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ギフテッドは遺伝か?

一概には言えないと思います、が、少なくともウチの場合は遺伝要素を強く感じます。

今回の記事の上記に掲載した書籍

わが子がギフテッドかもしれないと思ったら

を読んだことで単なる「かしこ」ではない「ギフテッド」とは何ぞや、が分かったことで実は私の家族、そして夫の家族がかなりの高確率でギフテッドの人間がいることに気が付きました。

そのことを今回は書きたいと思います。

まず、私の夫でいうとIQテストを受けていませんが明らかにギフテッドのカテゴリーだと思います。というのも記憶力が尋常ではなくあるのと、理系も文系も強い英才タイプで、グランゼコール時代から始めた日本語を数年後には1級を取得、私より漢字は詳しいです。ちっぽけな器の凡人の私はそこがむかつくので夫の知らない沖縄の方言で対応して言語の優位性をなんとか保っています。(笑)

そして特筆すべきは私の母、というか職業は介護ヘルパーという決して華やかな、エリート的職ではなりませんがこの人はギフテッドのカテゴリーの中でも高いIQを持ったギフテッドではないかと思います。

まず、そのことに気づいたのは私ではなく夫でした。

それは私の息子とプラレールで遊んでいた母が何の気なしに作った線路が単純な思考では到底できない入り組んだ経路だったらしく(私は気づかなかった (笑)夫に「あなたのお母さんは普通の知能ではないよ」と何年も前に指摘されていました。

確かに、母は折り紙にの完成品を見ただけで折り方を見つけ出したり、編み物も基礎だけ習得すると複雑な網模様も見ただけで「想像で」編むことができ、出来上がったものは巷に売られているようなクオリティーです。

絵もまるで写真のように書くことが出来、服なども見ただけでまるで一筆書きのようにパターンを書いてしまいます。

母曰く、「よく見たらわかるでしょ」で、本人自身はこのことがわからないことが理解できないようでした。

また、小学校のころから「なんで答えがすでに存在している問題を解かなければいけないの?私はまだ答えの見つかってない問題を解きたい」思っていた子供時代だったようです。

私はそれを日常で見ていたのでそれが特別ということに気づかすにむしろそれができない自分(←立体がわからない、把握できない人)「バカ」なんだと思ってたし、母も私のあまりの不器用さに障害を持っているのではないかと疑っていました。

今回の息子の診断後、いろいろギフテッドについて勉強していくうちに母はギフテッドで特別だったんだと納得できて実は私自身が救われた気持ちになりました。

そして、母の人生を見ることでギフテッドの弱点もよく見えたことは今後息子を育てるうえで参考になるなと思いました。以下にまとめてみました。

・人間関係

というのも、こんなにいろいろできるのに、できている自覚がない、というかできないことが理解できないためにそうでない一般的な人たちとの共感性が低く、どうしても「上から言っているように」聞こえてしまい友達がいない、もしくはできにくいと思います。母には親友と呼べる人はいませんし、本を読むのが一番好きなので引きこもりがちです。

・完璧主義の弊害

自分が作るもに関して異常なほどに完璧主義。そのため少しでも気にいらない部分があると全部やり直さなければ気が済まないか、そのままにすると吐き気まで起こすような人です。なので本人の中に基準があるものや事は、その点において他人の意見を絶対に聞くことが出来ません。

・環境の大事さ

また、母が生まれた時代、場所、環境のために、彼女の才能を生かすチャンスがなかったため、大きな可能性があったにも関わらずそれをモノにできませんでした。終戦直前の極貧の沖縄、しかも男尊女卑の強い沖縄で女で生まれ、彼女の才能を見出してくる師に出会うような環境になかったことで相応の職に就くチャンスを得ることはできませんでした。

上記の三つの中でもやっぱり環境は大事だろうな~としみじみ思います。

環境が母の可能性を引き出し生かすようなことが出来たら、似たような人々との交流が生まれたりして完璧主義的側面も緩和されたのではと思ったりもします。私自身このような母に育てられて大きな衝突が何度もあり実は今も距離を置いています。理由は「ここ10年以上、私の意見に耳を一切かさなかった」ことです。

息子同様めんどくさい人です(笑)

ギフテッドだからと言って、優等生になるとは限らないし、成功するとも限らない。いやむしろもろ刃の剣的な特性。

ただ、一点一般的な人より有利なのは確実にゲームチェンジャーの資質があるとゆうこと。そう、そもそも枠から外れているんですから。

そんな人たちが周りにいる環境に育ったからこそ変わっている人(アーティスト)のサポートをする仕事が楽しいと思えるように私はなったのかもしれません。



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