する行為に対して大人たちが見守っていたということにギフテッドの子の親として本当に感心します。 過集中、それは常人の集中力を超えた集中です。 なので傍から見ると異常な状態に、中毒的に見えることもあるの

          過集中する息子

          ボクのことば

          息子がギフテッドであることがわかる前、私は母親として混乱と不安の中にいた。 育児本通りではない息子。2歳前の重度の胃腸炎をきっかけに始まった過度な偏食と言葉の遅れ。そして通常幼児が観るようなアニメ番組ではなく理解しているのかわからないが大人向けの宇宙関連のドキュメンタリーを見る息子。なのもかもが年齢不相応。すごいレベルのものを好んだりできたりすると思えば、遅れている部分もある。 賢いのか遅れているのかよくわからない。 そんなとき親としてはやはり心配な面ばかりに注視するよ

          ボクのことば

          息子がギフテッドでした (その2)

          とりあえず、息子は優等生ではありません。むしろ独特な感性と行動、そして興味のない科目は完全に上の空状態なのでクラスを乱すような問題行動はないもののできることとできないことの差が激しいです。 実際、IQテストでも5つのカテゴリー(空間認識能力、物事の法則性を見つけ出す能力、言語能力、ワーキングメモリー)の最大値と最小値の差が40近くあるのでまさに能力に圧倒的な凸凹があります。 不思議なもんで、親として今まで息子の心配な部分だけが気になって彼の特化した能力についてはあまり認識

          息子がギフテッドでした (その2)

          息子がギフテッドでした。(その1)

          世の中の子育てをされている親御さんならば一度は「子供を天才にするための○○」みたいな、育児本やノウハウ本を目にしたり、手にしたりしたことがあると思います。かくいう私も数冊読んだクチです。その延長で、実際に天才といわれているお子さんのブログやら、経験をまとめた書籍を手に取ったりしているうちに「どうやら、世の中にはギフテッドといわれる、」生まれついて標準よりはるかに知能の高い子供が存在するらしい」ということを知りました。 ギフテッドとはざっくり言うとIQテストで数値が130以上

          息子がギフテッドでした。(その1)